大学4年生を休学し、オーストラリアのシドニーでワーキングホリデーに挑戦されたNoa様から体験談をいただきました。「異文化のなかで働く経験をしてみたい!」とワーホリを選択、滞在中には週6日、1日12時間以上働く日もあったようです。語学学校に通ってみての感想、様々な国の友人たちとの出会い、ワーホリを介して感じる成長、リモートでの就活の様子などお話しいただきました。
Noaさんの留学概要
渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:ワーキングホリデー
語学学校:Greenwich English College (4ヶ月間)
渡航期間:2023年2月 – 2024年1月
Noaさんのワーキングホリデースケジュール
海外で働く経験がしたい!と決意したワーキングホリデー
国際感覚を養いたいと選んだオーストラリア・シドニーでの生活
海外経験をへて感じた成長と変化
今後の目標
さいごに
Noaさんのワーキングホリデースケジュール
海外で働く経験がしたい!と決意したワーキングホリデー
大学時代に留学すること自体は高校のときから決めていました。幼い頃から英語教室に通わせてもらうなど何かと「海外」や「英語」「外国の方」と触れ合う機会があり、ずっと興味があったからです。
実は、東京の私立で行きたい大学がありました。しかし、家族からの意向もあり断念、地元の国公立大学に進学しました。私大を諦める代わりに、大学在学中に1年間、留学することは許可をもらっていました。
ワーキングホリデーを選んだ理由
「海外で働く」ことに興味があったことからワーキングホリデー制度を選びました。
実は大学のゼミで外国人労働者に関する研究を行っていました。ゼミではEAP(Employee Assistance Program)制度を利用して、主に介護業界で働いている方を対象に働きやすい環境とはどのような環境か、などを調査していたのですが、実際に働いている方にインタビューする機会もあり、彼らの話から異文化のなかでの生活や就労に強く興味を持つようになったのです。
大学3年生の終わり、力を注いでいた部活動を引退するタイミングで、渡航を決意しました。そこからは怒涛でした(笑) 帰国後の就活のことなども考えると、「できる限り早いタイミングで出発したい!」そう考えると、もはや時間がありませんでした。
急いでワーキングホリデーのことを調べるなか、一番に出会ったワールドアベニューで留学カウンセリングを受けました。自分の希望や目標、予算などを伝えると、担当してくれたコンサルタントの方が、いくつかのプランを提案してくれました。サポート内容や費用なども踏まえ、自分の希望にマッチするものだったこと、また担当の方の対応にも信頼がおけたこともあり、即決、すぐに申し込み手続きをして渡航に向けての準備を開始しました。
国際感覚を養いたいと選んだオーストラリア・シドニーでの生活
申し込みをしたのが11月、出発は2月と短かったこともあり、あっという間に出発日を迎えました。到着したときシドニーは夏、着ていた冬服がとても暑かったことを覚えています。
到着して翌月曜日から学校がスタートしました。私が通った語学学校はGreenwich English Collegeという学校です。グリニッチは、私が通ったシドニー校以外にもメルボルンやパース、ゴールドコーストやブリスベン、アデレードとオーストラリア主要都市にキャンパスを構え、一般英語はもちろん、ケンブリッジ英語検定対策コースに定評のある、国籍比率がよいと評判の学校です。
語学学校に通って良かったと感じているのは、その環境です。学校には英語を学ぶために世界中から留学生が集います。グリニッチにも東南アジアや南米など、いろんな国から学生が訪れていました。学校に通うことで、あっという間に友達ができていきました。特に仲良くなったのはチリ出身、37歳の学生でした。日本にいたら決してなかった出会い、そしてこのスピード感は、学校に通わなければなかなか得ることはできなかったと思います。
他にも興味深いことがたくさんありました。
例えば、授業中、日本であればみんな授業に集中していて、居眠りしていたり、途中で席をたったりすれば、かなり異質な存在として認知されるように思います(苦笑) しかし、海外では集中力が切れたから.. とコーヒーを買いに席を立つ学生がいたり、それを”OK〜”と笑顔で送り出す先生がいたりします。最初は驚きました。ただ、時間がたつなかで、決して彼らが不真面目だったり、やる気がないわけではなく、文化や習慣が異なるだけだということを知りました。
そもそも学校では、教室の中で机に座って黒板を見つめて.. という授業ばかりではありませんでした。先生が作ったクイズゲームでクラスメイトと対戦するなど、さまざまなアクティビイティが用意されていて、楽しみながら英語を学ぶことができました。また放課後もスピーキング力強化のための補講が開講されたり、仕事探しのためのアドバイス、例えば履歴書添削など、オーストラリアで生活するためのサポートを受けたりすることもできました。
シェアメイトに恵まれたシェアハウス生活
出会いに恵まれたのは学校だけではありません。到着してすぐのシェアハウス(こちらはワールドアベニューに手配してもらいました)、ここでの出会いが衝撃的でした。
