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ニュージーランド 中学・高校留学
完全ガイド【2025年度版】

ニュージーランドは治安の良さや時差の少なさ、留学生を保護するための制度が整うなど、中学生や高校生の留学先として非常に人気の高い国です。アメリカやイギリスなどに比べて留学費用を抑えられるため、家計への負担が抑えられることも選ばれる大きな理由の一つです。また、一人での留学となると不安な学校生活も、バディー制度を導入する学校が多いため、留学初期から友人ができるなど、充実した留学生活を送っていただくことができます。

ここでは、ニュージーランドの中学・高校留学について、その特徴や魅力、日本の中学・高校との違い、おすすめのプログラムについてご紹介します。

動画で見る!ニュージーランド中学・高校留学の魅力

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ニュージーランド
中学・高校留学 特長

特長1 入学直後からバディがつく!?留学当初の不安な時期を安心して乗り越えられるサポート体制

一人での留学となると、海外生活にうまく馴染めるか、仲のいい友達はできるかなど不安はつきものです。ニュージーランドの中学・高校はバディ制度を導入している学校が殆どのため、留学初期から友人を作ることができます。学校のキャンパスを案内してくれたり、困った時にどうすればいいのか、誰に相談すべきかなどアドバイスしてくれるため、一人で不安な日々を過ごす必要はありません。また、国が「留学生の生活保障に関する服務規定」(Code of Practice for the Pastoral Care of International Students)を定めており、留学生が安心して生活を送れるように各学校に留学課を配置し、ホームステイのことや学校生活について相談できる環境作りに努めています。留学生を温かく迎える仕組みができていることはニュージーランドの中学・高校の特長の一つです。
*「留学生の生活保障に関する服務規程」
Code of Practice for the Pastoral Care of International Students

特長2 他国と比較しリーズナブルな留学費用

2024年10月に『トビタテ!留学JAPAN』が発表した「海外留学に関する意識調査」結果では、グローバル化の影響で海外留学の需要が高まる一方で、長引く円安や世界的なインフレから「経済的な余裕がないから」という理由で留学を断念せざるを得ないという現実が報告されていました。ニュージーランドは先進国のため、留学費用は決して格安ではないものの、公立校の授業料、滞在費、制服代金などを合計して年間約300万円〜400万円程度必要になります。アメリカやイギリスを含む主要英語圏の中でも比較的リーズナブルに通っていただける点は大きな魅力の一つです。
*【報道発表】1008トビタテ調べ海外留学に関する意識調査について_2024.pdf

費用(1年間) 合計
アメリカ(私費留学)
学費:$30,000~$60,000
滞在費:$25,000~$50,000
その他、航空券、保険、ビザ申請に伴う諸費用、制服代、サポート費用などの実費
約850万円~1,700万円
ニュージーランド
学費:$15,000~30,000
滞在費:$15,000~17,000
その他、航空券、保険、ビザ申請に伴う諸費用、制服代、サポート費用などの実費
約285万円~446万円

※NZ$=95円 USA$=155円にて計算

たった1年間で1,000万円以上の差がでることも!

ニュージーランド高校留学にかかる費用


特長3 英語スコアを持っていない場合でも入学可能!易しい入学条件

語学学校ではなく海外の高校へ留学するとなると、気になるポイントは入学に必要な英語力です。ニュージーランドの中学・高校は原則英語力の規定を設けておりません。留学生向けの英語コース(ESOL)が各学校で提供されているため、留学生はESOLを受講して英語力の土台をつけながら、他の科目を受講することができます。その他、入学に必要な成績条件も原則規定がなく、比較的入学しやすいところがニュージーランドの中学・高校の特長です。ただし、留学生活を充実させるためには英検準2級以上、成績は5段階中3以上を目指して勉強を進めていくといいでしょう。

