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【マルタ留学】ビザ情報と取得方法を完全攻略 – 2025年版

更新日: 2025年3月30日

温暖な気候と、ヨーロッパのなかでも留学費用が抑えられる点が魅力のマルタ。近年注目を集めているマルタへの留学を考えている方にとって、気になるポイントの一つがビザ(査証)ですよね。留学について検索していると、一度はビザという言葉を目にしたことがあると思います。今回はマルタ留学に関するビザ情報、またその取得方法について解説します。

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3ヶ月(90日)以内の留学ならビザは不要▼ 
3ヶ月(91日)以上の留学の場合は学生ビザが必要▼ 
まとめ▼ 

3ヶ月(90日)以内の留学ならビザは不要


そもそもビザ(査証)は海外の国に入国するための許可証のことです。日本は世界的に信用度が高い国であることから、ビザを提示せずに入国できる国がたくさんあります。マルタはそのビザ申請が必要がない国の一つです。マルタでの滞在が90日以内である場合、ビザを取得することなく入国し、滞在することが可能です。

観光ビザで参加できる短期留学について詳しくはこちら

90日以内ならビザがいらない理由 – シェンゲン協定とは

マルタにビザを取得することなく入国できるのは、マルタがシェンゲン協定国の一つであることが理由です。シェンゲン協定とは加盟しているヨーロッパの国家間において、出入国審査なしで国境を自由に往来できることを定めた協定です。現在、フランス、イタリア、ポルトガル、スペインなど26か国が加盟しています。マルタを含むシェンゲン協定加盟国では、日本のパスポートを持っている人はシェンゲンビザ(短期訪問ビザ)の取得が免除されています。

シェンゲン協定の注意事項

シェンゲン協定加盟国での無査証での滞在は「あらゆる180日間における最長90日」となるため注意が必要です。これは任意の基準の日からさかのぼって180日の間に、累積で90日を超えて滞在することはできないということを意味します。例えば、マルタ留学直後にフランスに10日間旅行する場合、ビザ手続きなしでマルタに滞在できる期間は最大80日間ということです。また利用するパスポートが過去10年以内に発行されていること、有効期間がシェンゲン加盟国から出る予定の日から数えて少なくとも3か月以上残っていることという条件があります。

注意点はあるものの、面倒なビザ申請手続きをしたり申請費用をかけたりせずに渡航できるのが、マルタ留学の魅力の一つといえます。

シェンゲン協定加盟国・26か国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク

参照:マルタビザ・大使館申請

3ヶ月(91日)以上の留学の場合は学生ビザが必要


2024年5月より、91日(約3ヶ月)以上、マルタに留学する場合、学生ビザ(長期滞在ビザ)申請を日本出発前に行うこととなりました。申請からビザ発行まで2ヶ月間ほど要するため、余裕を持って手続きを行えるよう準備を進めましょう。

ここからは学生ビザの取得方法について紹介いたします。
※ビザに関する情報は予告なく変更となる場合があります。ビザ申請時には必ず最新情報を確認の上、手続きを進めるようにしましょう。
参照:マルタ留学、2024年3月1日入国分より、3ヶ月以上の滞在の場合は学生ビザが必要に

学生ビザが必要な長期 語学留学について詳しくはこちら

ビザ申請に必要な書類

1.留学先の学校に発行してもらう書類
・学校への入学許可証
・学費の支払い完了証明書(領収書)
・マルタでの滞在先証明書(マルタでの滞在先を予約していることを証明できるもの)
※滞在先をご自身で手配する場合には、予約証明書や賃貸契約書、家主に記入・署名してもらった”Rental Declaration Form”が必要です。

