大学3年生の後期から休学し、カナダ・ビクトリアへ7ヶ月間の語学留学をされたHirokoさんに、体験談をお伺いしました。高校時代から憧れていた留学を、ついに実現!英語力だけでなく、人としても大きく成長した7ヶ月間のリアルな体験をぜひご覧ください!
Hirokoさんの留学概要
渡航国:カナダ
渡航都市:ビクトリア
留学プログラム:語学留学
学校:SSLC(約7ヶ月間)
渡航期間:2024年8月 – 2025年3月
踏み出せなかった私が、留学を決意した理由
留学準備開始!国・都市・エージェントの決め手
“黙って聞く”が通じない!?カナダで学んだ自発的発言の大切さ
友達の作り方
シェアメイトはまさかの74歳!
カナダ生活で感銘を受けたこと
留学を通して自分が成長したこと
今後の目標
留学を考えている方へのメッセージ
踏み出せなかった私が、留学を決意した理由
高校では国際科に通い、英語のディベート部にも所属していたので、英語に触れる機会は多くありました。「もっと英語力を伸ばしたい」と思いながらも、当時はなかなか留学に踏み出す勇気が持てませんでした。
大学では心理社会学系を専攻し、徐々に英語から遠ざかってしまい、「英語力、落ちてきてるかも」と実感することが増えました。けれど、英語が好きな気持ちは変わらず、「もう一度しっかり英語と向き合いたい」「海外に行きたい」という思いが強くなっていきました。高校時代の友達も留学経験のある子が多くて、その姿に感化された部分も大きかったと思います。
また、大学2年の時に3週間のニュージーランド短期留学に参加し、「長期でも行けるかも」と感じたことが、留学を決意する後押しにもなりました。
大学を休学することに少し迷いはありましたが、「今の時代、決められたレールを歩かなくてもいい」と思えたので、不安よりワクワクの方が大きかったです。
そして、大学2年生の秋ごろに留学を決意して情報収集を始め、翌年の2月頃にワールドアベニューさんのカウンセリングを受けました。
留学準備開始!国・都市・エージェントの決め手
留学プランを語学留学にしたのは、英語の勉強にしっかりフォーカスしたかったのと、当時の自分には「海外で働く」というレベルの自信がまだなかったからです。
国・都市・学校の決め手
最初に考えていた国はイギリスでした。ハリーポッターが好きで、紅茶文化にも憧れていたので、いつか行ってみたいって思ってたんです。でも、費用がかなり高くて…。さらに、イギリスに住んだことのある友達から「現地で差別を受けたことがある」という話を聞いて、少し不安になり、カナダは移民の国という話を聞き、多文化に寛容で生活しやすいという声も多く、自然と惹かれていきました。
父の「ハネムーンで行ったけど、すごく良かったよ」という後押しや、ワールドアベニューで担当してくださったカウンセラーさんもカナダでの生活経験がある方で、「カナダ、おすすめですよ!」と言ってくださって、いろんな方向から後押しを受けたことで、最終的に「カナダに行こう!」と気持ちが固まりました。
都市はバンクーバーと迷いましたが、「落ち着いた生活がしたい」と思い、自然豊かで花が美しい“花の都”とも呼ばれるビクトリアを選びました。街全体がヨーロッパのような雰囲気で、自分に合っていると感じたのも決め手でした。
語学学校は3校くらい紹介してもらった中で、SSLC(Sprott Shaw Language College)にしました。SSLCはバンクーバーとトロントにもキャンパスがあったので、もしビクトリアの生活に飽きても途中で移動できるのはいいなと思い、決めました。結果的にはビクトリアの生活が楽しすぎて、最後まで移動することなくずっといましたが(笑)
エージェントの決め手
留学エージェントについては、ワールドアベニュー以外にも2社くらい話を聞いて比較しました。
最終的にお願いした理由は、担当カウンセラーさんの人柄です。とにかくフレンドリーで、明るくて、説明もわかりやすくて、いい意味で“友達っぽい”距離感で接してくれたのがすごく心地よかったんです。
