カナダのトロントでワーキングホリデー中のSatsukiさんから体験談をいただきました。語学学校UMCで約5ヶ月間英語を学んだのち、アイスクリーム屋さんとラーメン屋さんで掛け持ちバイトをしつつ、今はカナダのカレッジ進学に向けて貯金中だといいます。カナダでどんな出会いがあり、どんな経験をし、何がSatsukiさんの新たな目標に繋がったのでしょうか。
Satsukiさんの留学概要
渡航国:カナダ
渡航都市:トロント
留学プログラム:ワーキングホリデー
学校:UMC(約5ヶ月間)
渡航期間:2023年3月 – 現在
Moehaさんの留学スケジュール
ワーキングホリデー制度を選んだ理由
数多くある留学制度のなかからワーキングホリデーを選んだ理由は「お金」です。
私は5人姉妹の末っ子、かつ母子家庭で育ちました。海外や留学への憧れは中学生時代からあったものの、母への負担を考えると学生時代に「留学したい」と言い出すことはできませんでした。
留学はお金を持っている人だけができる経験.. そんなふうに思っていたので、半ば諦めていたものの、高校生になり進路やその後の人生について考える機会が増えたことで、海外への思いが再燃、調べるだけなら.. と検索してみて見つけたのがワーキングホリデーでした。
高校やカレッジ、大学などに通う留学と異なり、自分の予算の範囲内で語学学校に通うことができ、しかも現地で働くことができるため留学中の生活費を抑えることができるといいます。ワーホリ制度のことを知ったとき「これなら自分でも挑戦できる!!」と思いました。
「絶対にワーホリにいく!」
そう決意して、高校を卒業後、働き始めました。ワーホリ貯金のため、できる限り生活費は節約し、遊びにもいかず、友好関係も絞り、コツコツ働くこと4年、ようやく目標金額が見えてきました。
コロナも落ち着き「そろそろ動き出そう!」と思えたのが2022年春を過ぎたころでした。改めてワーホリ制度を利用していく国や都市、学校、サポートしてくれるエージェントを調べ始めました。
カナダのトロントに決めた理由は「寒い都会」が好きといういたってシンプルなものでした(笑) 暑いところよりも寒いところの方が好きということと、都会の方がいろんな人たちに出会えると考えたことが背景にあります。
留学エージェントについて、ワールドアベニューに決めた理由は、サポート内容や費用に納得したのはもちろんですが、コミュニケーションツールにLINEを導入していたことが最も大きな決め手になりました。ワーホリ貯金のため多忙な日々を送っていた私にとって、普段使いなれないメールやその会社専用のチャットなどは勝手が悪く、ストレスがありました。一方、ワールドアベニューはLINEで気軽に連絡を取り合うことができ、負担少なく、サポートを受けることができました。
海外生活の様子(語学学校、アルバイトなど)
カナダワーホリプログラムを申し込むと着々と各種手続きが進んで行きました。ワーキングホリデービザの申請をし、学校への出願、学費などの支払い、ホームステイの手配、航空券購入や保険加入などをへて、あっという間に出発の日を迎えました。
初海外、初留学!ということもあり、カナダに到着した瞬間はとにかく感動したことを覚えています。周囲には外国人(この時すでに私が外国人(笑))ばかりで英語が飛び交い、見たことのない世界が広がっていて、フライトの疲れは鈍く残るものの、夢のようにふわふわした感覚でした。
ストイックな環境が糧に!UMC(語学学校)で過ごした貴重な時間
語学学校はUMC(Upper Madison College)に約5ヶ月間通いました。結論からいうとUMCと私との相性はとても良かったと感じています。
渡航当初、決して流暢とは言えない私の英語力でしたが、ペーパーテストがある程度できてしまったこともあり、12段階あるレベルのうち、10に入学しました。その時点で、かなり苦しかったのですが、その後も順調に11へ進んでしまいました。UMCのレベル11、12はその後にカレッジや大学などへの進学を目指している方が多く在籍しており、内容も他の生徒のモチベーション、クラスの雰囲気もレベル10まではとは大きく違いました。
「これはまずい!!」
日々の勉強が身になっていないことに危機感を感じた私は、学校と相談し、一旦レベルを9まで下げて、そこから勉強し直し、最終的にレベル11まで戻りました。最初にレベル11に入ったときは、授業にまったくついていくことのできなかった自分が、2度目のレベル11では内容をきちんと理解できるようになり、成長を感じることができました。
UMCにはコロンビアやブラジル、イランやインドネシア、韓国や日本などいろんな国から学生が集まっていました。私が特に刺激を受けたのが、南米からの留学生たちです。彼らは自国の政治の不安定さや治安の悪さなどに「不満」を抱えていました。そして、そんな自国から脱して、カナダで生きていくために必死に勉強していました。なかには18歳程度の若い学生もいました。
衝撃でした。