特長4 日本の同級生と同じタイミングで卒業できる!柔軟な受け入れ態勢

日本の同級生と同じタイミングでニュージーランドの高校を卒業できる理由は大きく2つあります。

1つ目は、英語力に関する規定
3で記載している通り、英語力に対する下限を設けていないため、他国と異なり、英語力向上に対してプラスアルファの英語学習期間を設ける必要はありません。ご留学時で英語力が低い、または英語力を証明する公式なスコア(英検やIELTSなど)を持っていない方の場合、他国だと、まずは語学研修から始め、その後、中学・高校の本科に入学するという流れですが、ニュージーランドの場合、通常科目と並行して英語力を伸ばす仕組みになっているため、余計な時間がかかりません。

2つ目は、4学期制になっているいずれの学期からの入学も可能
ニュージーランドの中学・高校は4学期制になっており、1学期目からの入学がお勧めではあるものの、いずれの学期からでも入学が可能です。日本の中学・高校との兼ね合いや、帰国後の進路などを踏まえ、もっとも希望に適した入学時期を柔軟に選んでいただけます。

学期 時期
1学期 1月下旬/2月上旬~3月下旬/4月上旬
2学期 4月中旬~6月下旬/7月上旬
3学期 7月中旬~9月下旬
4学期 9月下旬/10月上旬~12月中旬

※ただし学年によっては4学期目からの受入れができない場合もあるため注意しましょう。

参照:高校1年生の1学期で、将来の海外での卒業留学を決意した場合、下記のようなスケジュールになります。

ニュージーランド
ニュージーランド
英語力に対する入学規定の下限が設けられていないため、年齢に該当する学年に進級することができます。

▼ 日本で高校1年生の12月まで修了し、ニュージランドの高校に留学する場合のスケジュール


特長5 中高生一人での留学でも安心できる生活環境(薬物規制/過ごしやすい気候)

渡航先を選ぶ上で、その国の安全性や暮らしやすさはとても気になるポイントです。ニュージーランドは世界平和度指数ランキング2024で堂々の第4位にランクイン(日本17位)しており、治安の良さがうかがえます。
また銃規制や薬物規制について、高校生の留学先として人気のカナダは2018年以降、18歳以上の成人による大麻(マリファナ)の所持・使用の一部が合法化されました。未成年の規制はあるものの親の目の届かない環境での生活に不安を持つ親御様は多いでしょう。ニュージーランドは薬物規制や銃規制は依然とても厳しい国となります。
そして安心できる生活環境の要素として、気候の良さも重要です。ニュージーランドの夏の平均気温は20℃-25℃、冬は12℃-16℃と、山間部を除く地域は比較的過ごしやすく、年間2000時間以上の日照時間です。穏やかな冬と過ごしやすい夏のお陰で年間通して様々な活動ができるでしょう。
Global Peace Index
ニュージーランド政府観光局 ニュージーランドの気象と天候

特長6 緊急時の連絡の取りやすさ

親元を離れて過ごす海外留学、渡航中にいざ何か緊急で連絡を取りたいという際、アメリカやカナダのように時差が10時間以上あるとなれば、連絡を取り合ったり、その後の状況を把握するにもタイムラグが発生します。
ニュージーランドと日本の時差は、3時間〜4時間です。例えば、放課後にホストファミリーの家で夕食をとり、その後現地時間20時に日本に連絡をしたとしても日本はまだ17時(サマータイム中は16時)のため、その日のうちに連絡を取ることができ安心です。
また、田舎のイメージの強いニュージーランドですが、公共の場や学校でのWi-Fi環境やネット環境は充実しているため、各種SNSなどでスムーズに連絡を取り合うことができ、日々の生活も緊急で連絡を取りたいという時も安心です。

主要英語圏と日本との時差

ニュージーランド +3時間/サマータイム時は+4時間
カナダ(バンクーバー) -17時間/サマータイム時は-16時間
カナダ(トロント) -14時間/サマータイム時は-13時間
アメリカ(ロサンゼルス) -17時間/サマータイム時は-16時間

