大学4年生を休学し、半年間のカナダ留学を終え帰国されたKenshinさんから体験談をいただきました。KenshinさんはカナダのバンクーバーにあるVGC International Collegeに通っていらっしゃいました。初めての海外生活のなかで感じたこと、留学を通じて得たもの、英語力の変化などについてお話いただいています。
Kenshinさんの留学概要
渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:ワーキングホリデー
学校:VGC International College(6ヶ月間)
渡航期間:2023年5月 – 2023年12月
大学4年生を休学 – 留学のきっかけ
私は、大学4年生を1年間休学し、カナダのバンクーバーに約半年間、留学していました。利用したのはワーキングホリデー制度ですが、帰国後の就活などの兼ね合いもあり、渡航期間は6ヶ月間、主に語学学校で英語を学びました。
留学に興味を持ったのは高校2年生の頃でした。同級生が留学したのです。帰国した友人の流暢な英語に驚いたことはもちろん、海外の人々との交流、異なるカルチャーのなかでの生活体験に大きな刺激を受けました。
「僕も留学したい!」
そう考えた私は、留学制度のある大学・学部に進学しました。しかし、大学入学とともに、コロナが流行.. 留学どころか海外旅行もままならない日々が続きました。大学3年になり、ようやくコロナが落ち着きを見せるも、一度落ちたモチベーションはなかなかあがらず、動き出せない自分がいました。ただ、時間は待ってくれません。大学3年の終わりが近づくなか、改めて、大学在学中に留学するかどうか、考えました。
大学在学中、就活で自己PRに繋がるようなエピソードはあっただろうか..
留学せず、社会人になって後悔しないだろうか..
いろんなことを考えるなか、高校時代から興味のあった英語や海外に対して、挑戦せず社会人になるのは違うな.. と感じ、留学することを決めました。
カナダ・バンクーバーを選んだ理由
留学先はもともとアメリカを考えていました。ただ、初海外だったこともあり、治安面の不安から、アメリカへのアクセスがよくより安心して生活できるカナダへの渡航を決めました。実際、留学中にアメリカに旅行する機会があったのですが、入国審査官や保安官、警備員などが普通に銃を装備していて(日本で目にする機会はないので、驚きました)、「やっぱりカナダを選んで良かったな..」と感じました。
バンクーバーを選んだ理由は日本人を含むアジア人がやや多いと聞いたからです。英語は好きでしたが、流暢に喋れるわけではありませんでしたし、文化や習慣があまりにも異なる世界にいきなり飛び込むのにはやや躊躇がありました。そういう意味で、バンクーバーには安心感がありました。
語学学校 – VGCで英語を学んでの感想
私が通っていた語学学校は、20年以上にわたり留学生を受け入れる老舗 VGC International Collegeで、バンクーバーでも評判のいい学校です。留学カウンセリングで語学学校について相談した際、担当の留学コンサルタントの方から、いくつかの学校をご紹介いただきましたが、「褒めて伸ばす」ことを大切にしていると聞き、VGCに決めました。
VGCでの経験はとても有意義なものでした。
実際、VGCでの英語学習のおかげで、入学当初ホストファミリーとの会話に翻訳機を使っていた自分が、6ヶ月間の就学後、帰国時には見知らぬネイティブとの会話を英語でストレスなくできるようになっていたほどです。
グローバルで実践的な学習環境
VGCに入学して最初に驚いたのは、先生方のバックグラウンドが多種多様だったことです。カナダ、特にバンクーバーやトロントなどは移民が多く、バックグラウンドも中東、アジア、ヨーロッパと多種多様です。その影響もあり、先生方もとてもグローバルでした。もちろん、先生方は皆さん、英語講師として経験が豊富で、とてもフレンドリー、わかりやすく丁寧に英語を教えてくれました。
VGCの一般英語コースは”Global English”と呼ばれており、日常生活内におけるコミュニケーションに加え、ビジネスやアカデミックなどを、カルチャーやアート、スポーツなど複数のテーマで英語力を総合的に伸ばす、真の国際人育成を目標としたカリキュラムになっています。そういった意味では、先生方の出身地がさまざまなことも頷けます。また、生徒もメキシコやブラジル、韓国や日本、ロシアやウクライナと世界中から訪れており、国民性や文化・習慣の違いなどを感じながら学校生活を送ることができました。
