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  • 海外留学体験談
  • 2024.02.18

オーストラリアでの経験はより「自分らしく生きる」とは何かを教えてくれた|体験談

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オーストラリアでワーキングホリデー中のWakaさんから体験談をいただきました。Wakaさんはシドニーにある語学学校ilscで2ヶ月半英語を学び、その後ファーム体験のためクイーンズランドのガトンへ、現在はメルボルンにて飲食店で働かれていらっしゃいます。多種多様な人々が暮らすオーストラリアで、様々な出会いや経験を介し、今後の人生の働き方について、大きな気づきがあったというWakaさん。仕事をやめて海外に挑戦するかどうか、迷っているという方にぜひ読んでいただきたい体験談です。

Wakaさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー → ガトン(ファーム) → メルボルン
留学プログラム:ワーキングホリデー
語学学校:ilsc(2.5ヶ月間)
渡航期間:2023年6月 – 2024年6月(予定)

ワーホリスケジュール – 申し込み手続きから帰国まで

Wakaさんのワーホリ生活の様子

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仕事を辞めてワーホリに!その理由とは


きっかけは「それならワーホリしてみたら?」という友人の一言でした。

私は幼い頃から「食」に興味がありました。大学では栄養学を学び、卒業後は食品メーカーにて食品開発に従事、その後、地域創生を掲げる企業に転職、食を介したコミュニティ作りを行うなど、一貫して「食」と「人」とに携わりながら生きてきました。

食品メーカーを転職した理由は、開発した商品(食品)を実際に手に取る消費者の声をより直接的に聞きたいというものでした。転職先ではその思いが叶えられ、一見すると順風満帆に思えました。しかし、一つ悩みがありました。それは、コミュニティの場所としてシェアオフィスを販売しなければならなかったという点です。

ワーキングホリデーのことを知ったのは、そんな、会社としてのミッションにどうしても情熱がもてず、自分の思いと葛藤していたときのことでした。

友人はカナダとオーストラリアとでワーホリ経験があり、彼女の話を聞いているととてもワクワクしました。自分のやりたいこととやらなければならないこと.. その狭間で身動きの取れなくなっていた私にとって、ある種のモラトリアムともいえるワーホリに強く惹かれました。

とはいえ、それまで海外に強い興味があったわけでもなく、旅行も親戚が暮らすシンガポールを一度訪れた程度.. ワーホリしてみたいという思いはあれど何から始めたらいいのか..?が全くわかりませんでした。

まずは基本情報を.. と調べ始めたときに見つけたのがワールドアベニューでした。

エージェント・国・都市・語学学校の決め手とは

サポート会社をワールドアベニューに、最初の渡航先をオーストラリア・シドニーに決めた理由は「安心感」です。

学生時代、英語は好きな科目の一つでした。しかし、実際に外国の方と英語で会話をしたことはありません。見知らぬ土地、異なる文化や言語のなか、きちんと生活できるのか、友達は作れるのか.. とさまざまな不安がありました。そこで、ワーホリ先の国や都市は、少しでも安心感のある環境がいいと考えました。

オーストラリアには友人が大学進学していたこともあり、他の国と比べると親近感がありました。また、気候も温暖で人々もフレンドリー、交通ルールが日本と似ていることや、銃規制が厳しいことなども魅力的に感じていました。シドニーを選んだ理由は、国内最大の都市で日本人も含め人が多く集まる都市だったからです。

語学学校ilscの決め手は「イングリッシュオンリーポリシー」の厳しさです。語学学校に通った期間は10週間でした。短期間で効率よく英語力を伸ばすためにも、頑張れる環境を選びました。

エージェントは、正直迷いませんでした。特に比較もしておらず(笑) 最初に問い合わせて相談して、担当の方の雰囲気や受け答え、提案内容に安心感が持てたのでそのままお願いすることにきました。学校への出願や学費などの海外送金、ビザ申請など各種手続きはワールドアベニューの方でサポートしてもらい、その点においては不安を感じることなく渡航できました。渡航後も、生活に必要な手続きの他、セカンドビザやファームジョブ探しのこと等少しでも疑問、不安に思うことがあれば都度質問し、迅速にお返事いただけたことで安心して過ごすことができました。