私も日本にいたとき「不満」を抱えていました。家にお金がないこと、大学や留学にいけないこと.. いろいろです。ただ、彼らをみていて感じました。本気で大学に行きたかったら彼らのように必死に勉強して、奨学金で大学にいけば良かったのではないか..?と。。しかし、私は、その選択肢を持つ.. それ以前に考えることすらありませんでした。
「自分はなんて浅いんだろう..言い訳ばっかりだ」
この経験がワーホリ後の人生をより真剣に考える大きなきっかけになりました。
人との繋がりを大切にしたいと思えるようになった海外での仕事探し
学校も終わりに近づくなか、アルバイト探しを始めました。e-Mapleカナダというサイトを中心に求人を探し、めぼしい募集には積極的に応募しました。他にも履歴書を働いてみたいと思うお店に配り歩くこともしました。しかし、仕事はなかなか決まりませんでした。そんななか、ローカルのアイスクリーム屋さんでの仕事が決まりました。UMCで出会った日本人の友達が紹介してくれたのです。
アイスクリーム屋さんでのアルバイトは大変でした(笑) 観光客にも人気のあるお店で、ネイティブの英語以外にもいろんな国の英語を聞き取らなければなりません。アイスの種類も多く、最初はお客様の注文を聞き取るだけで精一杯でした。
そんなアイスクリーム屋さんでのアルバイトも気がつけば半年以上になり、今では新人教育などにも携わらせてもらえるようになりました。
私は日本にいるとき、ワーホリ貯金を頑張るがあまり、人との繋がりを避けてきました。カナダに来るときも英語力を伸ばすため.. と日本人との交流はできる限り避けようと考えていました。
「全部自分でやらなきゃ意味がない」
日本にいたときはそう考えていました。しかし、実際こうしてカナダにきてみて、日本人を含むたくさんの人々に支えられながら私は生活していました。一人ではできなかったことを着実に達成していったのです。こういった経験を踏まえ「自立する」という言葉への意識が変わったように感じています。
お金を貯めてカナダのカレッジ進学!? 今後の目標は?
本当は大学に行きたかった、留学もカレッジや大学を選択肢に入れたかった.. でもお金がない.. と、私は私のやりたいことが実現できない理由を環境のせい、お金のせいにばかりしてきました。しかし、語学学校で出会った学生たちの姿や、カナダで出会った友人や恋人との会話のなかで「このままじゃ、いけない」と気がつくことができました。
私は今、カナダのカレッジに進学するため、アルバイトを掛け持ちして貯金に励んでいます。将来、マーチャンダイザーとして働くべく、カレッジではデザインやアート、マーチャルダイジングを学び、その後、カナダでの就労経験も積んでみたいと考えています。そして、最終的には日本に帰り、カナダでの学歴や経験をもとにアパレル関係の企業に就職、キャリアを積み、人を採用できる立場になったら世界から日本を訪れる留学生たちを雇用したいと考えています。
お金のことは心配です。しかし、ある日「一番大切なのはお金ではなく『時間』だよ」とカナダで出会った恋人に言われたのです。ハッとしました。お金がないなら貯めるしかありません。できるかどうかわからないことに悩んで時間だけが過ぎていってしまうくらいなら、今この瞬間から行動を起こし、お金を貯めた方がよほど建設的です。
そう思って一歩踏み出してみて、不安はありますが、今は前向きに次のこと、どのカレッジにするのか、最初にどのコースを専攻するのか、今後どういった流れで、目標としているところまでどうしたら辿り着けるのかを考えられるようになりました。
まだまだ先は長いですが、20代は始まったばかり!一つずつステップを積み上げて夢を実現させたいと思います。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Satsukiさんのカナダワーホリ体験談はいかがでしたでしょうか。体験談のなかでは書ききれませんでしたが勉強と仕事以外にも学校で出会った友人たちと湖を見にいったり、アメリカ(フロリダ)旅行を楽しんだりと余暇もほどよく楽しまれているようです。
高校卒業後、自力でワーホリ資金を用意しカナダに飛び立ったストイックなSatsukiさん。今後はカレッジ進学に向け学費をためつつ、入学に必要な英語力(IELTS)のスコアを満たすべく猛勉強されるそうです。海外で日々挑戦を重ねるなかでもともとのストイックさにより磨きがかかっているように感じますよね。大切な人たちにときには甘えながら、夢の実現まで頑張っていただきたいですね。
ワールドアベニューではカナダでのワーキングホリデー以外にもオーストラリアやニュージーランド、イギリスなどさまざまな国でのワーホリ、留学をサポートしています。一歩踏み出すことに不安を感じている方、国や都市、学校の選び方に悩んでいる方はぜひワールドアベニューの無料留学カウンセリングにてご相談ください。
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