このサイトは分析と改善のためにCookieを利用します。詳細はこちら

【完全版】オーストラリア MBA留学
概要・費用・特徴・人気の理由を徹底解説

– MBA 留学とは –

海外大学院のMBA (Master of Business Administration)は、国内外の経営管理やコンサルティング、ファイナンス部門へ就職・転職するために重視される卒業資格です。MBAはその名の通り、大学院の修士課程にあたります。コース期間はフルタイムで1年〜2年に渡り、各大学院によってコースの特色は異なります。

日本でもMBAが学べる大学院はありますが、欧米やアジアのMBAの方がレベルも高くグローバルな環境で学べるため、海外を相手にビジネスをしていきたいという方は海外MBA取得を検討されています。世界で活躍するビジネスパーソンにとって必須のスキルである英語でMBAの授業を受け、英語を使って世界中から集うクラスメイトとディスカッションする経験を積めるという点も、日本国内よりも海外でのMBAに人気がある理由となっています。

  • 1
  • MBA 留学で得られるメリット

MBAはビジネスにおける最高峰の学位であり、ビジネスエリートへのパスポートなどと呼ばれます。
実際、三菱商事株式会社での事業チームリーダーから株式会社ローソンでの代表取締役社長執行役員、その後、サントリーホールディングス株式会社での代表取締役社長を勤める新浪剛史氏や楽天の創業者で、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏など日本社会で活躍する方々にも多くの海外 MBAホルダーが存在します。

一方で、MBAは時間とお金の無駄だといいきる人々もいます。もちろん、MBAはビジネスにおいて万能薬になるわけでも成功の方程式を提供してくれるわけでもなく、また医師免許や弁護士資格などの国家資格や業務独占資格と異なり、MBAがなければできないことがあるわけではありません。当然、ビジネスプロフェッショナルはその結果をもって評価されることが万国共通であり、MBA資格自体が評価対象になるわけではないのです。

では、MBA取得におけるメリットとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

MBA取得におけるメリットは大きくわけて2つあります。

1.経営資源に関する知識を体系的に短期間で習得できる

2.幅広い人脈形成の機会を得られる

経営資源に関する知識を体系的に短期間で習得できる

MBAというと、以前は、外資系やグローバル企業、積極的に海外進出を手掛ける大手企業の社員(30代、40代)が、今後、幹部となることを見据え取得するものというイメージが強かったかもしれません。しかし、近年は、20代・30代という若い世代、且つ、ベンチャー企業や中小企業勤務の方、また医師や看護師、弁護士や会計士、他にもNPO法人で活動する人々など、多種多様な職業の方からも注目が集まっています。

彼ら彼女らがMBA取得を希望する動機やきっかけは、起業や転職、希望部門への異動、経営者としてのレベルアップなどだけではなく、現在働いている会社や業界に変革をもたらしたいなど、さまざまなものがあります。これは、たとえ自身が医療やITなどの専門分野で働く立場だったとしても、経営の視点を持つことが、組織の利益、ひいては組織存続において、いかに重要かということを人々が気づき始めたことに起因すると考えられます。

MBAでは「人事組織」「マーケティング・戦略」「会計・財務」の3領域、つまり、経営資源の3要素に関する知識を体系的に学びます。これらの知識やスキルは、通常、何百冊ものビジネス書を読み込み、実践し、失敗と成功を繰り返し初めて得られるものばかりです。若手ビジネスマンにおいて、また医療関係やIT、エンジニアなど専門職種の方々にとって、わずか1年から2年という短期間で経営資源に関する知識を体系的に学べることは、その後のキャリアの可能性を大きく広げることに繋がります。

幅広い人脈形成の機会を得られる

一般的にMBA受講者は社会人経験者が多く、その後のキャリアを見据え、貴重な時間とお金を投資しMBAに通います。そして、その多くは大手外資系コンサルティングファームや世界的マルチナショナル企業への転職、大企業での経営戦略部門への異動、その他、社内での昇進などを含め、トップビジネスマンとなるためのステップとして、MBAを捉えています。

