勇真君は高校2年生。「留学したい!」「アメリカに行ってみたい」そんな思いを胸に約1年間、ガソリンスタンドのアルバイトでコツコツ貯金し、アメリカへの留学切符を手にしました。高校2年生の勇真君が50~60万円ものお金を貯めるのは並大抵の努力ではなかったと思います。
留学する前からコツコツと頑張った甲斐あって、本当に充実した留学だったようです。
「世界を身近に感じたし、日本のことを好きになれた。本当にいろんなことに気が付かせてくれて、いろんなことを学べた短期留学でした」そんなメッセージから始まった勇真君のアメリカ短期留学 体験談をご紹介します。
1年前からコツコツ貯金!念願だったアメリカへの短期留学
留学したいと思ったのは1年前でした。私の家族は兄弟も多いので、両親には負担をかけられない…。だから自分でお金は貯めようと考えました。ガソリンスタンドでコツコツバイトし、目標金額だった60万円を貯める計画とともにアメリカ留学を決意しました。
アメリカへの短期留学を調べたとき、一括資料請求したので、いろんな会社さんからご連絡をいただきました。ただ、その中で、自分の希望を踏まえつつ予算内できちんとプランニングしてくれたのがワールドアベニューでした。
私の希望はアメリカのロサンゼルスに留学すること。他の国や都市もそれぞれに魅力的なところはあると思いますが、大好きな映画や洋楽の影響もあり、どうしてもアメリカがよかったんです。他の会社さんが業務的に学校案内だったりプラン紹介だったりをしてくる中、きちんと自分の話を聞いて、その上で留学プランの提案をしてくれたのが決め手でした。
空港出迎えのスタッフとケンカ
高校での勉強とガソリンスタンドでのアルバイトとを並行しながらの生活は大変でした。短期留学のプランを決め、ワールドアベニューへ申込したのは3月末くらい。余裕を持って手続きを始めたつもりでしたが、アルバイトが終わるのはいつも21時、22時頃…、留学の手続きもバタバタとあっという間に進んでいきました。
あっという間に迎えた7月末の出発日。期待と緊張に胸を膨らめての出発でした。
出発当日、わからないことがあれば周りの人に聞きながら、特に大きなトラブルなく飛び立つことができました。最初のトラブルが起こったのは空港出迎えに来てくれたスタッフとのケンカです(笑)
夏休みだからということもあるのかもしれません。。空港はとても混雑していて、ロサンゼルスの空港で、空港送迎担当のスタッフの方との待ち合わせ場所に到着するまでとても時間を要してしまいました。
スタッフと上手に合流することができなかったときの緊急連絡先に連絡し、対応について指示を仰ぎました。すると、〇〇へ移動して…とか□□へ移動して…というのです。私は指示に従って移動しました。ただ、残念ながら上手に合流することができませんでした。
驚いたのは、なんとかスタッフさんと合流することができた時、スタッフさんにすごく怒られてしまったことです。私がまだ高校生なので、心配してのこともあったと思います。ただ、私としては指示に従っていたわけで、「なんで怒られないといけないんだ!」と思い、言い返しました。けんかです(笑)。ただ、きちんと自分の意見をいうと、相手もちゃんと理解してくれたように思います。
日本人はついつい物事を丸く収めようとするところがあると思いますが、時にはきちんと自己主張することも大切なだな…と感じました。
やりたいことはやりつくした3週間だった
どうしても訪れてみたかったアメリカ。行きたかった場所がたくさんありました。たった3週間の留学ですが、語学学校で英語の勉強をしつつ、持てる時間をすべて使って、行きたいところには行きつくしたと思います。
例えば
1週目にはカリフォルニアの憧れのビーチ、映画産業の中心地ハリウッド、そして大好きな映画「ワイルドスピード」のロケ地を訪れました。
2週目には語学学校でできた台湾人の友達とユニバーサルスタジオハリウッドに遊びにいきました。
3週目は、語学学校のアクティビティを利用して、キャンプファイヤーなどに参加しました。
他にも、語学学校でのさまざまな国の友達作りもやりたかったことの一つです。
