オーストラリアのブリスベンでワーホリ中のNatsukiさんから体験談をいただきました。社会人2年目、仕事を通じて感じたより高い英語力の必要性から、葛藤の末、留学を決意。渡航わずか3ヶ月目にして語学学校でアコモデーションコーディネータとして働きながら充実した海外生活を送るNatsukiさん。学校での就学の様子や、仕事を見つけるまでの経緯、今後の目標などお話しいただきました。
Natsukiさんの留学概要
渡航国:オーストラリア
渡航都市:ブリスベン
留学プログラム:ワーキングホリデー
語学学校:BROWNS English Language School
就学コース:バリスタコース
渡航期間:2023年3月 – 現在
ワーキングホリデーのスケジュール
時期 | 内容 |
2023年3月 | 出発 |
2023年3月-5月 | BROWNS English Language Schoolにてバリスタコース(5週間)を受講 |
2023年5月-現在 | BROWNS English Language Schoolにてアコモデーションコーディネータとして勤務 |
ワーキングホリデーを決断したきっかけ
きっかけは「仕事」です。
大学3年生のとき、オーストラリアのブリスベンにあるグリフィス大学附属語学学校で4ヶ月間ほど留学していたことがあります。留学当初は苦労もありましたが、おかげで、日常的な英語に支障はなくなっていました。その後、もう少し英語を勉強したいという思いがあったものの、コロナの影響もあり、卒業後はそのまま就職しました。就職先は学習塾、習い事などの教育事業を手がける企業でした。1年目は講師として、2年目は講師と並行して人事にも携わるようになりました。英語力の壁を感じたのはこのタイミングです。
先述したように日常会話に大きなストレスはありませんでした。しかし、仕事を通して海外の方と携わるなかで、より高い英語力の必要性を感じるようになっていきました。
仕事を辞めて留学に踏み出すことに迷いがなかったか?というと嘘になります。仕事にやりがいを感じていましたし、もう少し経験してからの方がいいのかな.. という葛藤もありました。一方で、”今のレベル”のまま昇れる階段の幅と、”留学をへてレベルアップした自分”が昇れる階段の幅には差ができることも最初の留学経験を踏まえ、理解している自分がいました。
いろいろと考えた結果、思い切ってもう一度海外に挑戦することにしました。
ただ、すでに学生ではありません。「学ぶ」ばかりの留学ではなく「働く」ことを通じて、より実践的に、実用的な英語力を身につけたいと考えました。フルタイムで働くことのできるワーキングホリデー制度は、そんな私の希望にマッチする留学制度でした。
ワーホリを考えたとき、カナダやイギリス、ニュージーランドなどいくつか候補があることは知っていました。しかし、寒さが苦手だったことと、以前経験したオーストラリアの印象がよかったことから、オーストラリアでのワーホリに決めました。当時のホストマザーが、「ホームステイしていいよ」と言ってくれていたことも、決め手としては大きかったと思います。
留学エージェントを利用するメリット
留学経験もあり、英語力もあったのに、留学エージェントを使うメリットあったの?と思われる方もいると思います。
確かに、自分で手続きできたか、できなかったかだけでいうと、”自分でできた”と思います。実際、ワーホリを検討し始めた時点では自己手配を考えていました。ただ、渡航直前まで仕事をしていたため、時間的にも体力的にもあまり余裕はありませんでした。そんなとき、妹からワールドアベニューを紹介してもらったのです。(ちょうど妹も一緒にオーストラリアでワーホリ中で、ワールドアベニューを利用して渡航しました)。
※妹のShizukiさんの体験談はこちら:イメージしていたキラキラワーホリではなかった..だからこそ得られた成長
留学エージェントを利用することで、自分で調べたり、手続きしたりする時間を節約できたのはとてもよかった点だと思います。
英語力があったにも関わらず語学学校に通った理由
語学学校に通った理由は
1.仕事に繋がる資格がほしかった
2.人脈・友達がほしかった
の二つが大きいです。
働くことを介してより高い英語力を身につけることが目的だった私にとって、仕事に就くためのスキルや資格を得られるコースは魅力的でした。そこで以前から興味のあったバリスタトレーニングを受けられる学校を中心に探しました。都市はホストマザーのお家のロケーションからブリスベンに決まっており、加えてバリスタコースを開講している学校となると、選択肢は必然的に絞られました。
なかでも、BROWNSはイベントの数が他校とは全く異なりました。放課後や週末に毎日何かしらのイベントが開催されており、「この学校なら短期間でも、楽しめそうだし、友達もできそうだな」と感じ、あまり悩むことなく決定しました。
BROWNSのバリスタコースに通ってみての感想
実はバリスタの資格自体は数日間で取得することが可能です。だからこそオーストラリアでは資格はだけではなく、経験や実力をみて採用可否が判断されます。
BROWNSのバリスタコースは、オーストラリアのカフェやレストラン、バーなどホスピタリティ業界で求められる英語力やスキルを実践的に身につけられるようデザインされています。コースには週2回の実技実習が含まれ、実際にカフェで働くことをシミュレーションしながら、コーヒーの抽出方法からミルクの泡立て方、ラテアートなど、コーヒーを作る際に必要なスキルを身につけていくことができます。