特長7 世界トップレベルの未来教育指数!将来役立つスキルを身につけ充実したICT教育

自由度の高さから意外と知られていないのが教育水準の高さです。ニュージーランドは英エコノミスト誌の未来教育指数ランキング2017年でトップに、2018年以降も3位以内にランクインしている教育大国です。
この未来教育指数ランキングは、各国の教育制度を「将来必要となるスキルを身に着けさせる教育であるか」という観点から総合的に評価したものです。特に注目されている理由の一つが、IT教育が非常に進んでいるという点です。小学生の頃から一人1台、パソコンやタブレットをノート代わりに使用しています。もちろんデジタル世界の危険性を教える授業もあり、情報収集や発信、クリエイティブ部門での活用と合わせて取り組まれています。
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ニュージーランド
中学・高校留学 仕組みの違い

学年

日本とニュージーランドの中学・高校の仕組みについて、日本の義務教育が6歳からスタートするのに対してニュージーランドでは5歳から入学可能です。高校卒業時の年齢は18歳と変わりません。
日本では小学校入学から中学卒業までの9年間が義務教育、ここに高校での3年間を合わせると、高校卒業までで12年間の教育課程となります。対してニュージーランドは、1つの学年をYear(イヤー)と呼び、小学校1年生に該当する学年はYear1、高校3年生に該当する学年をYear 13と呼びます。Year1からYear11まで(5・6歳から16歳)が義務教育で、高校卒業までで教育課程は全てで13年です。

年齢 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 11歳 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
ニュージーランド
学年
Primary School Intermediate School Secondary School
Year1 Year2 Year3 Year4 Year5 Year6 Year7 Year8 Year9 Year10 Year11 Year12 Year13
日本学年 小学校1年~3年 中学1年~3年 高校1年~3年

学期(ターム)スケジュール

ニュージーランドの中学・高校は4学期制を導入しており、原則どの学期からでも入学できます。
ただし、4学期目は学年末の試験のため学校によっては入学ができない場合があります。また、4学期目と新1学期目の間は2ヶ月弱程度の長期休暇が挟まるため、1学期目からの入学が最もおすすめです。

2025年度タームスケジュール
1学期:2025/1/30〜2025/4/11
2学期:2025/4/28〜2025/6/27
3学期:2025/7/14〜2025/9/19
4学期:2025/10/6〜2025/12/8
※エリアや学校、学年によって開始日または終了日が前後する可能性があります。

学期 開催日 終了日
1学期 2025/1/30 2025/4/11
休暇
2学期 2025/4/28 2025/6/27
休暇
3学期 2025/7/14 2025/9/19
休暇
4学期 2025/10/6 2025/12/8
休暇

ニュージーランドの中学・高校での
過ごし方

学校によって始業時間は多少異なりますが、9時前後から始まり、15時頃までが授業の時間です。ニュージーランドはイギリスの文化を受け継いでおり、午前の授業開始後、ランチタイムまでの間にモーニングティータイムいう小休憩があり、生徒も生徒も軽食を取ったりリフレッシュする時間があります。放課後はクラブ活動に参加したり、習い事をしたり、近くの公園や学校のスポーツジムで汗を流すなど自由に過ごすことができます。

ニュージーランドの中学・高校で受講できる科目

ニュージーランドでは、国語(英語)や数学、理科、社会などの基本的な教科以外に、ダンスやビジネス、演劇や乗馬、その他アウトドアエデュケーションと呼ばれリーダーシップを養うことを目的とした野外活動など、日本にはないさまざまな選択科目が存在します。日本のようにホームルームがあり、そのクラスのメンバーで全ての授業を受けるスタイルではなく、各自選択した科目の教室へ移動して授業を受けます。また、授業も講師が話すことをメインとした講義よりも生徒同士で意見を出したり調べるなどの実践型が多いのもニュージーランドの特徴です。

