高校3年生の春から約半年間、ニュージーランドの公立高校 Waimea Collegeで充実した留学生活を送ったAyumuさんより体験談をいただきました。実は留学を決意した時はすでに高校2年生の夏でした。限られた学生生活の中でやりたいと思ったことにはなんでも挑戦しよう!と心に決めたAyumuさん。体験談ではニュージーランドでの高校生活の様子を詳しく話していただきました。また、送り出す側のお父様にもアンケートにご協力いただき、Ayumuさんの高校留学を振り返っていただきました。高校留学に興味のある中高生だけではなく、保護者の方にとっても参考にしていただける内容となります。
Ayumuさんの留学概要
渡航国:ニュージーランド
渡航都市:ネルソン
留学プログラム:高校留学
語学学校:Waimea College
渡航期間:2ターム(20週間)
渡航期間:2024年4月 – 2024年9月
Ayumuさんの留学スケジュール
高校留学を考えたきっかけ
ネルソンの公立高校 Waimea Collegeでの学校生活
思い出に残っているイベントや放課後の過ごし方
ホームステイファミリーとの生活
留学を考えている方へのメッセージ
お父様からのメッセージ
さいごに
Ayumuさんの留学スケジュール
高校留学を考えたきっかけ
海外留学をしている友人が多く、みんなの話を聞くうちに海外の高校生活に興味を持ちました。昔からずっと興味があったというよりは、海外や英語に興味を持ったのは高校2年生の初めくらいでした。本格的に留学を考え始めたのは高校2年生の夏だったこともあり、高校生のうちにやりたいと思ったことはすぐにチャレンジしていこうと思うようになっていました。そこから留学カウンセリングを受け、家族へ自分の本音、海外に行きたい理由を話したら許可してもらえました。
出発前に取り組んだ英語学習
留学前は自分の英語力がそこまで高くなかったので、とても不安でした。海外の生活、特に学校生活に慣れていけるのかという不安は大きかったです。そのため、出発前は英語の勉強をしていました。特に単語は大事だと思っていたので、単語を覚えたり、文法を復習したり、海外のYoutubeをみてリスニングを勉強していました。今後渡航される方にアドバイスするとしたら、スピーキングやリスニングの対策をしておくといいと思います。
ニュージーランドの高校留学を選んだ理由
カナダやオーストラリアの高校留学も考えたのですが、ニュージーランドは留学初心者でも生活しやすいという話を聞いてニュージーランドにしました。また、語学留学ではなく高校留学を選んだ理由は、同年代の人が多いので話しやすいと思ったからです。また、海外の高校生活に憧れがあったのも高校留学を選んだ理由の一つです。実際にニュージーランドに行ってみて、ニュージーランドの人たちがとても優しくしてくれ、本当に楽しかったです。
ネルソンの公立高校 Waimea Collegeでの学校生活
ニュージーランドの大自然を満喫できるアウトドアエデュケーション
Waimea Collegeを選んだ理由はアウトドアが盛んと聞いて、楽しそうだと思ったからです。実際にアウトドアエデュケーションといって、外での活動を通じてリーダーシップを学ぶ授業とホスピタリティ、理科、日本語、体育を受講していました。アウトドアエデュケーションではハイキングをしたり、クライミングをしました。実際にニュージーランドの大自然の中で30メートルぐらいあるところに登った時は、結構怖かったですが楽しかったです。
留学生も参加可能な日本語クラス
Waimea Collegeには言語科目があり、日本語もその一つです。日本語のクラスは先生も日本語がとても上手な方で、受講している生徒さんも日本に興味を持っている方が多く、友達を作るきっかけとなりとても楽しかったです。日本人の留学生も日本語科目をとっている人は多いため、友達になれました。もちろんKiwi(ニュージーランド人)の友達を作ることができました。日本のことをよく知っている生徒さんが多いため、留学前に日本のことを調べていくことをお勧めします。
自分の興味に合わせて選べる選択科目
英語の授業は留学生向けの英語コースESOLでリーディングをしたりちょっとしたゲームで英語を学びました。体育ではボールを使ったスポーツが多く、バスケやラグビーをしました。日本ではラグビーをやったことがなかったので、難しかったです。ホスピタリティの授業は日本でいう調理実習のような授業で、ご飯を作ったりお菓子作りをしました。実は最初は地理を受講していたのですが、ホスピタリティを受講している子がみんなでご飯を作っていて楽しそうだなと思い、学校に相談して科目を変えてもらいました。ニュージーランドでは選択科目を変更することができるので、とにかく気になることをやってみるといいと思います。
学校生活、友人との思い出
思い出に残っているイベントや放課後の過ごし方
海外で初めて参加したダンスパーティ
ニュージーランドの高校生活でとても思い出に残っていることは、ダンスパーティーに参加したことです。自分が在籍していたYear12(日本の高校2年生)のダンスパーティーと、留学生イベントのダンスパーティーに連続で参加しました。ダンスパーティー自体、今まで日本でも参加したことがなかったので、海外の高校だなと実感しました。見よう見真似でノリに合わせていました。
