世界遺産や大自然に囲まれた街
ケアンズ留学で学びも観光も
満喫しよう。
クイーンズランド州北部の熱帯地方への玄関口でもあるケアンズは、オーストラリアの中で日本から最も近く、成田空港や関西国際空港からの直行便もあるため、観光客にも人気な渡航先です。ケアンズは世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林キュランダ、2つの世界遺産の玄関口としても有名で、留学期間中、語学学校のアクティビティなどを介してオーストラリアならではの大自然を思う存分満喫することができます。観光地として人気なケアンズは、日本人や日本語の情報も多く、初めての語学留学やワーキングホリデーの方には安心して暮らせるでしょう。一年中温暖な気候で治安も良いため、夏休みを利用しての中高留学先としても近年人気を集めています。オーストラリアならではの大自然を堪能しながら、のんびりと勉強をしたいと考える方にはまさに理想的といえるでしょう。
基本情報
州 | クイーンズランド | 日本との時差 | 日本+1時間 |
---|---|---|---|
サマータイム | 有 | 最寄り国際空港 | ケアンズ空港 |
空港からの交通手段 | タクシー・シャトルバス | 年間平均気温 | 24.6℃ |
マイグレーション上の規定 | その他の地域 (Regional centres and other regional areas) |
地域特典 |
・優先的に永住権申請権利を得られる地域 ・該当地域の大学を卒業した場合、通常のPSWV(Post Study Work Visa)にプラス2年間滞在の権利を得られる など |
ケアンズの留学情報
ケアンズに留学する
メリット ベスト5
留学の場合、旅行とは違った観点から考え渡航先を決めることが大切です。観光地として人気のケアンズですが、生活や学習をするにあたってはどうでしょう。まずはどのようなメリットがあるのかご紹介します。
1. 生活費が安く抑えられる
「観光地」と聞くと物価などが高いイメージがありますよね。たしかに、現地のツアーやホテルでの外食などは、観光客向けの価格設定になっているため決して安いとは言えません。しかし、生活するにあたっては、ケアンズの物価はオーストラリアの他主要都市と比較するとやや安価です。
例えば、スーパーで売っているミネラルウォーターは600mlのペットボトルが24本入りで約6~8ドル (500円から700円/1本20円~)、1本あたりなんと約20円~30円で購入ができます。これはケアンズに限ったことではありませんが、オーストラリアではまとめ買いをすることで価格が半額以下になることも多いため、現地でシェアハウスに住む場合は、食材などをシェアメイトと一緒にまとめ買いしシェアする、という方法が生活費を抑えるにはおすすめです。
さらに、物価、特に家賃の高さが懸念されるオーストラリアのなかで、ケアンズの家賃はかなりお手頃な価格です。家賃相場は、シティ内だとしてもオウンルーム (1人部屋)で週250ドル〜 (22,500円~)程度の物件があります。語学学校やアルバイト先はシティ内に集まっていることが多いため、シティ内に住むことで交通費を浮かせることも可能です。また、ケアンズにはメインストリートが3つしかなく、街自体も徒歩20~30分程度で回れるようなコンパクトな街ですので、移動手段として自転車を使う方も多く、交通費を抑えられることも魅力です。ときおり、自転車付きのシェアハウスもあるほど、自転車移動がメジャーです。ちなみに、ケアンズでは自自転車に乗るときはヘルメットの着用が義務付けられており、違反をすると罰金も課せられますので十分お気を付けください。
このように、少し工夫をするだけで月々の生活費をグッと抑えられることができます。
ケアンズ留学「生活費はどのくらい?」- 実際の生活情報をもとにまとめました
2. 観光業の就学・就労機会が多い
大自然に囲まれ、観光地として有名なケアンズでは、観光学や環境学、海洋生物学などの専門的な就学をする機会にも恵まれています。なかでも、クイーンズランド州北部のタウンズビルとケアンズにキャンパスを持つジェームスクック大学は、世界観光機関からオーストラリアにおける観光学の最高峰として認証されており、観光学における研究が盛んに行われています。また、同大学は、オーストラリアの政府から先駆的な研究大学 (Innovative Research Universities Australia)のメンバーにも指定され、研究の専門性や最新設備による高い評価も得ています。卒業生からも教育評価において5ツ星評価を得るほど、質の高い授業や設備の充実さには定評があります。
専門分野には、生態学・環境学、動植物科学、地球科学、サンゴ礁学、観光学などがあり、観光学は世界トップ12としてランクインしています。大自然に囲まれた都市ならではのユニークな授業や研究が行えるという点は、ケアンズの最大のメリットと言えるのではないでしょうか。また、先述した大学以外にもオーストラリア州立の専門学校TAFEも市内から車で約10分の距離にあり、生徒の約80%が地元の学生で成り立っています。