ニュージーランドの中学・高校で選択できる科目例:
数学、理科(地理、物理、生物、化学)、経営学、心理学、歴史学、観光学、ホスピタリティ、IT(情報処理)、演劇、野外教育(スポーツを通じて協調性やリーダーシップを養う授業)、ダンス、音楽、体育、美術(絵画、デザイン、テキスタイル、ファッション、写真、動画作成)、農業・酪農、言語(フランス、ドイツ、スペイン、中国、日本など)、技術、ロボット工学、家庭科、国語/ESL、ESOL(母語が英語ではない学生(留学生や移民など)のための英語の授業) など


選択科目の選び方
日本よりもはるかに多い数の選択科目があるため、どの授業を取るべきかは悩むポイントです。ニュージーランドの中学・高校には生徒の将来に合わせてどのように科目を選ぶべきかをアドバイスしてくれるサブジェクトコーディネーターがいるため、自分の興味があることや将来の進路に合わせて相談しましょう。

アカデミープログラム


ニュージーランドの中学・高校は国技であるラグビーやロケーションを活かしたスポーツ(サーフィン、ボートなど)、乗馬など、特別カリキュラムを開講している学校があります。

ラグビーアカデミー
2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップの影響もあり、本場でラグビーをしながら学生生活を送りたいと考える中高生が増えてきました。ラグビー世界ランキングで第3位のニュージーランドはラグビーの本場であり、ナショナルチームのオールブラックスと彼らが試合前に行うマオリの伝統舞踏「ハカ」は有名です。アメリカやイギリスなどと比較してもラグビーの競技人口は多く、人口に対する競技人口の率が他の主要英語圏は1%に満たない中、ニュージーランドは3.1%を誇っています。そんなラグビーの本場で行うラグビー留学の期間や参加方法、お勧めの高校などを紹介いたします。

ニュージーランドで大人気!ラグビー留学を徹底解説

 

乗馬・セーリング・サーフィン
ニュージーランド国内でも有数のマリンリゾート地であるケリケリにキャンパスを構えるKerikeri High Schoolでは、通常のカリキュラムと並行して乗馬、セーリング、サーフィンを学ぶことができます。金曜日は丸1日アカデミーの授業・活動に参加することができるため、勉強だけでなくニュージーランドならではのスポーツ・文化に触れたい方におすすめです。

スポーツアカデミー
ラグビー以外にも、バスケットボール・クリケット・サッカー・ホッケー・ゴルフなどの練習や関連した内容の授業を体育の科目として、または授業と並行して学べる学校があります。経験豊富なコーチからの指導を受けることができ、日本で頑張ってきた部活動や習い事をニュージーランドでも続けることができます。

卒業資格・卒業後の進路

高校卒業資格/全国統一模試NCEA

留学生も含め、Year11〜Year13の生徒は毎年4学期目に全国共通資格試験であるNCEAを受験します。ただし、1タームのみの留学や日本の中学・高校を休学し1年間だけ留学する方の場合は、あまり気にする必要はありません。日本の中学卒業後、または日本の高校1年生修了前後でニュージーランドの高校へ進学し、卒業を目指される方にとって、NCEAは非常に重要です。

National Certificates of Educational Achievement (NCEA)
Year11以上が大学を含む高等教育機関への進学ために受験するNZQA (ニュージーランド資格庁:New Zealand Qualifications Authority)管轄の全国統一模試です。近年、帰国子女枠を設ける日本の大学でもNCEAのレベル3以上を要求する大学が増えてきているため、日本の大学進学希望の方も受験をおすすめします。
レベルが1~3までに別れ、通常Year11でLevel 1、Year 12でLevel 2、Year 13でLevel 3の内容の試験を受けますが、得意な科目や苦手な科目に応じてレベルを調整することも可能です。

