マルタ・セントジュリアンズにあるEC English Language Centers Maltaに通われたShinjiroさんから体験談をいただきました。語学学校での勉強や学生寮での生活の様子、マルタのお勧め観光スポット、留学で得られたものなど伺いました。短期留学を迷っている方はぜひ読んでみてください。
Shinjiroさんの留学概要
渡航国:マルタ
渡航都市:セントジュリアンズ
留学プログラム:短期留学
学校:EC English Language Centers Malta
渡航期間:2023年9月 – 2023年10月(5週間)
短期留学を決意したきっかけ
私は医学部に通っています。長期休暇期間中にも実習が重なるなど、本来であれば在学中に留学する時間を確保するのは難しかったと思います。しかし、実習スケジュールなどの兼ね合いで大学3年の夏から秋にかけて、偶然1ヶ月程度、自由な時間を確保することができました。
未来10年を見据えたとき、1ヶ月以上もの自由な時間を確保できるのは、最初で最後だろうな.. そう思い、この貴重な時間をどう過ごすべきか考えました。心電図関連の資格取得に向けて勉強するかどうか、その他、今後に役立つであろう勉強のための時間に充てるか、色々と悩みました。英語もそのうちの一つでした。将来、医師として働くうえで外国人患者対応は避けて通れないと思いましたし、医学界で最新の情報を得ようと思うと、英語力は必須です。
両親の勧めもあり、「よし、英語を勉強しよう!」と決めました。とはいえ、1ヶ月程度しか時間はありません。短期集中で効率よく英語を学ぶためには、英語環境に身をおくのが一番と考え、留学を決意しました。
マルタ留学を選んだ理由
さっそく、SNSやYoutubeで留学先の情報について調べ始めました。候補に上がったのはカナダとマルタです。せっかく行くなら観光などプライベート時間も楽しめる場所がいい、また全く知らない土地で生活してみたい、そんな思いから最終的にマルタを選びました。
マルタ留学を調べたときに、最初にたどり着いたのが、ワールドアベニューのホームページでした。そのまま無料留学カウンセリングを受け、学校や滞在方法などをご紹介いただきました。留学相談したのは渡航の約1ヶ月前.. ということもあり、多くの学校が満席の状態でした。
最終的に希望にマッチしていて、かつ空きがあるということでEC English Maltaをご紹介いただきました。滞在方法は学生寮(二人部屋)です。プランが決まれば怒涛の如く手続きを進めてもらい、気がつけば出発日でした。
マルタでの留学の様子(学校生活や寮生活の様子)
到着して最初の1週間は、英語でのコミュニケーションに多少抵抗がありました。慣れの問題もあると思いますが、“R”や”TH”など、発音を意識しすぎなのか、英語で話す自分の声に変な恥ずかしさを感じながら過ごしました(苦笑)。ただ、学校でも寮でも英語漬けの日々を過ごすなかで英語でのコミュニケーションに慣れていきました。
特に、「文法は間違っていないだろうか」「発音はおかしくないだろうか.. 」そんなことよりも、「伝える」ことが大切だと気がついてからは、最初の恥ずかしさはなくなっていったように思います。
学生寮では、前半3週間がトルコ人と、後半2週間がフランス人とのシェアでした。フランス人の学生が、日本のアニメ好きということで、ワンピースや呪術廻戦の話題で盛り上がれたのは楽しかったですね。
語学学校は、アッパーインターミディエイト(中級の上)のレベルに入りました。1週目は聞けず話せず、授業についていけないことに焦りました。しかし、2週目からは先生やクラスメイトが代わり、一気に楽しくなりました。クラス人数は12人で、二人ずつ、または三人ずつペアを組んで、ロープレやディスカッションなど、会話しながら授業が進んでいきました。
先生はとても知識豊富な方で、海外の文化や習慣について小ネタを話し、私たち生徒を楽しませてくれましたし、生徒も陽気な学生が多く、笑いの絶えない楽しい学習環境でした。
日本と海外、教育における違い
マルタで勉強して感じた日本と海外との違いは「発言機会の多さ」です。例えば、授業中に眠くなってしまった.. という経験のある方は少なくないと思います。しかし、海外で授業中に眠くなるというのはあり得ないと思います。理由は、発言機会が多いからです。文章問題を読んで答えるだけでも、「なぜその答えになるのか」「どう考えてその答えを出したのか」「その答えについてどう思うのか」を隣の生徒と話し合います。日本とは全く違いますよね。
楽しかったマルタ観光
観光は、学校や学生寮でできた友達と一緒に巡りました。授業のように課題やトピックのない状態での会話には多少不安もありましたが、友人たちの積極性や話題の豊富さに助けられつつ、いつも楽しい時間を過ごすことができました。
私のおすすめは、バレッタとイムディーナです。バレッタは、地中海に浮かぶ島国マルタの小さな首都で、16世紀の建設当時の姿を今にとどめる世界遺産都市として有名です。バレッタには、美味しいと紹介してもらったパスタ屋さんがあり、そこによく食事にいきました。そして、イムディーナは、マルタ最古の都市で、かつて首都だった場所です。中世の狭く静かな通りを持つ城郭都市で「静寂の町」という異名を持っています。私はこのイムディーナの静かで厳かな雰囲気がとても好きでした。
至る所に出没するかわいい猫も、見どころです。
留学を経て感じた変化や成長
正直英語力の向上という観点では、物足りなさがあります。しかし、英語力の伸び以上に、得られたものはたくさんあったように思います。
例えば、人種や国籍、生活習慣や文化、もちろん言葉の異なる人たちとの共同生活のなかで得た異文化への理解、彼らの積極性や主体性、意見や考えを伝えることの重要性など、日本で資格取得のために引きこもって勉強していたら、絶対に得られなかったであろう学びがたくさんありました。そして、もっともっと世界を見てみたい!という気持ちになりました。
留学当初は、外国人患者対応のため.. 論文作成や研究に伴う情報収集のために英語力が必要だと感じていました。しかし、今は少し違います。もちろんそれらも大切ですが、日本を一歩踏み出し、異なる世界に触れ、多様な人々と出会い、互いに理解し合うために、そのツールとして英語が必要なんだと感じるようになりました。
今回の留学は短期間ではありましたが、今後の人生にとてもポジティブな影響を与えてくれたと思います。もしこの体験談を読んでいる方の中で迷っている方がいらっしゃれば勇気を出して一歩踏み出すことをお勧めします。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただいてありがとうございました。Shinjiroさんの体験談はいかがでしたでしょうか。5週間の短期留学とは思えないほど、さまざまな経験に溢れた時間だったように感じます。
短期留学は長期間の留学と異なりビザ申請などの手間が少なく、簡単に手続きできる印象をお持ちの方も多いと思います。しかし夏や春の時期は渡航者も多く、人気の語学学校は満席になってしまうところもあるため、実は早めはやめ(できれば3ヶ月前)の準備が必要です。
マルタは、比較的リーズナブルな留学費用や日本人留学生の少なさなどが魅力の国です。ご興味をお持ちの方は、ワールドアベニューにお問い合わせくださいね。