ヨーロッパ調の町並みと
アートが目を引く
芸術の町メルボルンでの生活を満喫しよう。
世界で最も住みやすい都市ランキングでは過去7年連続1位に輝くオーストラリアの人気の留学先の一つメルボルン。歴史ある建物も多くまるでヨーロッパにいるような雰囲気を楽しむことができます。大通りから一歩足を踏み入れるとカフェが立ち並んでいるため、お気に入りのカフェを見つけられるかも。またオーストラリアの中でも比較的多国籍な都市のため、様々な価値観に触れられるでしょう。年間を通して様々なイベントを開催しているため、飽きることがありません。オーストラリア留学の中でも、初めて留学する方や長期間語学留学する方にもおすすめしたい留学都市です。
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基本情報
州 | ビクトリア州 | 日本との時差 | 日本+1時間(10月~3月+2時間) |
---|---|---|---|
サマータイム | 有(10月~4月) | 最寄り国際空港 | メルボルン国際空港(タマリン空港) |
空港からの交通手段 | シャトルバス(約30分)・タクシー(約30分) | 年間平均気温 | 20℃ |
マイグレーション上の規定 | メジャーシティ | 地域特典 | なし |
メルボルン街並み&有名観光地
メルボルンの留学情報
メルボルンに留学する
メリット ベスト5
公園や庭園が至るとことにあり、緑が豊かで美しいことから、ガーデンシティ(庭園都市)と呼ばれているメルボルン。メルボルンでの留学がなぜ人気なのか、また、メルボルンでの留学にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
1. 世界で最も住みやすい都市ランキング7年連続No.1
渡航先の国、都市選びにおいて非常に重要なポイント農地の一つである「治安」。不安定な世界情勢が続いているからこそ、治安の良さはとても重要です。
イギリス・エコノミスト誌の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が毎年発表する世界で最も住みやすい都市ランキング(Global Livability Ranking)では、教育、医療、文化、環境、インフラなどの5つのカテゴリから60を超える調査指標で世界中の170以上の都市をランク付けするものです。そのランキングで激戦を制し、オーストラリアのメルボルンが100点満点中97.5点を獲得して7年連続で1位に選ばれました。
そんなメルボルンは、ガーデンシティ(庭園都市)という別名がつくほど、歴史ある建物と近代的なビル、また緑豊かな公園や庭園が融合し、美しい町並みが広がっています。勉強も観光も楽しみたい方にメルボルンはおすすめです。
参照:The Global Liveability Index
2. 多国籍文化の中で生活できる
メルボルンはビクトリア州内で最大の都市です。ビクトリア州の人口の75パーセントがメルボルンに住んでいると言われています。オーストラリアの中でも急速に成長している都市のひとつであるメルボルンは、2023年現在523万人と人口増加が著しく、オーストラリア最大の都市シドニーをも抜くのではないかと言われています。
そんなメルボルンはオーストラリアで最も多様な都市のひとつです。住民の3人に1人はオーストラリア以外の場所で生まれ、移民してきた住民です。イギリス人はもちろん、中国人やギリシャ人、インド人やイタリア人、さらにニュージーランド人やベトナム人など様々な国からの移民を受け入れています。そのことにより、イタリア人街やギリシャ人街、中華街などが発達し、その場に足を踏み入れると異国に紛れ込んだような雰囲気を感じられる場所もあります。各国の食文化を思う存分楽しめるということも、シティとはまた違う雰囲気を観光することができることもメルボルン留学の特徴だといえるでしょう。
その他アフリカや南米、北米やヨーロッパ、アジア圏からの観光客がメルボルンを訪れ、留学生やワーキングホリデーメーカーが共存しながら生活しています。様々な文化や価値観、生活習慣を尊重し受け入れているメルボルンは、留学生にとっても生活しやすい場所といえます。
初めて留学する方にも、語学留学やワーキングホリデーなど長期間留学する方にもおすすめの都市です。
参照:World Population Review
3. 芸術があふれるヨーロッパ調の街並みが楽しめる