各レベルを受験するうえで必要な単位数

NCEA レベル1 Level1かそれ以上の科目で60単位以上取得
NCEA レベル2 Level2かそれ以上の科目で60単位以上取得
NCEA レベル3 Level3以上の科目で60単位以上取得

共通必須項目 10単位のリテラシー(読み書き)と10単位のニューメラシー(計算)の合計20単位
Year11~13のどこかの学年で1回取得
大学入学資格(University Entrance = UE)
NCEA レベル3の取得と、下記の条件を満たすと大学入学資格(University Entrance = UE)が取得できます。
・NCEA Level3を取得(レベル3から60単位+リテラシー(読み書き)10単位+ニューメラシー(計算)10単位)
・レベル3の規定科目(Approved Subject)3教科を履修、各教科最低でも14単位取得
・基礎数学のレベル1以上で10単位以上の取得
※大学入学資格は、大学進学を確約保証するものではありません。

高校卒業後の選択肢と進学方法

ニュージーランドの高校を修了することで、ニュージーランド国内だけではなく、世界中の高等教育機関への進学切符を手にすることができます。

・日本の大学進学
一般受験とは別に、帰国生入試や総合型選抜入試を利用して進学する方法があります。帰国生入試は、原則2年間以上の海外の中学・高校への留学経験のある学生を対象とした特別枠ですが、近年では帰国生入試制度を撤廃し、総合型選抜入試を導入する大学が増えています。総合型選抜入試は大学が求める人材を小論文や面接などをもとに評価する選抜方法で、帰国生入試の条件に当てはまらない場合でも挑戦できる入試制度です。高校在学中の留学経験をアピールするチャンスになります。
令和6年度帰国生入試実施状況:国公立83大学、私立270大学
令和6年度総合選抜入試実施状況:国公立107大学、私立563大学
*文部科学省「令和6年度国公私立大学入学者選抜実施状況」

・ニュージーランド国内またはその他の国の大学進学
ニュージーランドの大学は8校のみと少ないですが、8大学全てが世界の大学ランキングで上位3%にランクしています。NCEAレベル3の取得と、規定の科目で単位を取ることでニュージーランド国内の大学へ進学する資格(University Entrance:通称UE)を得ることができます。もちろん、NCEAやUEを利用して他国の大学への進学も可能です。すでに気になる大学がある場合は、各大学の入学条件を調べ、条件を満たせる様に動いていきましょう。
・国際的に通用する大学入学資格取得
ニュージーランドには20校(2024年12月現在)の国際バカロレア認定校があり、該当校に通いコースを修了することで国際的に通用する大学入学資格(インターナショナルバカロレア)を取得することができます。ほかにも、ケンブリッジ国際検定(CIE)を受験するカリキュラムを設けている学校が44校(2024年12月現在)あります。将来の選択肢にあわせて、高校やそのカリキュラムを選べることは魅力的です。

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ニュージーランド
中学・高校留学 基本情報

留学プログラムの種類・期間

ニュージーランドの中学・高校は最短1ターム(3ヶ月)からの受け入れが一般的です。一部の学校ではショートタームプログラム(またはスタディーツアー)という、2週間〜1ターム未満の留学を受け入れている場合があります。

種類 期間 内容
短期留学(ショートターム/スタディーツアー) 2週間〜10週間未満 夏休みや春休みを利用して現地校へ留学するプログラム。1年留学や卒業留学の前にお試しで留学を経験したい方におすすめ。
ターム留学 1ターム〜3ターム 1学期〜3学期間、現地の学生と一緒に学校生活を送るプログラム。春休みや夏休みに合わせた1ターム目(1月末入学)と3ターム目(7月入学)が人気。
1年留学 1年間 日本の学校を1年間休学、または単位認定して留学するプログラム。ニュージーランドの中学・高校は、日本人留学生の受け入れ実績も多く、成績表の発行も比較的柔軟な場合が多い。年間行事に参加できるため、海外の高校生活を満喫することができる。
卒業留学 2年〜 ニュージーランドの高校を卒業することを目的とした留学。Year 11以降は現地の学生と同じように、将来の進路にあわせて科目選択をしたり、学年末の統一テストに参加していく。年間行事や卒業パーティーなど、現地の学生と同じように高校生活を送ることができる。