ダンスパーティーの様子
他にも、放課後には学校や学校の近くでバスケをしたりネルソンのシティ中心へ遊びに行きました。ネルソンはニュージーランドでも人気のリゾート地で毎週末ビーチに行ってたと思います。Waimea Collegeの留学生向けのイベントにはほぼ参加しており、先生と一緒にカラオケをしたり、ジムナイトといって夜に学校の体育館を開放してスポーツをするなど、普段の昼間の学校の雰囲気とは違ってとてもたのしかったです。
Ayumuさんが通われた高校 Waimea Collegeに関して詳しくはこちらから →
ホームステイファミリーとの生活
ホームステイ先はニュージーランド人のファミリーで、ホストファザー、ホストマザーと17歳の子供と小さい子、犬と猫、そして香港からの留学生がいる家庭でした。毎週末、自分が覚えた5つの単語を発表するというのをホストファミリーと約束していました。実はそれは帰国した今でも続けており、帰国後もホストファミリーと繋がれる関係になれたことはとても嬉しいです。
忘れられない思い出となったホストファミリーとの国内旅行
ホストファミリーとの1番の思い出はハンマースプリングスという温泉街へ一緒に旅行したことです。バギーに乗ってひつじ達のいるファームを走ったり、モーターボートに乗ったり、プールにも行きました。他にも日常での思い出は、ホストファミリーの小さい子どもとトランポリンで遊んだり、一緒に映画を見たり、メイクに付き合ってあげたりしました。とてもいい時間を過ごせましたが、自分が滞在している期間はニュージーランドは冬だったので、次は夏に遊びにきてと言われました。受験が終わって、いつかニュージーランドにまた遊びに行きたいです。
ホストファミリーとの生活
今後の目標
まずはもうすぐ受ける英検準1級の試験を頑張ることです。そして、その後には大学受験を控えています。英語での授業が多い大学への進学を狙っており、頑張ろうと思います。今回は2ターム留学のため、帰国子女枠とかではなく一般受験をする予定です。留学に行くことで受験勉強ができない不安はありましたが、英語に関しては自信を持てるようになりました。大学に入ったら、ドイツに留学してみたいなと思っています。理由は、Waimea Collegeにドイツ人の留学生が多かったからです。ドイツ人留学生以外にもカンボジアやタイ、デンマークなどいろんな国の留学生がいました。そのような環境で留学生活を送ったことで、海外にさらに興味を持つようになりました。大学生になってもいろんな人と関わりたいです。
留学を考えている方へのメッセージ
留学前は英語を話すことに慣れていなくて不安だったりあまり言葉が出てこないということがあると思います。ただ、そんなに気にせずに話してみると伝わっていくものなのでとにかくどんどん英語を話してみるといいと思います。気になったら挑戦してみたほうがいいと思います。
お父様からのメッセージ
今回Ayumuさんの留学について、お父様にアンケートへのご協力をいただきました。中高生を送り出す親御様の気持ちはどのようなものだったのか、Ayumuさんが帰国した今、お父様からみたAyumuさんはどのようにみえているのか、高校留学をさせるべきか迷っている保護者様は是非ご参考にしてください。
①留学を決めたきっかけ、認めた理由
本人の本気度を見て判断いたしました。以下の条件を提示し、自分の意志で進めるように求めました。
・留学に関する情報を自ら集めること
・なぜ留学したいのか、行って何を得たいのかを自分の言葉で伝えること
・必要な準備(英語学習も含む)を自分で進めること
これらの条件を示したところ、本人は途中で投げ出すことなく、留学への意欲を繰り返し伝えながら、主体的に準備を進めていく姿が見られました。自ら考え行動する経験が、更なる成長や将来の糧となると感じたため、留学を認めました。
②渡航してからの連絡頻度、連絡方法
週に1〜2回ほど、LINEを通じて連絡を取り合っていました。
③留学期間中、親として心掛けていたこと
こちらからの連絡は控え、干渉しないよう心掛けました。本人が自身の力で成長できるよう、あえて距離を置く姿勢を大切にしていました。
④帰国後、成長を感じたところなど
留学先では多くの新しい海外の友人ができ、現在も連絡を続けている様子から、コミュニケーション能力の成長を感じています。また、家では自分のことを自分で行う自発性と自立性が一層顕著になりました。さらに、日頃の勉強や受験に対する姿勢も中学生時代には見られなかったほど前向きになり、留学が良い刺激となったのだと実感しています。
さいごに
最後まで体験談を読んでいただきありがとうございました。Ayumuさんのニュージーランド高校留学体験談はいかがでしたでしょうか。
憧れていた高校生活を実体験し、今では日本の友人と話すような日常会話や恋愛話まで英語でできるようになったというAyumuさん。日本とは異なる環境の中で不安はありつつ、限られた時間を充実させようと一生懸命行動したことが成長につながったのではないでしょうか。すでに高校生になっている場合でも、Ayumuさんのように海外高校生活を体験することができます。「まだ間に合うかな・・」と悩んでいる方は、是非Ayumuさんの体験談を参考にしてください。
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