2.ご自身で用意が必要な書類
・留学資金の入った銀行口座の英文残高証明書
 金額は、留学の全期間をカバーできる分(目安:マルタの最低賃金×75%×滞在月)が必要です。
 例) 学校に滞在先を依頼する場合:発行日から留学終了日までの期間(日)×18~23ユーロ
・海外旅行傷害保険の英文付保証明書(最低30,000ユーロ以上。留学期間すべてをカバーしていること)
・有効なパスポートと全ページのコピー(少なくとも3ページの空白があり、有効期限がコース期間+12ヶ月以上あるもの)
・ビザ申請用紙と個人情報に関する同意書
 National(D)Visa Application
 General Data Protection Regulation Form
・予約済みの往復航空券
 到着はコース開始日の2週間前以内、出国はコース終了後7日以内であること
 ※留学期間6か月以上の場合は、復路チケットの購入は任意
・顔写真(パスポートサイズ 1枚)
・未成年の場合、出生証明書(英文)、家族手帳両親または法定後見人の承認書、両親または法的保護者のパスポートのデータ
・ビザ発行手数料 100〜150ユーロ
・ビザ申請の予約完了時にメールで送られてくる”Appointment Letter”

学生ビザ申請プロセスについて

ビザ申請は、留学期間開始の6か月前から可能です。

1.留学プログラムに申し込み手続きを行う
2.留学エージェントより希望の学校に出願手続きを行う
3.学費、滞在費などの支払い → 学校が入学許可証や予約確認票などの書類を発行
4.VFS(ビザ申請センター)オフィスにビザ申請日の予約
※予約は、Central Visa Unit(セントラルビザユニット)のサイトにて、日本のVFSオフィス※を探し、”Application link”をクリックしサインイン、手続きを行う。
5.ビザ申請手続き
6.ビザ審査結果の受け取り・渡航
7.ビザの受け取り マルタ現地のビザ局へパスポートを持参し、ビザスタンプを受け取ります。

学生ビザ申請手続きは「VFS東京オフィス(ビザ申請センター)」で行う
開館時間:月曜日から金曜日 08:00 – 14:00
所在地:合同会社VFSサービシズ・ジャパン 東京都中央区築地5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス8F
WEB:https://visa.vfsglobal.com/jpn/ja/gbr/attend-centre/tokyo

マルタ留学中、アルバイトは可能?

学生ビザを取得することでマルタで就労することができるようになります。ただし以下の通り条件があります。

学生ビザでアルバイトをするための条件
・マルタでの滞在が3ヶ月を超えていること
・就労時間が週20時間までであること
・就労許可申請を行うこと
・就労許可申請費用280.50 ユーロ(約4万円)を支払うこと
・申請時に就労先が決まっていること

就労許可を得るために必要なもの

就労を開始するには、以下のように、雇用主から様々な書類を提出してもらう必要があります。

就労許可を得るために必要なもの
・雇用契約書
・雇用主が署名・捺印した仕事内容を記載した書類
・雇用契約書(給与、仕事内容、雇用期間、住所など)
・履歴書(従業員と雇用主の署名入りの書類)
・許可期間中の保険加入を証明する書類
・資格証明書、証明書、経験証明書、関連する推薦状、証言など、必要と判断された書類

就労許可を得る前に就労先を決める必要があること、就労先に様々な書類を準備してもらわなければならないこと、また、週20時間という就労制限があることなど、マルタでのアルバイトにはいくつかのハードルがあります。ここまで様々な手続きが必要にもかかわらず、マルタの最低月収は約961ユーロ(月15〜16円程度)と、ヨーロッパのなかでもかなり低い水準です。申請手続きから実際に許可が出るまで2ヶ月程度かかることも考慮すると、マルタでアルバイトをするメリットはあまりないと言わざるを得ません。それでも働いてみたいという方は、早めに学生ビザの申請や就労先の確保、就労手続きを進めましょう。
参照:TRADING ECONOMICS

まとめ

いかがでしょうか。マルタは90日以内であればビザ申請をすることなく留学できるということがお分かりいただけたかと思います。
マルタは東京23区の約半分という小さい国のうえ、リゾート地のためあまり大きな都市はありません。3ヶ月以上の長期留学を希望している方にとっては、途中で物足りなく感じてしまう可能性があります。3ヶ月以内の短期留学の方が、より楽しく充実した時間を過ごせるでしょう。
マルタ留学の詳細が知りたいという方はワールドアベニューまでお問い合わせください。

なお、当記事は2025年2月時点の情報となります。必ず最新情報をご確認いただきますようお願いいたします。

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