中学・高校留学のためのビザ申請

ニュージーランドへ中学・高校留学をする場合、渡航期間に応じて各ビザ申請が必要です。

NZeTA 3か月未満の留学をする際に必要なビザ
該当プログラム 1ターム留学
学生ビザ 3か月を超える就学をする場合に取得が必要なビザ。
該当プログラム 2ターム以上のターム留学、1年留学、卒業留学

ニュージーランド ビザの種類

留学に向けてご用意いただくもの

学校の入学手続きで必要なもの ビザ申請で必要なもの 渡航にあたり必須のもの
・英文 成績証明書
・英文 卒業証明書もしくは卒業見込証明書
・英語力証明書(IELTSや英検)
・パスポートコピー
・ワクチン接種記録(母子手帳など)
・パスポート
・クレジットカード
・4.5cm×3.5cmカラー証明写真
・英文残高証明書(学生ビザ申請のみ)
・インターネットのつながるパソコンまたはタブレット
・各種ビザ
・パスポート
・航空券
・海外旅行保険

※学校や個人の状況によって追加書類の提出が求められる場合があります。

中学・高校留学で利用できる奨学金制度

ニュージーランドの中学・高校へ留学したいけど、授業料や滞在費、航空券費用などを考えると、留学にかかる費用負担を少しでも減らしたい‥今後の教育費を考えたら奨学金を利用できるなら利用したいなど、費用についての悩みは多いはずです。

高校留学で利用できる奨学金は返済義務のない「給付型」と後に返済が必要な「貸与型」の大きく2種類です。支給元は日本政府や関連省庁、地方自治体、民間団体や企業など様々です。世帯年収や家族構成など細かい条件があったり、より詳細な留学計画書の提出が必要な場合があるため、詳細は各奨学金を扱う機関へご確認ください。

給付型奨学金例

奨学金 留学期間 対象者・条件
トビタテ!留学JAPAN 14日以上1年以下 ・日本の高校に在籍している
・帰国後に日本の在籍高校へ復学する予定
・本制度で実施する事前・事後研究に参加すること
・留学計画や活動報告等の情報提供を行うこと
横浜市世界を目指す若者応援事業 1年程度 ・市内の高校等に在籍する生徒、または市内に在住して市外の高校等に在籍している生徒
・在籍する高校等の校長の推薦を受けている
・2024年4月1日~2026年3月31日までに出発する
福井県きぼう応援海外留学奨学金 1年間または2年間 ・公益社団法人、公益財団法人が提供等する留学プログラム(1年間留学、2年間留学)
・学校長が留学先での履修を単位として認定する留学(1年間留学)

貸与型奨学金例
高校留学で利用できる貸与型奨学金は、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」が代表的です。こちらは返済が不要な給付型と異なり、後々返済が必要ないわゆるローン型で、利用者は保護者、世帯年収や兄弟構成等の条件をクリアしていることが条件です。

学校の種類

ニュージーランドの学校は公立・準公立・私立の3種類がありますが、公立の中高一貫校が一般的です。男女共学が多いですが、男子校・女子校と分かれており、一部授業や学校行事を姉妹校と合同で行う学校もあります。

公立校(State) 準公立校(State-Integrated) 私立校(Independent)
・ニュージーランド国内の中学・高校の大半を占める
・各学校が自律的に学校運営を行う
・私立校から公立に転換された学校
・キリスト系の学校が多い
・私立校並みの施設だが公立基準の学費設定
・全中学・高校の約5%
・国際バカロレア(IB)やケンブリッジ国際検定のカリキュラムを取り入れる学校が多い