語学学校には、1クラス15名から20名弱。私は下から3番目のクラスに入りました。先生方もとてもフレンドリーでわかりやすく英語を学ぶことができました。
クラスメイトには台湾、ベトナム、スペイン、ベネゼエラ、イラクなどいろんな国の留学生が集っていました。年齢や英語学習の目的もさまざまです。語学学校が主催するアクティビティでは、世界中の留学生50人くらいでキャンプファイヤーを行い、つたないながらも一生懸命英語を話したり、ボディランゲージを駆使したりしながら、いろんな国の人々とコミュニケーションを取りました。
中でも印象に残っているのは互いの国に対する印象です。
例えば、イラクの方に対する印象です。
イラクとシリアにまたがる地域で活動するIS(アイエス)。日本人の被害者が出たことからも、彼らの残虐なテロ行為・活動は日本人にとっても、大きな衝撃を与えたと思います。その影響もあって、イスラム国出身の人というだけで身構えてしまうところもあるのではないでしょうか。。私がアメリカで出会ったイラク出身の方は、40代で医者を志す方でした。イラク出身というだけで、差別的な視線を向けられることがとても悲しいと言っていました。
ただ、そんななか、ベネゼエラでテロの被害があったというニュースがあり、ベネゼエラ出身の留学生の子が、ニュースを見ながら泣いていました。
私は初めて、今世界で起きている戦争やテロについて、真剣に考えてみたいと感じました。日本にいたら、イラクの方ともベネゼエラの方とも知り合うことはありませんでした。胸が苦しくなる経験ではありましたが、彼ら考えや気持ちに触れることもなかったので貴重な経験だったと感じています。
嬉しかったこともあります。例えば、授業中「どこの国に行きたいか」ということが話題に上ったことがありました。その際に、「日本」を希望する生徒が多くいたんです。他の国の人々が日本に対して「日本はきれいで安全。人が優しい。」など、好印象を抱いていることにとても驚きました。普段日本で生活していると、「日本ってちょっとな…」なんて思ってしまうことも多いのですが、海外から見た日本の魅力を知ることができ、とてもうれしく思いました。
語学学校外でもいろんな経験をしました。
最も印象に残っている経験は、バス停でバス待ちをしていた際、ホームレスの方と話をしたことです。
ホームレスの方は、ベトナム戦争に参加したことのある人でした。戦争当時、世界各国を自分の目で見て足で歩いたと言いました。泥水で体や髪を洗い、その水を飲んで、食事の支度に使う…… そんな生活をしている人もたくさんいたと言います。
他にもいろんな話がありましたが、語学学校での他国の留学生の子たちからの話も踏まえ、メディア上でいかに偏った情報配信がなされているのか、同時に自分の目で本当の世界を見る大切さを知りました。
喝上げには注意!これから留学する皆さんへメッセージ
一つ、気をつけていただきたいことがあります!
実は、一人でビーチを歩いていた際、黒人の男性2人組から喝上げに合いました。喝上げと言っても殴るけるの暴行を受けた…というような荒っぽい話ではありません。ただ、よくわからないCDを23ドルで購入する羽目になりました(笑)アメリカでの一人歩きには注意です!
他にも、留学中、いいことばかりではなく、しんどいことも嫌なこともありました。
食事は体に悪そうで、おいしくなくて…(笑)。日本に帰国後、さっそくかつ丼にがっつきましたし(笑)、ホストと気が合わなかったり、言いたいことがあってもうまく表現ができずもどかしい思いをしたり…。
でも、それらをひっくるめて今思うのは、本当にいい経験ができたということです。
たった3週間ですが、3週間前には知らなかったことが本当にたくさんあります。
英語もまだまだだけど、スピーキングやリスニングには少し自信がつきました。
行くこと自体に意味や価値があると思います。留学したいと思うなら思い切ってチャレンジしてみてください!
お名前:葛西 勇真様
留学プログラム:アメリカ ロサンゼルス 短期留学
渡航期間:2017年7月30日から8月19日
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