話していて自然と信頼できたというか、「この人となら安心して準備が進められそう」と思えて、ワールドアベニューにお願いすることに決めました。
“黙って聞く”が通じない!?カナダで学んだ自発的発言の大切さ
語学学校の授業は、日本とはまったく違って、積極的な発言が当たり前というスタイルが新鮮でした。日本では「手を挙げてから発言する」のが一般的ですが、カナダでは「言いたいことがあれば、どんどん言って!」という自由な雰囲気で、中には「俺はフリーカンバセーションを求めているんだ!」と熱く語る先生もいて(笑)、最初は正直戸惑いました。
私は「この話、みんなにシェアするほどかな?」「変に思われないかな?」と気にしてしまうタイプで、人前での発言があまり得意ではありませんでした。
でも、カナダでは”発言しない=やる気がない”と捉えられることもあると知り、意識が変わりはじめました。まずは「か細い声でひと単語だけ言ってみる」など、できることから少しずつ挑戦しました(笑)。最初は「無視してるわけじゃないよ!」という意思表示だけでも必死でした。
「先生が進めてくれるし、誰かが話すだろう」と他人任せにしていた自分が、「自分から発言しなきゃ、留学の意味がない」と思うようになってからは、徐々に自分の言葉で発言できるようになりました。
日本では「黙って聞くこと」が“真面目さ”の証になることもありますが、海外では「関心がない」と受け取られてしまうことがあります。どちらの文化も素敵ですが、個人的にはその中間くらいがちょうどいいなって思います(笑)
月曜日の授業では“週末どうだった?”を話す時間があって、最初は「特別なことを話さなきゃ」と構えていたのですが、どんな小さな出来事でも受け入れてくれる空気があって、自然と人前で話す力がついていきました。
また、カフェやレストランでも「これから娘に会いに行くんだよ」といった、ちょっとした会話をさらっと交わすのが日常で、パーソナルな話題も気軽にやりとりできる距離感が、とても新鮮で面白く感じました。
友達の作り方
私は人見知りですが、一対一の会話は得意なので、休み時間に積極的に話しかけるようにしていました。国が違えば価値観も違うので、「それってどういう意味?」「日本ではこうだよ!」と言う話をすると、自然と会話が弾みました。
私は学校で開催される大人数のアクティビティより、個別で話す方が自分には合っていたと思います。ただ、いろんな人とつながりたい人はアクティビティ参加がおすすめです!
また、ハロウィンの日に仮装がたまたま同じだった子と意気投合したこともありました。その子はジブリ好きのカナダ人高校生で、福岡に留学していた経験もあり、まさかの共通点にびっくりしましたが、こういう偶然が新しい繋がりになるのが海外の面白さだなと感じました。
Hirokoさんのカナダ生活の様子
シェアメイトはまさかの74歳!
カナダに到着した当初はホームステイからスタートしましたが、2ヶ月目からシェアハウスへ引っ越しました。そしてなんと…シェアメイトは74歳の中国人のおばあちゃん!珍しいですよね(笑)
そのおばあちゃんはシェアハウスのオーナーのお母さんなんですが、オーナーさん自身もとても優しい方で、老人ホームのキッチンで働いているので料理がとっても上手で、週に1〜2回おかずをお裾分けしてくれて、本当に助かりました。家族の食事会にも招待してくれることがあり、カナダの家族団らんを体験できて楽しかったです。
シェアハウス探しは少し苦労しました。内見希望の連絡をしても返信がなかったり、内見直前にドタキャンされたり…。とにかく早い者勝ちで、返信が来たら即行動しないと埋まってしまうんです。
今住んでいるのは、3件目の内見で訪れたお部屋で、見た瞬間に「ここだ!」と思って即決しました。中には、掲載されていた家賃より1〜2万円高く提示されたケースもあったので、内見時は条件の確認が大切です!