2人部屋のルームメイトは日本人の方だったのですが、私たち以外は全員ブラジル出身でした。お酒と音楽、ダンスとパーティーをこよなく愛する陽気な彼らは、到着したその日の夜、ガーデンにテーブルと椅子を出し、プチパーティーを始めました(笑) お腹が空けばドミノピザに歩いていき、一番大きいサイズを1人1枚購入(めちゃめちゃ大きいサイズです 笑)、拙い英語ながら、楽しい夜を過ごしました。
もちろん、楽しいことばかりではありません。生活し始めてしばらくするとチェコ出身の学生が入居しました。すると喧嘩が勃発.. 争いごとを裂けがちな私たち日本人からするともうびっくりなシチュエーションです(笑) しかし、争いごとが嫌いなだけあって、喧嘩による居心地の悪さを放置するわけにもいかず、仲裁に入るなんてこともしばしばありました。英語で双方の言い分を理解し、仲裁をするには、当時かなりの労力を費やしましたが、その甲斐あって、英語における瞬発力のようなものが育ったように思います。
週6日みっちりアルバイト!仕事仲間からの刺激
念願だったオーストラリアでの仕事には、到着して2ヶ月目から就くことができました。仕事探しの際にはJAMSとSEEKを利用しました。気になる求人10社ほどに連絡し、返信あったところにすぐ電話し、トライアルの日程を決めました。最終、2社、トライアルを受け、日本食レストランでのキッチン業務に就くことにしました。
参照:ワーキングホリデーのリアルなお仕事事情!探し方のコツと職種を紹介
最初のうちはバラつきのあったシフトも徐々に安定していき、最終的には週6回、1日12時間ともりもり働くようになり、おかげで月50万円ほど稼げるようになりました。オーストラリアの人々は距離感が近く、キッチンに顔を出してくれて「ありがとう」と声をかけてくださる方がいたり、お店の外であっても挨拶してくれたり.. 多忙な日々ではありましたが、仕事は楽しく、ストレスに感じることはありませんでした。
職場は日本人が多かったですが、シドニー大学に通うオーストラリア生まれの日本人や日本語を話せるフランス人学生など、興味深いバックグラウンドを持つ人たちもいました。職場メンバー、特にシドニー大学の学生の子とはとても仲良くなり、仕事の合間をぬって、遊んだり旅行したりもしました。英語も日本語もネイティブだったこともあり、彼からは言葉の細かいニュアンスを学ぶことができました。
海外経験をへて感じた成長と変化
「今、こうやってお前らと時間を過ごせていることが奇跡なんだ.. 友人にはスラムで死んだやつも、何をしているかわからないやつもいる..」
これは、ブラジル出身の友人が話してくれたことです。
映画やドラマのような、自分からは程遠い世界が、オーストラリアでは友人たちを介してすぐ目の前にありました。自分たちの常識が常識ではないという現実に揺さぶられる毎日でした。
そういったなかで、英語力はもちろんですが、コミュニケーション力には磨きがかかったように思います。
日本に帰国して、大学に戻りました。私は大学4年を休学していたので同級生たちは卒業し、知っている人はグッと少なくなっていました。しかし、語学学校で友人の和が広がったときと同様、すぐに友達を作ることができました。言葉も価値観も考え方も年齢も何もかもが違う環境で人間関係を構築していたオーストラリアでの生活と比べたら、学年が違うなんで、なんとも瑣末な問題でした(笑)
嬉しい発見もありました。帰国後留学生支援活動に参加したときのことです。日本語の拙い留学生の子に対し、自然と英語で質問をしたり、彼らの言葉を周囲に通訳して伝えたりとフォローアップができました。英語が口をついた瞬間、その流れがあまりにも自然で、英語力の伸び実感しました。
今後の目標
オーストラリアに滞在中、12月からリモートで就活を始めました。アプローチしたのは「海外に挑戦できる」企業でした。インターンシップ経験が重視される傾向にあり、インターン参加できなかったことに若干の不利を感じつつも、オンライン説明会やZoom面接などを活用し、海外での経験を積極的にアピールすることで、第一希望だった企業から内々定をいただくことができました。
英語でのコミュニケーションに自信がついたと言ってもビジネスレベルまではまだまだです。大学在学中はもちろん、就職後も積極的に英語を学習を進め、3年以内に海外駐在の目標を達成できるよう、今後も全力で精進していきたいと思います。
さいごに
最後まで体験談を読んでいただきありがとうございました。Noaさんの体験談はいかがでしたでしょうか。大学3、4年生のタイミングでの留学やワーホリは就活との兼ね合いもあり、タイミングや留学期間、そしてプラン内容の検討が難しいですよね。
「できることなら帰国後の就活に活きる留学にしたい!」そう考える方は少なくないはずです。ワールドアベニューでは留学・ワーホリ後のキャリアを踏まえ、どのような内容、プランであれば、その方の目標とする未来像に近づけるのか、しっかりと考え、適切なプランを提案させていただきます。
ワールドアベニューの営業時間は10時から19時、定休日の木曜日をのぞき、土日祝日も対応いたしております。カウンセリングはZoomを利用したオンライン形式で、全国どこからでも利用可能!所要時間も30分程度からと気軽にご活用いただけます。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。