TAFEでは、ビジネスから看護まで幅広いコースを開講していますが、やはり観光業 (Travel and Tourism)は人気を集め、TAFEのDiplomaコース修了後は、提携の大学や関連学部に編入する生徒も多くいます。TAFEは地元に根付いている教育機関のため、卒業後の就職率も高く、海外で就労経験を積みたいと考えるかたにとってもおすすめです。
専門学校や大学卒業後の就業のみならず、語学留学やワーキングホリデーで滞在している方にとっても、ケアンズは観光系のアルバイトが多く、また、日本人マーケットをターゲットにしているお店なども多いため、高い英語力を持っていない渡航してすぐのころからアルバイトをするチャンスも多いと言えます。主なアルバイト先として、飲食店やお土産屋さん、ホテルのベッドメイキングが挙げられます。
将来的にホスピタリティ系の仕事に就きたいと考えている方にとって、ケアンズは多くのメリットのある渡航先といえるでしょう。
3. 初めての留学でも安心な環境が整っている
海外留学を考える方の中には、海外には旅行でしか行ったことがない、もしくは、そもそも海外旅行にすら行ったことがない、という方も多くいらっしゃいます。そんな方にとっては、言葉が通じない土地での海外生活は不安要素がたくさんありますよね。
「友達はできるのか」「ホームシックになったらどうしよう」「食事は合うのか」「英語が話せないのにどうやって生活をするのか・・・」など挙げるときりがありません。
そんな初海外、初海外という方にも、ケアンズは心な環境が整っています。
例えば、こじんまりとした雰囲気の田舎町のため、バスの運転手やお店の店員、学校のスタッフや先生など、とにかくフレンドリーで親切な方が多い印象があります。年中暖かいという気候も、穏やかで陽気な人がたくさんいる要因の一つかもしれません。少なくとも東京のような大都会で感じる殺伐とした雰囲気は一切なく、初めての海外だとしても安心して生活できる環境が整っています。
また、ケアンズの街は歩いて回れるほど小さいため、交通機関の乗り方で困ることもありませんし、日本人観光客も多く訪れることから、日本食レストランもあり日本食が恋しくなった場合は、すぐに日本食材を購入したり、日本食レストランで母国の味を楽しむことができます。日本食の材料などは、少し値は張りますがアジアンスーパーや週末に行われる市場でも購入が可能なため、自炊を主とするシェアハウスなどの生活でしたら、食生活で困ることはないでしょう。
4. 英語力が低くても安心!日本語で情報収集ができる!
英語力の向上を求めて海外への渡航を考える方がほとんどだとは思いますが、出発前から生活に困らない程度の英語力をお持ちの方はほんの一握りです。そのため、渡航直後の生活をすべて英語でとなると少なからず不便を感じてしまいます。
しかしケアンズは、日本人観光客が多く訪れることもあり、街には日本語で書かれた看板が多く存在し、観光客や留学生を含め日本人比率も高いため、英語力が低い初期の段階でも日本語で情報収集を行うことができます。ワーキングホリデーで滞在する方にとっては、仕事探しが一番の心配点かと思いますが、日本語の求人サイトや日本人コミュニティからの繋がりで仕事を紹介してもらう機会も多いため、英語力が低い方からしたら安心に繋がるでしょう。ただし、渡航中ずっと日本人同士で固まっていたり、日本語での情報があるからと言って英語勉強を怠ってしまったりすると、根本の留学目的からずれてしまう可能性が高いため、くれぐれもご注意ください。
5. オーストラリアならではのアクティビティが豊富!
せっかくの海外留学、英語勉強のみならず、その国特有の自然に触れたり文化を学んだりすることはとても大切です。
ケアンズは、グレートバリアリーフが近いことから、スキューバダイビングができるということでは有名かと思いますが、ケアンズのアクティビティの魅力はそれだけではありません。
週末に楽しめるスポーツアクティビティとして人気なのは、バロン川(Barron River)とタリー川(Tully River)で楽しめるオーストラリアでも最高のホワイト・ウォーター・ラフティングや、グレートバリアリーフを上空から楽しめるスカイダイビング、そして市内から車で約20分の位置にあるバンジータワーからのバンジージャンプなどさまざまです。また、平日学校の後に楽しめるアクティビティとしては、ビーチバレーやサーフィン、ビーチヨガや市内観光、BBQなどバラエティに富んでいます。
一年中を通して暖かいケアンズでは、どの時期に滞在したとしてもこのようなアクティビティに参加することができます。学校での英語勉強のみならず、大自然に囲まれた都市ならではのアクティビティも思う存分満喫し、オンとオフのメリハリをしっかりつけるオーストラリア流の生活を楽しみましょう。
また、市内から車で約20分のところに位置するジャプカイ・アボリジニ・カルチャー・パークでは、ケアンズ周辺に古代から暮らすアボリジニ(オーストラリア先住民)の文化や歴史を学ぶことができます。園内では、ジャプカイ族のドキュメンタリー映画や伝統楽器ディジュリドゥーの演奏、フェイスペインティング体験やブーメラン・槍投げ体験などができ、オーストラリアの伝統的な文化を肌で感じることができます。その国の文化や歴史を知ることで、改めて日本の良さや、今まで意識していなかったことに思いを馳せることができます。
このような様々なことを経験できるのも、オーストラリアの文化や自然を身近に感じることができるケアンズならではの醍醐味、そしてメリットと言えるでしょう。