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  • 海外留学体験談
  • 2024.09.02

英語力はもちろんマインドにも変化が!オーストラリアでの海外ビジネスインターンシップに挑戦【体験談】

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オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した海外ビジネスインターンシップ・プログラムに参加されているMaoさんから体験談をいただきました。現在Maoさんはファッション関連のホストカンパニーにてインターン中です。語学研修の様子やホストカンパニー決定までのプロセス、インターン先での業務内容や苦労、海外での就労経験を通じて感じている成長や変化などをお話しいただきました。

Maoさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:海外ビジネスインターンシップ
語学学校:MIT Institute (12週間)
渡航期間:2024年2月 – 2025年2月

Maoさんの留学スケジュール

海外大学院進学をコロナで断念.. 諦めきれなかった海外への思い


最初にオーストラリアを訪れたのは、大学の夏休みでした。ホームステイプログラムで、オーストラリアのパースに滞在しました。その後、交換留学制度を利用し、ゴールドコーストのサザンクロス大学という大学に留学.. ただ、オーストラリアでの生活にすっかり魅了されていた私にとって1年間はとても短く.. より長く滞在したい!と、オーストラリアでの大学院進学を決意しました。

進学を予定していたのはフリンダース大学、ソーシャルワークのマスターコースでした。IELTSも規定のスコアを取得し、無事入学許可を得ることができました。その後、日本の大学を卒業.. 順風満帆かと思いきや、コロナの影響を受け、渡航は中止となりました。オンラインで授業を受けることもできましたが、オーストラリアでのリアルな生活を切望していた私にとって、その選択肢はなく.. やむを得ず留学を断念しました。

そこからは大変でした。

すでに大学を卒業したタイミングだったため、新卒と第二新卒、場合によっては中途枠で就職活動を進めました。大学在学中と異なり、大学からの支援もなく.. ただ、努力の甲斐あって最終的には納得のいく就職先を見つけることができました。就職した企業は、物流サービスを提供する世界最大手の会社で、世界とつながることのできる仕事でした。

しかし、コロナが落ち着きを見せるなか、留学への思いが再燃しました。現状にものすごく不満があったわけではありません。しかし、当時の努力や「若いうちにいろんなことに挑戦したい!」と考えていた私にとって、この不完全燃焼な気持ちはどうにも耐え難いものでした。

まずは情報収集から.. と色々と調べ始めました。大学卒業時は、社会的に弱い立場にいる人々をサポートできるような仕事や、そのための勉強に興味があり、ソーシャルワークを学びたいと考えていました。しかし、社会人となり私の意向には変化がありました。海外でも「働いてみたい」と思うようになったのです。社会に出てみて、働く経験そのものに価値を感じたことが大きく影響したように思います。

そこで、当時各種メディアでも取り上げられていた「ワーキングホリデー」に興味を持ちました。ワーキングホリデー制度を利用すれば、フルタイムで働くことができます。
そんななか、たまたま見つけたのがワールドアベニューとオーストラリア政府観光局とが共同で開催していた説明会です。説明会にはとても多くの方が参加していたこと、また、政府関連機関から協力を得られる会社だったことから、ワールドアベニューには安心感を覚えました。

海外ビジネスインターンシップ・プログラムを選んだ理由

その後、2023年7月頃に改めて留学カウンセリングを受けました。特に悩んでいたのはプラン選びでした。選択肢には、大学時代考えていた大学院進学もありました。しかし、以前ほど「学びたい」と思える学問はありませんでした。ただ、「じゃぁワーキングホリデーなのか?」と聞かれると、飲食店などでアルバイト生活を送るだけの日々には違和感.. というか不安がありました。

そこで担当留学コンサルタントの方からご紹介いただいたのが ”海外ビジネスインターンシップ・プログラム” です。

海外ビジネスインターンシップは、オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用したプログラムです。しかし、飲食店などでのアルバイトではなく、ビジネスシーンで本格的な就労経験を積むことができると聞き「これだ!!」と思いました。

英語力はそれなりにあったと思います。しかし、日本での就活に苦労した経験からも、海外で、しかもワーホリの諸条件のなかで雇ってくれる企業を見つけるのは至難の業であることが予想できました。そこで、ワールドアベニューのプログラムに参加することを決めました。

オーストラリア生活の様子(学校、ホームステイ、アルバイトなど)


プログラムに申込みしてから約半年間の準備期間はあっという間でした。英語のレベルチェックテストを受け、語学研修期間が決まり、その後は学校への出願、ホームステイの手配、各種費用の海外送金、ビザ申請など、ワールドアベニューがサポートしてくれました。

海外ビジネスインターンシップ・プログラムには、国家資格キャリアコンサルタントからのキャリアカウンセリングが3回ほど含まれており、渡航前、MBTI診断を活用した自己分析、業界研究ナビやマイナビ国際派就職を活用して業界研究などを行いました。これからの留学経験を踏まえつつ、将来を考えたり、相談できたりする機会は貴重なものでした。