メルボルンはイギリス植民地時代の名残を強く残しています。シティの中心地にある、1854年に完成したオーストラリア国内の最初の駅であるフリンダース・ストリート駅はじめとして、セント・パトリックス大聖堂やセント・ポール大聖堂など歴史的なビクトリア調の建物が多く建ち並んでいます。130年以上の歴史を持つといわれるクイーン・ビクトリア・マーケットやビクトリア州立図書館などを訪れると、オーストラリアの歴史を肌で感じることができるでしょう。
そんなメルボルンは創造力のある芸術都市としても知られています。ナショナル・ギャラリー・オブ・ビクトリアのコレクションでは最先端のオーストラリア国内及び海外のアートを、オーストラリア映像博物館(ACMI)では映画やテレビそしてデジタルの世界を楽しむことができます。ビクトリア・アートセンターやマルトハウス・シアター、サイタル・センターなど多くの芸術文化に関する施設がたくさんあります。
また、レーンウェイと呼ばれる石畳の裏路地や地下など街のいたるところに、グラフィティアートと呼ばれる落書きアートがあることもメルボルンの特徴です。地元のアーティストが描くグラフィティアートは落書きという言葉以上のクオリティがあるこれらの作品は必見の価値があります。また、小さなギャラリーは地元のデザイナーが作り出した革新的な作品が展示されていることもあるため、歩いているだけでワクワクするような街並みが広がっています。
また、メルボルン国際映画祭だけでなく、大小さまざまな演劇やミュージカル、コンサートなど、様々なイベントが開催されています。ストリート・パフォーマンスを楽しむこともできるでしょう。
金銭面でも治安面でもイギリスに留学することを悩んでいる方にとって、メルボルンは最適な都市といえます。
4. イベントを楽しめる
1年を通して多彩なイベントが開催されるのもメルボルンの魅力のひとつです。
例えば、テニスの4大国際大会(グランドスラム)のひとつ全豪オープンは、毎年シーズン開幕直後の1月後半に開催されます。世界中のプロテニススプレーヤの試合を観戦するため、世界各国から60万人以上のファンが集まるほど人気です。100年以上の歴史を持つ全豪オープンはシティから徒歩15分程の場所で開催されるので、街を散策しながら会場に向かうことも可能です。
毎年3月下旬にはF1オーストラリア・グランプリが開催されます。シティの公道も舞台になるので、時速300kmを超えるスピードで目の前を疾走するマシンを間近で見ることができます。
メルボルン・マラソンは、ゴールドコーストやシドニーと並ぶオーストラリア3大シティマラソンの一つです。参加者は地元のランナーはもちろん世界各国から多くのランナーが集まり、現在は全種目合計で35,000人を超える国内最大級の大会となっています。また、2005年から行われているグレート・オーシャン・ロード国際マラソンは、絶好のドライブルートとして人気の沿岸線を走ることができ、こちらも国内外から高い人気を誇ります。その他、クリケットの国際試合やオージーフットボール(AFL)を観戦するなど、様々なイベントに参加しながら英語を勉強したいという方にはメルボルンはおすすめです。
5. カフェ文化が発達している
オーストラリアにおけるコーヒーの首都と呼ばれるほど、メルボルンはおいしいコーヒーが飲める素敵なカフェがたくさんあります。レーンウェイに入るとカフェのエスプレッソマシーンから漂ってくるコーヒーのよい香りがただよってくるほど、メルボルンはカフェで有名です。メルボルンに住む人はみなお気に入りのカフェがあり、出勤前や休憩時間など一日に何度もカフェに足を運びます。そのため、リッチモンドやセントキルダ、サウスメルボルンやプラーランへ行くと、のんびり寛げるカフェが所狭しと軒を連ねています。リラックスして過ごせるお気に入りのカフェがみつかること間違いなしです。
メルボルンに留学する
デメリット ワースト3
ヨーロッパ調の町並みやカフェ文化などで根強い人気を誇るメルボルンですが、デメリットはあるのでしょうか。留学先を検討するうえで、よいことばかりでなく、デメリットも理解しておきたいものです。ここではメルボルン留学する上でのデメリットをご紹介します。
1. 天気や気温の変化が激しい
オーストラリアといえば、温暖な気候とさんさんと輝く太陽をイメージする方が多いかと思います。ケアンズなど熱帯気候の地域は年中暖かいですが、その他の地域、特にメルボルンで生活する場合、その印象は大きく覆されることになるでしょう。