滞在方法

滞在方法はホームステイが一般的です。郊外の学校や都心部でも一部の学校は学生寮を設けている場合があります。

滞在方法 メリット デメリット
ホームステイ ・ホストファミリー日常的に英語でコミュニケーションをとることで英語力を伸ばすことができる。
・海外の文化や習慣を学ぶことができる
・ホストファミリーとの相性がある
・都心の学校の場合は通学に時間がかかる
学生寮 ・同年代の現地の学生や留学生と共同生活を送ることができる
・寮のルールに沿って規則正しい生活を送ることができる
・学生寮を提供している学校が少ない
・ホームステイと異なり複数人で部屋をシェアするためプライベート空間が少ない

学生寮がある学校
・Hamilton Girls High School
・Garin College
・Rotorua Boys High School

ニュージーランド中学・高校留学の
おすすめの学校

ニュージーランドの中学・高校は留学生を受け入れている学校が多く、スポーツやアート・音楽に力を入れていたり、ロケーションを活かしたアクティビティを提供しているなどさまざまな特長があります。学校の規模や雰囲気、留学中に挑戦したいことなど、好みにあわせて選ぶことができます。

Hamilton Girls’ High School

都市:ハミルトン
タイプ:公立・女子校
特長:最短2週間のお試し留学ができる貴重な学校。1年以上の留学の場合は、滞在方法をホームステイと寮から選ぶことができます。

Massey High School

都市:オークランド
タイプ:公立・共学
特長:ラグビーアカデミーがある学校。スポーツ以外にも、観光学や幼児教育、自動車技術を学ぶことができる職業教育が盛んです。

Cambridge High School

都市:ケンブリッジ
タイプ:公立・共学
特長:出発前から現地学生と繋がれる手厚いバディープログラムが特長。ローイング(ボート競技)やクリケットなどニュージーランドならではのスポーツも充実しています。

ニュージーランドの中学・高校一覧

ニュージーランド
中学・高校留学 体験談

「英語に自信を持てるようになった」「一生の宝物となる友人との出会いがあった」「行動力と自立心に変化があった」ー 中学・高校留学を経験したお客様から、自身の経験と留学へ一歩踏み出すためのアドバイスを体験談でお話しいただいています。実際に体験されたお客様の声を見てみましょう。

ターム留学

憧れた海外生活を着実に実体験できた
半年間のニュージーランド高校留学

渡航都市:ネルソン
留学プログラム:ターム留学(2ターム/20週間)
教育機関:Waimea College
滞在方法:ホームステイ

高校3年生の春から約半年間、ニュージーランドの公立高校 Waimea Collegeで充実した留学生活を送ったAyumuさん。実は留学を決意した時はすでに高校2年生の夏でした。体験談ではニュージーランドでの高校生活の様子を詳しく話していただきました。また、送り出す側のお父様にもアンケートにご協力いただき、Ayumuさんの高校留学を振り返っていただきました。高校留学に興味のある中高生だけではなく、保護者の方にとっても参考にしていただける内容となります。

Ayumuさんの体験談を読む →

1年留学

北島から南島まで!ニュージーランド
を丸ごと満喫した高校留学

渡航都市:ネルソン
留学プログラム:1年留学
教育機関:Waimea College
滞在方法:ホームステイ

高校1年生の終わりから約1年間、ニュージーランドの公立高校 Waimea Collegeで1年間の認定留学を経験したRiriさんより体験談をいただきました。実は留学中に手首にヒビが入るハプニングもありつつ、今となっては毎日がいい思い出と笑顔でお話しいただいた様子からは充実した時間を過ごされたことが伝わります。高校2年生という受験に向けた大事な時期、留学したいけど帰国後の進学が心配と悩む方には特にご参考にしていただける内容となります。