久しぶりのオーストラリア生活

シドニーに到着したときは「やっとだ..!!」と、諦めずにここまで辿り着いた自分を少しばかり誇らしく思いました。オーストラリアでの生活は初めてではなかったものの、シドニーのような都会は初めてで、今までとはまた異なる印象を持ちました。

シドニーで生活してみての感想は…
・物価が高い!!
・本当に多種多様な人種の人たちが共存している
・アジア系の人々が割と多いからか暮らしやすい
・生活していて危険は感じない
・冬は意外と寒い
・公共交通機関やインフラは充実している などです。

私のホームステイ先は学校のあるシティ中心地から1時間半ほど離れた地域にありました。オーストラリアらしい自然豊かなのんびりとした住宅街でした。ファミリーは60-70歳くらいのおばあちゃんが一人、加えて日本人と中国人のホームステイメイトがいました。一緒にマザーのお手伝いをしたり、時間があれば日々の出来事を話したり.. 通学には若干時間がかかるものの、そこでの生活はとても居心地のいいものでした。

オーストラリアでの生活のなかで、特に印象的だったのは朝のラッシュです。東京ほどとは言わずともシドニーはオーストラリア国内で最大の都市です。人口も多く、当然朝の通勤通学時間は混み合います。しかし、不思議と日本のラッシュのような ”圧” はありません。人と人との距離に余裕があり、譲り合いの精神を感じる機会も多々あります。都会のシドニーであってもオーストラリアならではの少しのんびりとした雰囲気を感じられたのはとてもいい点でした。

他国の生徒からの刺激も!充実した語学学校生活


語学学校には約3ヶ月間通いました。コースはケンブリッジ英語検定対策コースです。

これは、英語がある程度できるようになったとき、皆さんも感じることだと思いますが、ある程度できるが故に、間違いを指摘してもらえる機会がなくなります。多少、文法が間違っていても発音がおかしくても、伝わるから… と指摘されず、成長機会が少なくなっていくのです。

その点において、今回改めて英語を勉強できたことは、非常に良かったことと認識しています。

例えば、アカデミックな勉強は久々で、ライティングやリーディングは非常にいい復習になりました。また、よい事例としてライティングをクラスメイトに紹介してもらったり、先生方とも積極的にコミュニケーションを取り褒めていただいたりすることで、自分の英語力に自信を持ついい機会になりました。加えて、他国の学生たちの積極性に触れることで、私自身、もっともっと積極的にならなければ!といい刺激を受けることもできました。

ビジネス街でのアルバイトにも挑戦

学校での就学時間が比較的長かったこともあり、アルバイトは学校が終わった直後からスタートしました。日本食レストランではありますが、ビジネス街にある高級店で、ランチでも60ドル(6,000円)程度のコースがガンガン出るお店のため、英語力もそれなりに求められます。今はインターンと並行してシフトに入っているため、週2回程度で、時間帯は11時半から夜の9時ころまでで、休憩2時間、時給は31ドルと比較的高めです。

ちょっと面白いな.. と思うのは、昼の忙しさに対して夜の仕事にはゆとりがある.. という点です。オーストラリアの人々はワークライフバランスを大切にしている方が多く、仕事が終わるとすぐに家に帰り、家族と過ごします。故に、昼間はものすごい忙しいのですが、夜は比較的ゆとりを持った接客が可能になります。日本人らしい丁寧な接客には、喜んでくださるお客様もおり、とても楽しく働いています。

インターンシップの様子(業務内容、日本との違いなど)


語学学校も終盤に近づくと、いよいよホストカンパニー探しが始まりました。履歴書や職務歴書、カバーレターを作成し、候補の企業の書類選考に応募、書類選考に合格すれば面接という流れでした。候補の企業選定も、書類選考への応募も、面接セッティングもすべて学校の方でサポートいただけたため、無駄な時間を過ごすことなく、ホストカンパニー決定まで進むことができたと思います。

私の場合、2社、書類選考に応募、1社は不合格、もう1社は合格し、そのまま面接へ、すぐにインターンが始まりました。ここまでの期間は約1ヶ月半くらいでした。

インターン先企業は、ファッションエージェンシーと呼ばれ、ファッションブランドとバイヤーの仲介を行っている会社です。シフトは週2-3回、9時から5時までで休憩は30分程度です。私以外にもインターン生が数人在籍しており、全員ネイティブの大学生、または卒業してすぐの方で、就職活動の一環として行っているようです。

主な業務には次のようなものがあります。
‐ Visual Merchandising
バイヤーが新しいブランドの買い付けにくるため、客層と費用に併せた商品陳列
‐ Data Entry on CRM System
顧客情報や新ブランドから提供される新商品の情報入力
‐ Showroom Arrangement
会社が所有する会場を利用し、インフルエンサーを招待しての新ブランド・モデルの撮影会などイベントが行われるため、その会場設置のサポート(主催企業例:ユニクロやK-martなど) など