下記表の通り、メルボルンの年間平均最高気温は20度、平均最低気温は11度とかなり寒いです。冬に当たる6〜8月頃は、東京の12月頃の気温と同じくらいまで気温が下がります。したがって、コートやセータに加え、マフラーや手袋など寒さ対策が必須です。オーストラリアだからといって気を抜くと風邪を引いてしまいますので十分備えをしていきましょう。メルボルンのシティで雪が降ることは滅多にありませんが、同じ州内にはスキー場があります。スキーなどのウィンタースポーツを楽しみたいと考えている方は、さらに防寒したうえで出かけることをおすすめします。夏の12〜2月頃までは比較的暖かいですが、日中の気温と朝晩の気温の差がとても大きくなります。日中は半袖で過ごすことができますが、朝夕はかなり冷えるので、カーディガンやパーカーなど羽織れる服を持ち歩く必要があるでしょう。また、7月と8月は冷たい北風や北西の風が強く吹くため、風を防ぐための上着も用意した方が無難です。
メルボルンを含むビクトリア州は湿度が低いため、たとえ同じ気温であっても日本より過ごしやすく感じられます。その反面、乾燥に悩まされることが多くのも事実です。日本と同じように生活していると、乾燥によって顔や手足が荒れてしまう方も多くいます。保湿クリームを塗ったり、加湿器をつけたりと、いつも以上に保湿ケアを行うことをおすすめします。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均最高気温 | 26 | 26 | 24 | 21 | 17 | 15 | 14 | 15 | 17 | 20 | 22 | 24 |
平均最低気温 | 16 | 16 | 14 | 12 | 10 | 8 | 7 | 8 | 9 | 11 | 12 | 14 |
また、「1日の中に四季がある」と言われるほど、天気が変わりやすいということもメルボルンの特徴です。少し前まで晴天だったにもかかわらず、急に黒い雲に覆われ雨が降り、また青空に戻るというようなことがメルボルンでは毎日起こります。それに伴い気温もいきなり変わることがありますので注意が必要です。また、急に雨が降ることが多いため、折りたたみ傘を持ち歩くなど対策をとりましょう。
メルボルンに住む場合、天気と気温差、また乾燥に注意が必要です。
2. 仕事先を見つけるのが難しい
留学中はレストランやカフェなどの飲食店で働いている方が多くいます。実際メルボルンにはおしゃれな個人経営のカフェや様々な国籍の料理が楽しめるレストランが建ち並んでいます。そのことから、「仕事先を見つけることは容易なのでは?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに飲食店はたくさんありますが、実際に働くには英語力という高い壁が立ちはだかります。ネイティブが経営するカフェやレストランで働く場合はネイティブと対等にコミュニケーションを取れるくらいの高いレベルの英語力が求められます。ヨーロッパ諸国を含む様々な国から来ている留学生との求人争いに打ち勝つ必要があります。その上、同じように仕事探しをしているネイティブや英語圏から来ているワーキングホリデーメーカーもたくさんいるので、ローカルでの仕事探しに対するハードルはある程度覚悟しておきましょう。
また、ネイティブが経営する飲食店よりも求められる英語力が低くなる、日本人が経営する日本食レストランや居酒屋、お寿司屋などでのアルバイトも簡単ではありません。日本食ブームのおかげでオーストラリアには多くの日本食レストランがあります。その反面、それぞれの店舗に多くのワーキングホリデーメーカーや留学生たちが集まってくるため、競争率が上がってしまいます。
他の留学生よりも高い英語力を持ち、ネイティブよりもスキルがないと、飲食店といえども雇ってもらうことができません。渡航前からしっかりコミュニケーション力を伸ばしていく必要があるでしょう。
3. 中国人が多い
ヨーロッパ調の町並みが人気のメルボルンですが、近年高層ビルがどんどん建設されています。その多くが裕福な中国人に買い占められていることから、それに反発する人々によって引き起こされる中国人留学生への差別や暴力事件などが度々起こり問題になっています。急激に都市化が進んでいるメルボルンには不動産を爆買いする中国人が多く住んでいることから、シティを歩くと中国人の多さに驚くと言います。
オーストラリアの高校や大学に進学する中国人が多いため、メルボルンの高校はもちろん、大学付属語学学校の進学対策準備コースなどは中国人の割合が大半を占めます。国籍に限らず、同じ言語を話す人が多いと母国語でしゃべってしまうケースが多いことから、「英語圏に留学しているにもかかわらず中国語が飛び交っている環境だった…」ということもあります。
海外に留学すれば自動的に様々な国籍の友達が作れる訳ではありません。メルボルンに留学する際は国籍のバランスの良い語学学校を選択することをおすすめします。