もう一つ、驚いたのは授業中に「喋らないことがない」という点です。日本では文法や単語の説明を「聞く」授業が多く、「喋る」機会は非常に少なかったように思います。対して、VGCの授業は、どの授業でもとにかくよく喋りました(笑)
卒業後も繋がるコミュニティ
卒業生でも学校主催のアクティビティに継続して参加できるのもVGCの魅力です。
私は、VGCを卒業したのち、1ヶ月半ほどカナダに滞在していました。語学学校で出会った友人たちとは、VGC主催のアクティビティ参加なども介し、卒業後も友好関係が続きました。クラスメイトだけでなく、学生をサポートするスタッフの方々と仲良くなれたことも、とても良い思い出です。
刺激溢れるカナダでの留学生活
カナダに到着したときの新鮮な気持ちは今でも忘れません。まず空港に降り立ち、無事入国審査を終え、ビザを取得、ここまでとてもスムーズで、まだカナダに降り立った実感はありませんでした。ただ、空港で換金所に立ち寄った際、当然ですが全てが英語で、「あ.. カナダにきたんだ!」と実感しました。
空港送迎サービススタッフに見送られ、ホームステイ先へ.. ホストファミリーはとても温かく私を受け入れてくれました。フィリピン系のバックグラウンドのご家族で、お父さんとお母さんに加え、同年代(20代前半)の兄弟がいました。家には彼らの従兄弟もよく遊びにきており、皆とてもフレンドリーで居心地のいい環境でした。本当は、到着後2ヶ月間だけの滞在予定でしたが、費用面なども踏まえ、結局学校に通っている間はホームステイで過ごしました。
旅行やハイキングも楽しんだ
カナダ滞在中は、カナダのビクトリアやアメリカのシアトルに旅行に行きました。学校のアクティビティでサーカスを見に行ったり、授業中話題に挙がったメキシコ文化を楽しむためにディズニー映画「リメンバー・ミー」(メキシコで11月上旬に開催される「死者の日」を題材にした映画)を鑑賞したり、空き時間は大自然のなかをハイキングしたり、他にもホストファミリーに呼ばれて親戚の誕生日パーティーに参加したり.. 何気ない日常からちょっと特別な時間まで、とても刺激的な時間を過ごしました。
ビクトリアの街並みはヨーロッパ調でバンクーバーとはまた異なる魅力がありました。シアトルには野球観戦に行ったのですが、陸続きの国境を跨ぐという日本ではなかなかできない貴重な経験をしました。国が繋がっているにも関わらず、やはりそこはアメリカで、暮らす人々の人種の違い、マリナーズの熱狂的なファンの声援には驚かされました。映画は、メキシコの文化について詳しくなったことで、よりリアリティを持って楽しむことができましたし、誕生日パーティーには呼んでもらえたこと自体、とても嬉しく感じました。ハイキングでは、自然を感じることでとてもいいリフレッシュになったこと、また回数を重ねるごとに、道ゆく人々との何気ない会話が増え、英語力の向上を感じるいい機会になりました。
留学を通じて得たもの
留学を通じて得たものは英語力、そして行動力や積極性です。
例えば、帰国時、出国手続きのゲートまでの道すがら、たまたま空港で近くに並んだカナダ人の方と話す機会がありました。特別な話ではなく、何気ない会話だったのですが、ふっと「こんなにも当たり前に英語で会話が、しかも見ず知らずの人とできるようになったんだ..!!」 と感動を覚えました。
他にもカナダでの生活を介して、何事も自分から積極的に行動する癖が身についたように思います。日本では常識でも、カナダでは非常識.. なんてことがたくさんありました。なので、わからないことや疑問に思ったことは自然と調べたり、どうしたらいいのか、考えることが習慣になっていました。
私はこれから日本の大学に復学し、最後の1年間を過ごすとともに、就職活動を行います。まだ模索中ではありますが、留学で培った英語力を活かすこと、また海外で長期生活に挑戦すること、そういったことも人生に盛り込んで行けたらと考えています。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Kenshinさんのカナダ留学体験談はいかがでしたでしょうか。大学を休学し留学するという、他の人と異なる選択には勇気が必要だと思います。しかし、Kenshinさんの体験談のなかにもあるように、挑戦したいと思ったことに挑戦せず、流されてしまったのちには後悔が待っているかもしれません。
やってみたいと思ったことには思い切って挑戦してみてくださいね。
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