世界トップレベルのビジネスマンを目指し、真剣にキャリアを見据える人々と切磋琢磨しながら勉学に励む日々が貴重であることはもちろん、そこで生まれる信頼性が高く、且つ幅広い人脈は、日常生活のなかで、そう簡単に得られるものではありません。

「論理的思考法」「経営戦略」「マーケティング」「ファイナンス」「組織戦略」「人的資源管理」などをケーススタディ、クラスワーク、プロジェクトワーク、グループワーク、課外学習などの手法を組み合わせ実践的に学ぶなかで、MBA修了時には、非常に深い人間関係を形成することができます。また、横のつながりだけでなく、MBA卒業生が集う同窓会活動を通じて、普段は出会うことのなかなかない起業化やビジネスリーダーと繋がりを持つ機会もあります。

MBAを介して得られるネットワークは、視野の広がりや価値観の変化などだけではなく、ビジネスアライアンスに結び付く可能性や、自身のロールモデルとの出会いにもつながることでしょう。また、先述しているように近年MBAは、エリートビジネスマンを目指す方のものだけではなくなりつつあります。異業種との交流も非常に魅力的なポイントといえるでしょう。

そして、このMBA取得を海外で試みた場合、より質の高いMBA取得や、グローバルビジネスシーンにおいて必須の英語力習得、世界を股にかけ活躍するうえで必須の異文化理解能力習得など更なるメリットが挙げられます。特にオーストラリアでのMBA留学の場合、上記のメリットに加え、留学する場合に懸念される治安もよく、安心してMBAに挑戦していただけます。

  • 2
  • オーストラリアMBA留学の特徴

オーストラリアのMBAを開講している大学院は、世界の大学ランキングでも上位にランクされているだけでなく、アメリカやヨーロッパのMBAコースより費用が安く、留学生活中の治安も良いため英語圏の海外MBA資格を狙うビジネスパーソンに人気があります。特に、家族がいらっしゃる方にとっては治安や気候の面で欧米よりもオーストラリアの方が、安心してMBA留学を決断できます。

1. 質の高いMBA取得ができる

2. 国際色豊かな人脈形成のなかで養われるグローバルマインド

3. 短期間でのMBA取得が可能

4. 制度が柔軟

5. 安心して留学生活を送ることができる

1. 質の高いMBA取得ができる

各大学院は国から認可された民間かつ非営利の認定団体による認定(Accreditation)を受けることにより、コースの質を保証・証明しています。例えば、MBA認証機関として最も有名なものにAACSBがあります。AACSBにはアメリカを中心とする世界30カ国、約500のビジネススクールが加盟しています。

日本では大学・大学院が約770校あるにも関わらず、MBAを開講し、AACSBから認定を受けるMBAはわずか4校(慶應義塾大学大学院、名古屋商科大学大学院、立命館アジア太平洋大学大学院、国際大学大学院)なのに対して、オーストラリアは大学・大学院自体の数がわずか43校なのにも関わらず、9校(ニューサウスウェールズ大学、グリフィス大学、クイーンズランド大学、クイーンズランド工科大学、シドニー大学、シドニー工科大学、メルボルン大学、アデレード大学、西オーストラリア大学)がAACSBから認定を受けています。

また、QS Global MBA Ranking 2023ではアメリカのハーバード大学やスタンフォード大学、イギリスのオックスフォード大学など世界トップクラスの名門校が名を連ねるなか、上位50位内にメルボルン大学とニューサウスウェールズ大学のMBAがランクされています。また、上位200位となると、マッコーリー大学、モナッシュ大学、クイーンズランド大学、西オーストラリア大学、オーストラリア国立大学、RMIT、シドニー工科大学、ウロンゴン大学などがランクされていることからも、オーストラリア MBAのレベルがいかに高いかをご理解いただけるかと思います。

2. 国際色豊かな人脈形成のなかで養われるグローバルマインド

MBA取得時に形成される幅広いネットワークは、MBA取得の大きな魅力です。MBAを海外で取得する場合、得られる人脈の幅は日本国内に留まらず、世界にまで広がります。