現在のシェアハウスは、シティまで徒歩30分・バスで20分と立地もよく、月850ドルという家賃はかなりラッキーだったと思います。
ちょっと変わったシェアメイトとの生活ですが、今ではそれもカナダでの大切な思い出のひとつです。
カナダ生活で感銘を受けたこと
カナダでは、そこまで親しくなくても家族の団らんに自然と混ぜてくれる文化があり、「こんなにウェルカムなんだ!」と驚きました。関係性に関係なくフレンドリーに迎え入れてくれる温かさを実感した瞬間でした。
また、カナダ人には日本人と似ている一面もあると感じました。もちろん人それぞれですが、遠慮がちな雰囲気や礼儀正しさを感じる場面が多くありました。
アメリカでは「謝る=非を認める」としてあまり謝らない文化がありますが、カナダでは“Sorry”をよく使うのが印象的で、そういった点でも日本人には馴染みやすい国だと思います。
一方で、ホームレスの多さや街中に漂うマリファナの匂い(※カナダでは合法)には驚きました。治安が特別悪いわけではありませんが、ビクトリアよりもバンクーバーで特にそう感じる場面が多く、「カナダにもいろんな一面があるんだな」と実感しました。
また、バンクーバーの交通機関ではICカードがクレジットカードで使えることにも驚きました。ビクトリアにはそうしたシステムがなかったので、ちょっと“上京”した気分でした(笑)
チップ文化について
カナダにはチップ文化があり、これは日本とは大きく異なる習慣です。「チップを払わない=失礼」と受け取られることもあるため、事前にしっかり理解しておくことをおすすめします。
たとえ自分の文化にチップ文化のなじみがなくても、現地のルールやマナーを尊重する姿勢は大切だと思います。まさに「郷に入っては郷に従え」ですよね。
実際、カナダ人の友人には「最低でも10%は払うべき」と教えられました。ファストフードでは不要ですが、レストランやサービス内容によっては15〜20%が一般的。ざっくりでもリサーチしておくと安心です!
参照:カナダに留学するなら知っておきたい5つのマナー
留学を通して自分が成長したこと
留学を通して、私は自分に自信が持てるようになりました。以前は何でも人任せにしていたけれど、今では自分で考えて行動できるようになり、英語も「間違えたらどうしよう」と怖がらずに話せるようになりました。
それと同時に、「自分の話が面白いかどうか」「興味を持ってもらえるか」は自分が決めることではなく、どう受け取るかは相手次第だと気づきました。だから、話すのも自由、受け止め方も自由。人の目を気にしすぎず、自分に素直に生きてもいいと思えるようになりました。
また、英語を学ぶ中で、日本語の繊細さや美しさに改めて気づく瞬間もたくさんありました。比喩や言葉のニュアンスなど、英語ではうまく伝えきれない表現も多く、「日本語ってすごいな」と感じることが増えました。
もともと英語が好きで、「英語話者に生まれていたら…」と思ったこともありましたが、今では日本語を使いこなせる自分にも誇りを持てるようになりました!海外に出たからこそ、“日本人としてのアイデンティティ”にも気づけたし、言葉の力や価値を改めて見直すきっかけにもなりました。そして、自分の考えや気持ちを自分の言葉で伝える大切さを、留学を通して実感しました。
今後の目標
目標はTOEICのスコアアップです!留学前は約660点だったので、高得点を目指して引き続き勉強中です。実は親から「スコア次第で留学費用の返済額を決める」と言われていて…プレッシャーでもあり、モチベーションにもなっています(笑)
留学を考えてる方へのメッセージ
英語に不安がある方も多いと思いますが、大切なのは“完璧”よりも“伝えようとする姿勢”です!たとえ下手な英語だとしても、話す意思を見せることが相手に対しての誠意でもあるし、コミュニケーションの基本かなと思います。英語だけじゃなく、自分を見つめ直す旅になるのが留学だと思います。怖がらずに、ぜひ一歩踏み出してみてください!
体験談を最後までお読みいただき、ありがとうございました。Hirokoさんの体験談、いかがでしたでしょうか?
実はHirokoさんは、私が担当させていただいたお客様で、もともと明るく元気でとても頑張り屋さんでしたが、留学を通して行動力や自主性がぐんと伸びたと感じています。
現地での生活は楽しいことばかりではなく、戸惑いや大変なこともあったようですが、それすらも「ネタ」にして笑い飛ばせる姿を見て、本当にたくましく成長されたんだなと感じました。
Hirokoさんのように、「英語力だけでなく、自分自身も成長したい!」という方には、きっと留学が大きなきっかけになるはずです。少しでも興味がある方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
ワールドアベニューでは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの主要英語圏での語学留学に加え、ワーキングホリデーや海外インターンシップ、専門留学、大学進学など、さまざまな留学をサポートしています。Hirokoさんの体験談を読んで、「留学してみたい!」「海外に挑戦してみたい!」と感じられた方は、ぜひお気軽にワールドアベニューの留学カウンセリングをご利用ください。
留学カウンセリングは無料で、初回はオンライン(Zoom)にて30〜60分程度からご利用いただけます。木曜定休を除き、土日祝日も営業しておりますので、ぜひご活用ください!