Ririさんの体験談を読む →

卒業留学

行動力と自立心が養われた
ニュージーランドでの高校留学

渡航都市:ウェリントン(パラパラウム)
留学プログラム:卒業留学
教育機関:Paraparaumu College
滞在方法:ホームステイ

ニュージーランドで高校留学中のIttoさんから体験談をいただきました。Ittoさんは、パラパラウム カレッジというウェリントンから公共交通機関で40-50分のところにある公立の共学校に通っています。ニュージーランドでの高校留学を選んだ理由、学校やホームステイでの生活の様子などお話しいただきました。

Ittoさんの体験談を読む →

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ニュージーランド
中学・高校留学 手続き

渡航前の手続き・サポート

ご留学1年前:信頼できる留学会社での説明会やセミナー、留学カウンセリングに参加しましょう。
中学・高校は国や都市によるメリット・デメリットや、学校の選定方法、学生ビザの申請の仕方など、渡航までに多くのステップがあり手続きも煩雑なため、「とりあえず情報を集める」という方向に走りがちです。一般的な情報は非常に大切ですが、留学するかしないか含め、まずは信頼できる留学会社の選定から行うことをお勧めいたします。

信頼できる留学会社を選ぶポイント
・国内の経営基盤に問題はないか?
・ニュージーランド(教育省など)からの評価は高いか?
・確かな情報を持っているか?
参照:ワールドアベニューが選ばれる理由

留学カウンセリングとは、留学に関する専門的な知識や情報を持つプロの留学カウンセラーより、一人ひとりのご希望にそった留学プランニングのお手伝いや、留学に関する情報提供をさせていただけるサービスです。インターネットを見ているだけではなかなかつかみきれない情報や、自分にあった留学のプランニングのお手伝いをさせていただきます。
また、個人のお客様だけでなく、関東県内に位置する私立高等学校 数校とも取引をさせていただいております。毎年、生徒様や親御様向けの説明会・定期的なオリエンテーションを開催し、生徒様のニュージーランドへのご渡航をサポートしております。

留学カウンセリングは無料ですので、ぜひお気軽にご利用ください。
ホームページからのご予約はこちらから
営業時間10時~19時|木曜定休

ご留学6ヵ月から1年前:留学することが決まったら学校選定
ニュージーランドにもさまざまな地域、都市、学校が存在します。
一人ひとり好きな科目や運動、将来目指していること、留学したいと思ったきっかけ、思い描いている留学生活は異なります。
留学生が多い学校の方がいい方もいれば、少ない方がよいと言われる方もいらっしゃいます。ご希望を踏まえ、1人ひとりに適切な学校紹介を行います。
ご留学3ヵ月から6ヵ月前:出願し留学の各種手続き
人気の教育機関は、早いところだと入学半年前に満席になってしまうこともあります。
希望の教育機関が決まったら、経験豊富なプロの留学コーディネーターより必要書類のご案内をいたしますので、案内にそって書類収集・作成いただき出願手続きを行いましょう。

並行して、ビザ申請の準備、航空券、海外留学生保険、海外で利用するクレジットカードやデビットカード、携帯電話のご案内を行います。遠方の方でも各種SNSを駆使した情報提供サービスを行っておりますのでご安心ください。

ご留学1週間前:出発前オリエンテーション
学校初日のオリエンテーションや制服購入について、また入国審査時の注意事項や持って行く荷物に関するご案内など出発に伴い必要な情報提供を行います。
準備が整えば出発です。

渡航後のサポート

ワールドアベユーではご渡航後も留学生特有の各種生活相談や各機関から留学生・保護者への要件伝達等、LINEやZOOMを介し、日本から遠隔でのサポートを提供しております。また、JTBグローバルアシスタンスが提供する24時間電話サービス、現地サポートデスク**をご利用いただくことができ、緊急時も日本語で相談できるため、安心してご渡航いただけます。
*国際電話の通話料がかかります。
**9カ国16都市に設置されている現地サポートデスクをご利用いただけます。

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