特に、オーストラリアは、世界200ヵ国以上の国から移民を受け入れる国際色豊かな国としても有名で、2005年時点で、オーストラリア国内における労働力の25%が国外出身者であり、40%が少なくとも片親が国外出身者であると推定されるほどです。

さらに、オーストラリアは、世界のなかでも珍しく多文化主義を導入する国です。
多文化主義とは、異なる文化を持つ集団が存在する社会において、それぞれの集団が「対等な立場で」扱われるべきだという考え方または政策のことです。
日本という単一民族のなかで生まれ育ち、それが常識となってしまっている人種にとって、異なるコミュニケーション方法や言語、価値観や習慣を持つ人々と互いに認め合い、尊重し、そのなかで新たな価値を創造し成長するという多文化主義の考え方、ひいてはグローバルマインドを身に付けることのできる環境は非常に重要です。
実際、近年の傾向として、多様性・国際性を重視する選択肢としてオーストラリアや欧州ビジネススクールの人気が上昇しています。

3. 短期間でのMBA取得が可能

MBA修了までに必要な時間にはMBA自体の就学時間とMBA入学までの時間とがあります。
オーストラリアの場合、これらMBA取得までに要する時間、両方ともを短縮できる可能性があります。
例えば、MBA自体の就学期間は通常2年間です。しかし、オーストラリアの場合、それまでの学習歴や職歴によって一部単位が認められ、1年から1年半という短期間で修了することのできるコースが存在します。

また、通常MBA入学条件には、原則2年間以上の就労経験(マネジメント業務)や高い英語力の証明に加え、GMATやGRE、エッセイや英文履歴書の作成、推薦状作成などが伴います。しかし、オーストラリアのMBAの場合、就労経験を必須条件としない、また、GMAT*やGRE**の提出を求めないコースが存在します。

結果、MBA入学までの期間も、MBA就学時間自体も短縮することができ、他国と比較し短期間でMBA取得が可能ですす。事前準備期間やMBA就学時間が短いことで生活費を含む留学費用をグッと抑えることが可能です。


*GMATとは
Graduate Management Admission Testの略で大学院レベルにおいてビジネスを学ぶために必要な分析的思考力、言語能力、数学的能力を図るための試験です。800点満点の試験で、世界トップ100位以内にランクされるビジネススクールの場合、650点台後半から700点台が求められます。

** GREとは
教育試験サービス (ETS)が実施する試験で、MBAに限らず北米の大学院へ進学する際に必要な共通試験です。

4. 制度が柔軟

コース種類が豊富

すでにお持ちのビザ、または取得予定のビザによって、選択できるかどうかは異なりますが、オーストラリアのMBAは、フルタイムの他、パートタイム、夜間など、コースにいくつかの選択肢があります。
現役ビジネスマンの方が仕事と並行して受講していることも多いオーストラリアのMBAでは、その柔軟なコースのおかげで留学中、現地の現役ビジネスマンと交流を持つことができます。

入学時期がフレキシブル

日本の場合、大学や大学院の入学時期は年に1度のところがほとんどで、この年に1度の入学を逃すと次の年の入学まで、進学時期を待たなくてはいけません。
オーストラリアのMBAの場合、大学にもよりますが、コースの開始時期は年に2回(2月・7月/3月・9月など)または3回(1月、5月、9月など)柔軟で、手続きの進み具合や審査の結果、希望のタイミングで入学できなかったとしても、次の開講時期を1年も待つ必要がなく、数ヶ月後、長くとも半年後には入学が可能です。

MBAを取得する人々のほとんどが社会人であることを考えると、1年間、予定がずれ込んでしまうのは非常に大きなビハインドではないでしょうか。オーストラリアであれば、柔軟な入学時期の設定のもと、時間のロスを最小限に抑えMBA取得が可能です。

付属英語コースからの入学が可能

MBA入学には一定の英語力の証明が必要です。一般的にはIELTSやTOEFLなどの英語能力試験が主流でこれらの公式スコアを取得せずに入学許可はおりません。しかし、オーストラリアの場合、大学・大学院が附属語学学校を設けており、この付属語学学校で一定期間*英語研修を行うことを条件にMBAからの入学許可(仮)を取得することができます。