学校もファームもアルバイトも!積極的に挑戦したオーストラリア生活

オーストラリアに来て8-9ヶ月、語学学校、シェアハウス、ファーム、アルバイトといろんなことに挑戦してきました。

到着して最初は、シェアハウスをしつつ語学学校に通いました。最初は英語での生活も、英語での勉強も不安でした。しかし、その不安は杞憂でした。例えば、学校では先生やクラスメイトはとても優しく、授業も丁寧で、想像していたよりも授業内容を理解することができました。また、シェアハウスもトルコ語やハンガリー語、日本語といろんな言葉が飛び交う環境でしたが、皆とてもフレンドリーで、拙い英語同士、共に夕食を楽しむこともありました。現在の韓国人とのシェアハウスでは、韓国料理を頂いたり和食を振るまったりと、また新たな形で「食」と「人」とに関わる日々に新鮮さを感じています。

語学学校では、10週間という短い時間ではあったものの、就学前後で英語の伸びを感じることができました。ilscは選択科目が豊富なことでも有名で、私は週2回ホスピタリティの選択科目を受講しました。ホスピタリティの英語クラスではカフェやホテルで働く際に使う英語を学ぶことができ、その後のアルバイトにも役立っているように感じます。

2時間で15匹のゴキブリ!?トラブルも含め貴重なファーム体験

語学学校を終了したあとは、ファームジョブを経験するためクイーンズランドのガトンという街に引っ越しました。ブリスベンから車で1時間くらいのところにある野菜ファームが有名な地域です。

父の畑仕事を手伝った経験はあったものの、本格的に農業に携わるのは初めてのことでしたし、シドニーを出るときはとにかく不安でいっぱいでした。そこで、Facebookの日本人コミュニティで一緒にファームに行ける人はいないか?と同志を募りました。幸いにも同じタイミングでブリスベンに引っ越しをした方がおり、その方と一緒にファーム生活を送ることになりました(実はその後、ゴールドコーストやバイロンベイへの旅行、メルボルンへの引っ越しも彼女としました。ワーホリ中はこういった不思議かつ貴重な出会いに溢れています)。

私たちはファームとの直接雇用ではなくコントラクター(仕事を仲介してくれる方)を経由して、その都度仕事を受けるという形で働きました。なので、ある日はコーンファーム、その翌日はブロッコリーファーム.. といろんなファームを体験しました。

1日目のコーンのパッキングは、パッキング作業を行う工場が寒すぎて地獄だったり、田舎なので虫もよく見かけ、家ではわずか2時間で15匹ものゴキブリと遭遇したり.. なんてこともありました(笑) 一緒に暮らしていたハウスオーナー(インド人)がベジタリアンで、突然「お母さんが家に来るから冷蔵庫の中にあるチキンを片付けて!」と強要される、そんなトラブルもあり(笑) 日本にいたら絶対に起こり得ない体験がたくさんありました。

それでも、ファームでの壮大な景色には本当に感動しましたし、食についてこういった形で触れることも非常に貴重な機会だったと感じています。

とても住みやすい都市「メルボルン」

ファームに満足した私は、メルボルンに移動しました。
オーストラリアに来てまだ3都市目ですが、メルボルンでの生活はとても快適で、今までで一番の暮らしやすさを感じています。

シドニーよりも都会感がやや薄れ、ビジネス感満載の近代的なビル以外にも、ヨーロッパ調な建物やグラフィティが施された下町感のある建物など雰囲気の異なる魅力的な建物が街を彩ます。その他にも緑豊かな公園や広々として生活感を感じるマーケット.. 少し足を伸ばせばワイナリーが広がり、美味しいワインやチョコレート、チーズを楽しむこともできます。