メルボルンでの
おすすめ留学3選
おすすめ留学プラン 1 長期語学留学
語学留学は全ての留学プログラムの中でも最も基本になる留学プログラムです。メルボルンには国籍比率の豊かさや学生のモチベーションの高さに定評のあるDiscover EnglishやILSC Australia、ELSISなど人気の語学学校が揃っています。
現時点で英語が全くできないという方でも、進学や就職活動に備えより高い英語力をつけたいという方でも、勉強に対してモチベーションの高い人々が集まるメルボルンなら満足できるはずです。英語力を身に付ければ、憧れの海外大学や専門学校への進学も可能になるだけでなく、英語力を活かした仕事に就くことへの道もひらけます。
また、シティで開催されている様々なイベントやメルボルンの特色を生かしたアクティビティに参加することで留学生やネイティブとコミュニケーションを取ることができます。
おすすめ留学プラン 2 専門留学
専門留学とは、英語力向上だけでなく特定の分野における専門的な知識や技術の習得を目指す留学です。オーストラリアには政府に認可されたVET(Vocational Education and Training)=専門コースを提供する教育機関があります。このVETコースは、修了・卒業後に仕事に直結する技術の習得、就職後には即戦力として働ける人材育成を目的としているため就職後に即役立つより実践的な知識や専門スキルを重点的に学びます。VETコースを開講する教育機関のひとつが、州が管轄しているTAFE(テイフ)と呼ばれる機関です。製造業が盛んなビクトリア州では、ITやエンジニアリング、ビジネスなどのコースが人気です。他にも、農場、ワイン畑があり、馬学、競馬、農学、動物看護等実践的かつユニークなコースも提供されています。
おすすめ留学プラン 3 短期留学
高校や大学の春休みを利用しての短期留学での渡航先はメルボルンがおすすめです。最高気温が24度、最低気温が14度程ととても過ごしやすいため、寒い日本を離れて快適な環境で海外生活を楽しむことができます。
またイベントも目白押しです。1月末にはテニスの全豪オープンが、3月末はF1オーストラリア・グランプリが開催されます。また、3月に行われるメルボルン・フード&ワインフェスティバルでは、シティ各所で200以上のイベントが開催され、各テーマに沿って斬新な料理とワインを楽しむことができます。さらに同じく3月にはメルボルン国際フラワー&ガーデン・ショーという南半球最大級の花とガーデン、庭園、園芸に関するショーも開催されるため、短期間でも十分楽しむことができます。
メルボルン留学中の生活
(持って行く荷物、滞在方法、交通機関)
メルボルン留学で持って行った方がよいもの
前述の通り、メルボルンはオーストラリアの中でも寒冷な都市のうちのひとつです。オーストラリアといえど気を抜かず、しっかりと防寒対策をしましょう。東京の12月頃の気温と同じくらいまで気温が下がるため、コートやセータ、マフラーや手袋などを持参しましょう。また、風も強いため、ウインドブレーカーのような防風できる上着もあるとより快適に過ごせます。
折りたたみ傘
メルボルンでは急に天気が変わり、雨が降ることもしょっちゅうです。急な雨に備えるためにも折りたたみ傘を日本から持参することをおすすめします。
その他、留学に必要な持ち物に関する情報は下記からご覧ください。
メルボルン留学中の滞在方法
ホームステイは、海外で生活する上で最も一般的な滞在方法のひとつです。
日本とは全く違うオーストラリアの生活スタイルや食生活に触れることができることで人気があります。
ホストファミリーは、手配を行う機関がホストファミリーへ訪問したり無犯罪証明書などの提出を求めたりと一定の審査基準を設けているので安心です。
生活スタイルはもちろん、宗教や食文化、価値観など異なる環境で生活することで、メルボルンでの生活を知り、異文化理解力を高めることができます。また日常的に英語を使うことで英語を話すことに慣れるため、留学をスタートする際にはよい滞在方法です。
シェア (シェアハウス・シェアルーム)
こちらも留学生にとって最も一般的な滞在方法の一つです。一軒家などのキッチンやお風呂、トイレやリビングなどを共有して生活します。部屋は1人部屋、2人、3人部屋など予算や自分の生活スタイルによって選ぶことができます。
ホームステイと異なり、原則ご自身でご自身の希望に沿ったシェアを見つけて内見をし、契約、暮らし始めるという方法になります。サイト上に掲載されている写真や情報は鵜呑みにせず、契約前に下見や家賃の確認などきちんと確認するようにしましょう。