*一定期間
英語研修期間の算出のためには留学前大学院側が用意する英語レベル試験を受験いただきます。試験結果を踏まえ、大学院側が、その生徒がMBA入学に伴い必事な事前語学研修期間を算出します。算出された英語研修期間の英語研修を行うことを条件にMBAからの入学許可(仮)が発行されます。

IELTSやTOEFLなど、公式の英語試験を受け、その結果をもって出願するとなると、MBA側が定める英語スコアを取得できるまで動き出すことができず時間を持て余してしまうことがあります。しかし、オーストラリアの場合、英語力が規定に達していないタイミングからでも動き出すことができるため時間的ロスを短縮することができます。
また、MBA入学前にオーストラリアでの生活をスタートすることで、現地生活に慣れ、共にMBAやその他大学・大学院を目指す志の高い友人やネットワークを築くことができます。MBA入学時には、生活基盤がきちんと整っているため勉学に集中することができるでしょう。

5. 安心して留学生活を送ることができる

オーストラリアは世界の主要英語圏のなかでも非常に治安のよい国です。例えば、英経済誌「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が毎年発表する「世界住みやすい都市ランキング*」でも常時上位10位内に主要都市4~5都市がランクされています。


*世界住みやすい都市ランキング
世界中の140の都市を対象に、その都市の安定度、保健医療、文化・環境、教育、インフラという5つのカテゴリーを、英経済誌「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が評価・順位付けを行うランキングです。

その他にも、学校が比較的都市部にあり、公共交通機関などを含む生活が便利なこと、日本との時差が少なく、各種SNSや国際電話などを通じて、日本の家族や会社、友人や恋人とも連絡を取りやすいことなど、安心して留学生活を送ることのできる環境が整っています。

  • 3
  • オーストラリアのMBAへ
    入学する際に必要となる基準

オーストラリアのMBAで入学する際に必要となる基準は、MBAを開講するMBAによって異なります。
例えば、オーストラリアのなかではもちろん、世界的に見てもトップレベルの2校、メルボルン大学やニューサウスウェールズ大学の場合から見ていきましょう。(メルボルン大学とニューサウスウェールズ大学はQS Global MBA Ranking 2023で上位100位以内にランクされた大学です)

メルボルン大学 MBA

1853年設立、オーストラリアの大学のなかでも歴史ある大学の一つメルボルン大学は教育学、法学、工学、医学などさまざまな分野で世界トップレベルを誇る大学で、ビジネススクールも、QS Global MBA Ranking 2022で第27位と非常に高い水準を誇ります。

コース名 Master of Business Administration (full-time)
期間 1年間
入学時期 9月
入学条件 GMAT 506点以上 / GRE 310点以上
英語スコア (IELTS7.0 各バンド6.5以上 / TOEFL iBT 102以上 ライティング24以上、各スコア21以上 / PTE65以上 ライティング65以上、各スコア50以上)
2年間以上の実務経験要
選考必要書類・要件 英文履歴書(CV)
最終学歴卒業証明・成績証明書
願書
推薦書2名
インタビュー(直接・電話・スカイプ)
学費 AU$99,630
詳細 https://mbs.edu/education-development/degreeprograms/fulltimemba

世界でもトップレベルのクオリティを誇るメルボルン大学のMBAは入学条件としてGMATや実務経験が必要です。
ただ、北米や欧州のMBAと比較すると期間は1年間と短く、費用も決して安くはありませんが、1年で修了することを踏まえるとかなりリーズナブルです。例えば、ハーバード大学 MBAの学費は$84,000(日本円で約1,000万円)×2年分、メルボルン大学の場合、AU$99,630(日本円で約826万円)、学費だけでも約1,200万円もの差が生じます。ここに生活費や航空券、その他諸費用が発生すると考えるとかなりコストを抑えられることが予想されます。