オーストラリアは2021年末から入国制限を緩和、現在は完全に制限を解除しました。入国制限を敷いていた影響で人手不足が顕著だった2022年が終わり、2023年現在は人が増えたことにより、仕事探しが難しい状況になっています。しかし、そんななかでもバリスタコースの同期だった友人たちは、シティ郊外ではあるもののローカルのカフェでの仕事をゲットしており、私自身もコースの有益性を感じています。
語学学校での仕事に就くまでの経緯
私も友人たちと同じように就学期間中から仕事探しを始めました。仕事探しは主にWEBサイト(求人サイト)を利用して行い、バリスタの仕事も探しながら、教育や人事の経験を活かせる仕事も同時に探していました。いろいろ見ているうちにBROWNSから学生サポートオフィサーの求人が出ていることを知りました。
求人サイトから応募することもできたのですが、せっかく通っているのだから学校で直接聞いてみよう!と思い尋ね、カバーレターと履歴書を提出しました。そして日本の就活と同じように計4回程の面接を経て、嬉しいことに採用が決まりました。(実際に働き出すタイミングで、「アコモデーションコーディネータできる?」と聞かれ、結局はアコモデーションコーディネータの仕事に就きました。このざっくりとした感じはオーストラリアらしいなと感じます)
月の給与は明確にお伝えできませんが、日本で新卒採用として働いていたときの倍くらいの収入はあり、物価高めのオーストラリアでも普通に生活はしていけそうだなと安堵しているところです。
働き出してみて感じていること
まだまだ慣れないことばかり、かつ7月-8月の繁忙期に向けてかなり忙しいく、悠長に英語の成長どうこうを感じられる余裕はまだありません(笑)
メールなど文章のやりとりのなかではフォーマル・インフォーマルな表現共に学びがありますし、さまざまなシチュエーションを経験することで、語彙力は少しずつ増えているように思います。一方、CEOとの会話となると緊張してしまい、全く成長していないように感じることもあります。まだまだ試行錯誤中で、今は目下の仕事をきちんとこなせるようになりたいと思っています。
後日談
オーストラリアワーホリ前の英語力は測れていませんでしたが、(3年前のTOEICで715) 帰国後、力試しでTOEICを受けてみて、920点まで伸ばせていました!BROWNSでの勤務でしっかり英語伸ばせていました。人生で受験経験なし、スポーツ学部で英語を机の上では学んだことはないですが、”英語が好き”でここまで伸ばせれるんだと自分自身でも素直に嬉しく感じてます!
今後挑戦したいこと
実は、一見、順風満帆に見えるワーホリ生活ですが、渡航して2ヶ月間はかなりストレスフルでした。履歴書をいくら配り歩いても仕事が見つからなかったからです。貯金が減っていく不安もあり、遊びにいくこともなく、鬱々としていました(笑)
そんな私を救ってくれたのはホストマザーの「そんなんじゃあかん!」という一言でした。
「もっと人生楽しまないと!」というアドバイスを踏まえ、妹も連れてメルボルン旅行を決めました。メルボルンはヨーロッパ調な街並みにおしゃれなブティック街やカフェ、美味しいコーヒーなど、ブリスベンとはまた違う魅力を楽しみ、とてもいい気分転換をすることができました。
そんなおり、BROWNSでの仕事も決まり、ようやくいろんなことがいい循環で動き出したという感じです。その後は変にストイックに仕事や勉強にばかり執着せず、いろんな都市にいき、いろんな人と出会い、自らの見聞を広げることも忘れずに日々の生活に挑戦していきたいと考えています。
さらなる一歩を踏み出すことも視野に
このワーホリを終えたあと、世界を巡ってみたいとも思っています。人生のターニングポイントに携わることの多かった前職での経験のなかで、英語力はもちろんですが、人として多彩な経験をつむ重要性も感じました。せっかく勇気を出して踏み出した一歩なので、ここで終わらず、もっと広い世界を経験してから日本に戻るのも一つだと思っています。
「今」が良い意味でも人生で一番失敗できる瞬間(とき)です。この20代の瞬間はもう二度と戻ってこない.. そう思うとできる限り欲張って生きていきたいと感じるようになりました。体験談を読んでくださっている方の中で、留学を迷っている方がいるのであれば、ぜひ勇気を出して踏み出していただきたいと思います。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Natsukiさんの体験談はいかがでしたでしょうか。
仕事に関わらず「何かを辞めて」一歩踏みだすことにはとても勇気が必要ですよね。ただ、踏み出さなければ見えない世界や出会いがあることも確かです。Natsukiさんも仕事か留学か、葛藤を乗り越えて踏み出したからこそ、渡航してわずか3ヶ月とは思えないほど、様々な経験をされているように思いました。葛藤を乗り越え、掴み取った貴重な時間を今後も有意義に過ごしていただきたいものですね。
ワールドアベニューでは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど主要英語圏でのワーキングホリデー、他にも語学留学や専門留学、大学進学などさまざまな留学をサポートしています。Natsukiさんの体験談を読んでいただき、「留学してみたい!」「海外に挑戦してみたい!」と思われた方は、お気軽にワールドアベニューの留学カウンセリングをご利用ください。
留学カウンセリングは、無料です。初回はオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。定休日の木曜をのぞき、土日祝日も営業いたしておりますので、お気軽にご活用ください。