実際、ビジネスシーンで使われる英語の難しさを体感する.. という意味でも非常にいい学びの機会をいただいていると思います。英語のスピードは学校の先生が話すそれとは全く異なりますし、飛び交う単語も「請求」「納品」「在庫管理」「陳列」など、日常会話では使わないものばかりです。自分が適当に相槌を打てば、ホストカンパニーや顧客、取引先企業、またはそれらすべてが損失を被ることもある.. そんなプレッシャーにはまだまだ立ち向かうことはできません。だからこそ、データ入力時や商品陳列時などに、社員とバイヤーとの会話や、顧客に対し商品説明・販売する際の英語に聞き耳をたて「この表現は役立ちそうだな」と思ったらメモをとるなど、日々コツコツ勉強しています。

日本との違い


オーストラリアの人はとても褒め上手だな.. と思います。本当に些細なことでものすごく褒めてくれたり、無給で働いているからということもあるのかもしれませんが、毎回帰り際には「Thank you for helping today」と言ってくれます。

例えば、商品陳列を行う際、マニュアルがないため、どのように陳列すべきかわからず.. 社員に尋ねるも 「nicelyに!」としか言われません。戸惑いながらも、見やすさなどを考えながら一生懸命並べると「ものすごくいいわ!!」「素敵だね!」「上手!」とちょっと大袈裟なのでは?(笑) と思うくらい褒めてくれました。これを機に、とても前向きに日々の業務に取り組めるようになったことを覚えています。

もちろん、日本でも褒め上手な方はいらっしゃると思います。しかし、傾向としてはそこまで多くないように感じています。だからこそ私は、日本に帰って再就職した暁には、自分も仕事で関わる人たちに日々感謝の気持ちを持って接することのできる社会人になりたいと感じています。

今後の目標


残り1ヶ月、しっかりインターンをやり切った後には、アルバイトをして過ごし、最後の1ヶ月は思い出の地であるパースに引っ越し、残りのオーストラリア生活を満喫したいと考えています。

帰国後は日本をベースにしつつも、出張などを介して世界とつながることのできる仕事をしたいと考えています。理由は、せっかく伸ばしてきた英語力を活かしたい.. というのはもちろんですが、いろんな国のビジネスシーンを見てみたいという思いがあるからです。

今回オーストラリアで働いてみて、働き方や仕事に対する価値観、ともに働く人々の多様性など、日本との違いに驚き、とても興味を持ちました。他国の人々の働き方、職場環境、人間関係などをもっと知りたい、見てみたい.. と感じています。どうしてか?何に繋げていきたいのか?と聞かれると、もう少し分析する必要がありますが… もしかしたら、それらを踏まえ、日本で働く外国人労働者を支援したいのかもしれませんし、海外で働く日本人を支援するような仕事をしたいのかもしれません。ただ、いずれにしても、以前の留学から今に至るまで自分の中で軸としている日本と海外との架け橋になるような、そんな仕事を見つけられたらと思います。

これから留学される方に向けてのメッセージ

留学中、なかなか上手くいかなかったり、自分が想像してた生活とは違う方向に進むことが良い意味でも悪い意味でも多々あると思います。そんなとき、その置かれた環境を”どう自分が捉えるか”で得られることはたくさんあると気づきました。

私の場合でいうと、今までに全く馴染みのなかったファッション業界でのインターンだった頃もあり、働き始めた当初は戸惑いもありました。しかし、すべての経験が今しかできない経験であり、せっかくなのだから、今、ここでしか得られないものを得ようというマインドに切り替えてから、充実した日々を過ごすことができています。ですので、これから挑戦させれる皆さんも、ぜひ、どんな環境に遭遇しても「何かしらもぎ取ってやる!!」という、前向きなマインドで取り組んでみてください。その瞬間は辛くても、必ず感じる成長や変化があるはずです。

さいごに


最後まで体験談を読んでいただきありがとうございました。Maoさんの体験談はいかがでしたでしょうか。

コロナにより断念せざるを得なかった留学に改めて挑戦、海外で働く経験を通じて、英語力はもちろん、人間的にも社会人としても成長や変化を感じられているようですね。今回の経験が、あたらしい世界での挑戦の足がかりになることを弊社としても願っています。

さて、ワールドアベニューではMaoさんが参加されたオーストラリアでのインターンシッププログラムを含め、オーストラリアで学生ビザを利用したインターン、他にも有給インターンが組み込まれたカナダでのCOOP留学など様々なタイプのインターンプログラムを取り扱っています。ご興味をお持ちの方は、無料カウンセリングにてご相談ください。

無料留学カウンセリングは、10時から19時、定休日の木曜日をのぞき、土日祝日もご予約いただけます。カウンセリングはZoomを利用したオンライン形式、全国どこからでも利用可能!所要時間も30分程度からと気軽にご活用いただけます。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。

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