ニューサウスウェールズ大学 MBA

The University of New South Wales(UNSW)は1949年に設立、メルボルン大学と同様、オーストラリア国内において非常に古くからの歴史を持つ優秀な大学の1つです。1951年から留学生の受入れを始め、現在は5人に1人が留学生という非常に多様性・国際性に富んだ大学となっています。もともと工科大学だったこともあり、科学・技術・工学で多彩なコースを開講しつつ、人文学、経営学、ビジネス学でも関連分野の知識を踏まえた幅の広い学習にも定評があります。

コース名 Master of Business Administration (full-time)
期間 1年
入学時期 1月
入学条件 GMAT(最低650点以上/平均686点)
IELTS7.0以上 (ライティング7.0以上、その他バンド6.5以上) / TOEFL96以上 (ライティング27以上、その他スコア23以上)

学士号
最低2年以上の専門職または管理職経験
選考必要書類・要件 英文履歴書(CV)
最終学歴卒業証明・成績証明書
エッセイ
身分証明書
願書
面接
学費 AU$77,775/1年
詳細 https://www.unsw.edu.au/study/postgraduate/agsm-master-of-business-administration?studentType=International

UNSWは雇用率も高い大学としても有名です。オーストラリアの大学では最も多くの卒業生がASX200に上場している会社のCEOになったといわれています。
UNSWのMBAは世界トップクラスであるがゆえに入学の際にはGMATやエッセイの提出が必要です。一方で学士を持っていない方の場合でも実務経験をもって入学要件を満たすことができるなど柔軟性があります。費用面もAU$77,775(日本円で約700万円)と同水準のメルボルン大学と比べ安価です。また、コース期間は1年と非常に短く短期間で結果を出したい方におすすめです。

  • 4
  • オーストラリアの
    オススメMBA留学プログラム

UNSWやメルボルン大学以外にも、世界ランキングではマッコーリー大学やクイーンズランド大学、ボンド大学、ウロンゴン大学などがランクされ、オーストラリアには質の高いMBAが揃っています。費用面や入学条件などを踏まえ、オーストラリアのおすすめMBA留学プログラムをご紹介いたします。

コスパ最高! オーストラリアンカソリック大学 (ACU) MBA

オーストラリアンカソリック大学(以下、ACU)は、ニューサウスウェールズ州・ヴィクトリア州・南オーストラリア州・クイーンズランド州とキャンベラに6つのキャンパスを構える大学で、MBAはメルボルン・ノースシドニー・ブリスベン(Leadership Centre)のキャンパスにて開講されています。

ACUのMBA最大の特長は柔軟な入学条件・制度と学費のリーズナブルさです。

柔軟な入学条件・制度

下記をご覧いただくとおわかりいただけるように、ACUのMBAは原則2年間ですが、ビジネス関連学部卒業生の方の場合、最短12ヶ月間でMBAを取得することが可能です。入学条件も、学士号を持っていることと英語力のみで、アメリカのMBAで設けられているGMATやGREの提出、エッセイやインタビューなどはありません。実務経験も必須ではないため、英語力のある方であれば大学卒業直後の方でも入学が可能です。

社会人経験がないにも関わらずMBAを学ぶ意味を問う方もいらっしゃるかもしれませんが、近年は大学時代に起業したり、大手企業でインターン経験を積んだりと、大学在学中にさまざまなビジネス経験を積んでいる方も多く、そういった方にとっては非常に魅力的な入学条件と言えます。

学費のリーズナブルさ

ACUのMBAは年間AU$32,320(日本円で約290万円)です。2年間のコースを受講したとしても合計約580万円とMBAを取得するうえでの学費としては破格の安さです。実務経験なくして入学可能なACUのMBAは年齢的にも若い方が入学される可能性も高く、この価格でMBA取得できるという点は大きなメリットと言えるでしょう。

コース名 Master of Business Administration
期間 2年間/1年間*
入学時期 2月/7月
キャンパス メルボルン
ノースシドニー
ブリスベン(Leadership Centre)
入学条件 学士号
IELTS6.5以上(各バンド6.0以上)
*1年間コース入学条件(年によって開講されない場合もあります。ご留意ください)
ビジネス、ビジネスマネジメント、マーケティング、人材管理、国際ビジネスなど、ビジネス関連の分野における学士号
IELTS6.5以上(各バンド6.0以上)
選考必要書類・要件 最終学歴卒業証明・成績証明書
願書
学費 AU$32,320
詳細 https://www.acu.edu.au/course/master-of-business-administration?type=International