メルボルンではシティとサバーブ(シティから少し離れた町)のいずれかで生活します。シティに住む場合、学校やアルバイト先が近く便利、シティ内は無料のトラムが走っていることから交通費がかからない、またレストランやカフェがたくさんあるためが移植に困らないというメリットがあります。サバーブにする場合、シティと比べて家賃が安いうえに部屋も広く1人部屋も選択できるということ、広い庭やプールがついているうちもあるためのんびり過ごせるということがメリットです。どのような生活がしたいのかを検討してシェア先を決めましょう。
シェアはホームステイと比較すると時間を自由に使え、自炊できる方であれば生活費を抑えることもできます。ただ、他人との共同生活になるため、入居時に過ごしやすい環境かどうかはきちんと確認するようにしましょう。
メルボルン留学中の交通機関
メルボルン市内にはトラムや電車、バスなどの公共交通機関が通っています。料金は距離に応じて、2つのゾーンに分かれています。
メルボルンにはトラムという路面電車が走っています。メルボルンの中心部はもちろん、少し足を延ばして周辺のエリアに出かける時にも利用することができます。路線も便数も多いことから簡単に移動することができます。
トラム・ストップという停留所は通常、四つ角付近の道の真ん中にあります。トラムの正面に記された行き先と路線番号を確認し、目的地に向かうトラムであれば、手を上げて合図し乗車しましょう。乗車後は向上口にあるmyki 専用読み取り機にmyki cardをタッチ、もしくは自動検札機にチケットを入れます。車内アナウンスはほとんどありませんので、降りる停留所が近づいたらブザーを押すかひもを引いて運転手に合図します。目的の停留所に停車したら、乗降口にあるボタンを押してドアを空け降車します。降りる場所が不安な時は、運転手に行き先を告げて降りる場所を教えてもらうことをおすすめします。
また、メルボルン市内にはシティの外周を回っている無料のトラム、「シティー・サークル・トラム」があります。シティ内のほとんどの観光スポットを巡ることができるというとても便利なトラムです。停留所には「シティー・サークル」と書かれているだけでなく、小豆色のクラシックな車体にも「シティー・サークル」の文字が入っているため見落とすことはありません。左回りと右回りともに約10分間隔で運行しており、1周は約30分から40分ほど。チケットを利用せずに乗車することができます。10時から18時まで、サマータイム期間の木曜日から土曜日までは21時まで運行しています。
電車の最寄り駅から路線バスが通っています。バス停には名前がないため、運転手に目的地を告げ、付近のバス停で降ろしてもらうようにするのがおすすめです。メルボルンには「ナイトライダー」という夜行バスが走っており、土曜日と日曜日の深夜にシティと郊外を結んでいます。土曜日は深夜1時30分から早朝4時30分まで、日曜日は深夜1時30分から早朝5時30分までの間、スワンストン・ストリートとコリンズ・ストリートから30分おきに運行しています。車内に電話があり運転手を通して無料でタクシーを呼ぶことができます。
電車
シティから近郊の町に向かう場合は、電車を利用しましょう。シティの周囲を走るシティ・ループと呼ばれる環状線には5つの駅がありますが、そのうちのフリンダース・ストリート駅とサザンクロス駅が郊外への列車の発着駅となっています。ドアは手動のため電車を乗り降りする場合は自分で開ける必要があります。
切符・運賃について
myki card(マイキカード)
myki cardとは、メルボルン市内のトラムやメトロ、バスな公共交通機関共有のプリペイド式カードのことです。
myki cardには3種類のカードがあります。
通学などで頻繁に交通機関を利用する人のための「マイキ・パス」は、7日間分や28日間分ごとにチャージする定期のような仕組みになっています。時々しか交通機関を利用しない人のための「マイキ・マネー」は、チャージした金額から運賃が使った分だけ差し引かれます。旅行できている人向けなのが「マイキ・ビジターパック」です。これはゾーン1内であれば時間帯に関係なく乗り放題になるほか、15のアトラクションが割引になるという特典があります。
myki cardはオンラインの他、主要な駅や市内のセブンイレブンなどの「myki」の看板が出ている店、空港やビジターセンターで購入できます。トラムの車内や駅では切符は販売していないため、メルボルン到着と同時にこのmyki cardを購入することをおすすめします。発行手数料は6ドルで、それに加えて必要な分の料金をチャージします。