私は今、ちょっと高級な焼肉屋さんとショッピングモールにあるカジュアルなどんぶり屋さんの二つでアルバイトをしています。いずれも俗にいう日本食レストランではありますが、お客様の多くは中国人やオーストラリア人で、一緒に働くメンバーもマレーシア、ベトナム、中国、インドなど多国籍な環境です。接客時はもちろん、メンバーとのコミュニケーションも英語で、英語力を伸ばす上でもいい環境だと思います。

多様性のなかで見つけた「自分」今後の目標とは

オーストラリアは多様性に溢れる国です。国籍や人種という意味ではもちろんですが、オーストラリアという国に滞在している人たちの人生における「目的」が本当に多様だな.. と感じます。

例えば「働く」ということに関しても、日々の生活のため.. という一般的な目的以外に、母国への仕送りのためにファームで稼ぐという人もいれば、永住権取得のために特定の技術職の経験を積んでいるという人もいます。コーヒー文化の強い国だからこそカフェという空間を介して人々の生活を豊かにしたいと考えている人もいます。雇用形態も様々で、必ずしもフルタイムジョブ(正社員)であることが全てではありません。

留学生という立場だから感じることかもしれませんが、オーストラリアでは誰もが、そんな目的や目標を持った「自分」に毎日一生懸命で、楽しさも過酷さも味わいながら生き生きと日々を過ごしているように感じます。

正社員として企業でオフィスワーク、いわゆる「ホワイトカラー」や「グレーカラー」として働くことが人生の勝ち組、というような価値観をもちがちな日本とは、異なる価値観があることに、最初は戸惑いつつ、今は居心地の良さを感じています。

冒頭でも触れましたが私は「食」に携わる仕事に従事したいと考えていました。加えて、日本では「企業に正社員として勤めないといけない」という固定概念がありました。だからこそワーホリを決断した際、「仕事や経験、価値観、家族や友人も、母国語さえも手放して本当の一人になった時、生まれ持ったこの身と感性だけの自分は何に触れ、何を感じるのか?何もない自分には何ができるのか?」を探す旅にしようと思いました。その上でオーストラリアで様々な生き方や考え方に触れたことで、もっとシンプルに自分がやりたいことに挑戦してみたいと思えるようになりました。

私はパンやお菓子作り、そしてコーヒーが好きです。作ったお菓子やコーヒーで誰かが幸せになってくれることに私も大きな幸せを感じます。

だったらカフェで働いたら?

日本にいたときは、この答えに対してなかなか素直にYESと言えませんでした。しかし今は素直にYESと言える私がいます。

バリスタになりたいのか、それともパティシエを目指すのか、カフェに勤めるのか、カフェを開くのか.. まだまだ解像度を高めなければいけないことはたくさんあります。ただ、ワーホリを経験する前の自分より、自分に正直に納得のいく答えを見つけられる気がしています。

さいごに


体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Wakaさんの体験談はいかがでしたでしょうか。

社会人にとってワーキングホリデーに挑戦するということは、今持っているいろんなものを一旦手放すということです。現状が辛くてもしんどくても、不満を感じていても、一生懸命拾い集めてきたものを手放すことには不安が伴います。ただ、一歩踏み出した先には、Wakaさんのように本来自分がより自分らしく生きていける未来が広がっているかもしれません。

さて、ワールドアベニューでは、Wakaさんも参加されているオーストラリアのワーキングホリデーに加え、カナダやニュージーランドなど主要英語圏での留学をサポートしています。留学やワーホリについて基本情報を知りたい!と言う方であれば、定期的にオンラインで開催している留学説明会へ、より具体的に留学プランを立てたい!と言う方であれば無料留学カウンセリングへご参加ください。

説明会、カウンセリングはいずれも無料です。初回カウンセリングは原則オンライン(Zoom)で30分程度からご利用いただけます。土日・祝日も営業致しておりますので、お気軽にご予約くださいね。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。

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