知名度&柔軟なコースが魅力! シドニー工科大学 (UTS) MBA

シドニー工科大学は1870年、NSW Institute of Technologyとして始まった歴史ある大学の一つで、シドニー市の中心部にメインキャンパスが存在する唯一の大学です。最新テクノロジーを駆使した最新の学習環境の整うキャンパスを次々と増設しています。2023年 Times Higher EducationやQS World University Rankingsではオーストラリア部門において1位を獲得、QS Graduate Employability Rankingsでは世界8位にランクされました。(創立50年未満の大学評価)

シドニー工科大学のMBAの魅力は大学としての知名度とコースの柔軟性です。特にコースの柔軟性は他MBAと一線を画すものがあります。シドニー工科大学の場合、大きくわけて2つの種類があります。残念ながらExecutive MBA(EMBA)は国内の学生のみへの提供となります。

1. MBA

シドニー工科大学のMBAは、若手から中間管理職を対象としたコースとなっており、知識と能力を管理職レベルに拡張する、または、専門職からビジネス分野における知識、管理能力の習得を目指す人々のためにデザインされています。
プログラムは16科目からなり、経営学を中心としたビジネス関連の主要8科目と、150以上ある選択科目のなかから副専攻科目、または選択科目の選択を選択することができます。

コース名 Master of Business Administration
期間 2年間 (フルタイム)
入学時期 2月/7月
入学条件 学位 (学士以上) または相当の資格(成績:GPA5.25 / 7.0以上、且つ「不可」は10%未満)
OR
GMAT 550点以上 (verbal 25, quantitative 35 and AWA 4.0以上)
OR
実務経験(4年以上)

IELTS6.5以上 (各バンド6.0以上) / TOEFL、PTEなどでも可能
選考必要書類・要件 最終学歴卒業証明・成績証明書
願書
GMATにて入学条件を満たす場合、GMAT550点以上の結果
実務経験をもって入学条件を満たす場合、英文履歴書 (CV)
学費 AU$45,792(合計:AU$91,584)
詳細 https://www.uts.edu.au/future-students/find-a-course/master-business-administration

2. Executive MBA(EMBA)

Executive MBA (EMBA)は忙しいマネージャーのためにデザインされた2年間のパートタイムプログラムです。11のコア科目で構成され、オプションのグローバルイマージョンストリームが含まれています。受講者のなかでグループを作り、通常はグループ内で学位取得を目指すと共に同期との緊密なネットワークを作ります。主科目には、集中的な合宿、週末および平日のクラスが含まれます。当コースは残念ながら留学生への提供はされていません。

3. UTSのMBAコース比較まとめ

MBA Executive MBA (EMBA)
対象 若手から中間管理職の方 中間管理から取締役の方
目的 キャリア形成・開発に関する専門的な知識と管理能力の習得を目指す。 上級管理職を業務上の問題から戦略的な考え方へと移行させることによって経営幹部レベルへ成長させる。
期間 2年間(フルタイム) 1.5年間 (フルタイム)
コース内容 合計16科目
主要ビジネス分野8科目
選択科目8科目
選択科目は数百種類あり
上級管理・リーダーシッププログラム11科目、国際的なフィールドトリップを含む
入学基準 必要な単位取得証明のできる学位(学士以上)
OR
学位(学士以上)・実務経験
OR
学位(学士以上)・GMAT550点以上
学位(学士以上)
管理者としての実務経験(6年以上)
コースディレクターとの面談
推奨される経験・知識 特別な知識や経験は必なし。 ビジネス上に関する知識と経験。特にリーダー、マネジメントサイドでの経験があることが望ましい。

世界ランキング 上位200位以内! ウロンゴン大学 MBA

オーストラリア国内の大学の中で、特に優れた大学トップ8校をGroup of 8、略してG8と呼びます。先述しているメルボルン大学やUNSWはG8のメンバーとして知られ、オーストラリア国内ではもちろん世界的に高い評価を得ている大学です。このG8に近づきつつある大学が、上記で紹介しているシドニー工科大学やこのウロンゴン大学です。
ウロンゴン大学は在校生や卒業生の満足度が非常に高い大学です。
ウロンゴン大学のビジネススクールにて開講されるMBAは、2015年、インターナショナルグラデュエ―ションフォーラム「CEO Magazine」の発表ではオーストラリア国内で第1位、世界で第2位に選ばれました。その他にもQSグローバルビジネススクールレポートではアジア・パシフィック地域でも上位に選ばれるなど世界的に高い評価を得ています。
レベルの高いMBAプログラムですが、職務経験は求められるものの、GMATや面接はなく、比較的入学しやすいうえに、就学期間が1年から1.5年と短いのが魅力です。

コース名 Master of Business Administration
期間 1年~1.5年間
入学時期 2月/5月/ (8月)
入学条件 学位(学士号以上 GPA50%以上)
IELTS6.5以上 (各バンド6.0以上) / TOEFL86以上 (リーディング・ライティング18以上、スピーキング・リスニング17以上)
最低3年以上の専門職または管理職経験
OR
学位 (Graduate Diploma or Graduate Certificate)
IELTS6.5以上 (各バンド6.0以上) / TOEFL86以上 (リーディング・ライティング18以上、スピーキング・リスニング17以上)
最低5年以上の専門職または管理職経験
選考必要書類・要件 英文履歴書(CV)
最終学歴卒業証明・成績証明書
ステートメント(志望動機など1P以上)
願書
学費 AU$61,416/1.5年間
詳細 https://coursefinder.uow.edu.au/information/index.html?course=master-business-administration-mba

コスパ&キャンパス最高! 西シドニー大学 MBA

オーストラリアにおいて急激な経済成長を遂げている西シドニーエリアに9~10のキャンパスを構える西シドニー大学は全校生徒数450,000人の総合大学です。西シドニー大学が開講するMBAには就労経験のある方を対象としたEMBAと就労経験の有無関係なく入学いただけるMBAとの2つのコースを開講しています。
世界大学ランキングで上位2%にランクされ、創立50年以下の若い大学のなかでは、世界第79位にランクするなど高い評価を受ける大学なのにも関わらず、学費は年間たったのAU$33,352からAU$41,664(2023年度料金)とかなりリーズナブルです。また、近年設立されたパラマタシティキャンパスは、技術の粋を集めた最新の就学環境を整えるだけでなく、世界最大級のプロフェッショナルサービスファームPwCにオフィスをリースするなど、ビジネスを学ぶ学生にとって非常に魅力的な環境が整っています。さらに、通常年に2回程度が一般的な入学時期なのに対し、多忙なビジネスマンを対象としたコーストということもあり、年に4回の入学時期があることも魅力です。

コース名 Master of Business Administration
期間 2年間
入学時期 1月/4月/6月/9月
入学条件 学位(学士号以上 学部は問いません)
IELTS6.5以上 (各バンド6.0以上) / TOEFL82以上 (ライティング21、スピーキング18、リーディング13、リスニング13)
選考必要書類・要件 最終学歴卒業証明・成績証明書
願書
学費 AU$35,016/年
詳細 https://www.westernsydney.edu.au/future/study/courses/postgraduate/master-of-business-administration.html
コース名 Executive Master of Business Administration
期間 2年間
入学時期 1月/4月/6月/9月
入学条件 学位(学士号以上 学部は問いません)
IELTS6.5以上 (各バンド6.0以上) / TOEFL82以上 (ライティング21、スピーキング18、リーディング13、リスニング13)
選考必要書類・要件 英文履歴書(CV)
最終学歴卒業証明・成績証明書
願書
学費 AU$41,664/年
詳細 https://www.westernsydney.edu.au/future/study/courses/postgraduate/executive-master-of-business-administration.html

← オーストラリアの留学プログラム一覧に戻る

  • JAOS
  • J-Cross
  • ICEF AGENCY STATUS
  • IALC Approved Agency
  • 観光庁長官登録旅行業2162号

ページトップボタン