カナダ・バンクーバーのILACとILAC ICに通ったMebaeさんの留学体験談です。大学4年生を休学しての留学だったため「就職活動にも繋がる経験にしたい!」と考え、ビジネスも学べる専門留学を選んだといいます。語学学校やカレッジでの勉強の様子やアルバイトの様子などもお話しいただきました。カナダ留学にご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
Mebaeさんの留学概要
渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:専門留学
学校:ILAC、ILAC IC
渡航期間:2022年1月 – 2023年1月
留学スケジュール
語学学校 | 専門学校 | |
学校 | ILAC | ILAC IC |
コース名 | General English(Power English) | Service Excellence with Business Communications |
期間 | 2022年1月-6月(約6ヶ月間) | 2022年6月-2023年1月(約6ヶ月間) |
内容 | ・一般英語 ケンブリッジ・コミュニカティブ・メソッドにより、英語4技能(読む・書く・聞く・話す)をバランスよく学ぶ ・ビジネス英語 ・IELTS対策 |
・ビジネスコミュニケーションスキル ・プロフェッショナルプレゼンテーションスキル ・カナダの職場で必要なこと ・フード&ビバレッジサービス ・フロントサービス ・カスタマーサービススキル ・イベント企画 ・セールス基礎 など |
留学のきっかけと目的
長期留学したいと考えるようになったのは、中学生のときに経験したアメリカでの短期留学がきっかけです。
中学3年生のときのALTの先生がとてもユニークな方で、私は先生と英語でコミュニケーションをとることが楽しくて仕方ありませんでした。そんなとき先生が、市が開催する留学プロジェクトのことを教えてくれました。給付型の奨学金が支給されるプロジェクトで、「挑戦してみては?」という提案でした。高校は推薦で進学が決まっていたため、さっそく挑戦することにしました。結果は、合格!!アメリカに飛び立ちました。初海外、初留学、さらに中学生ということもあり、ハプニングだらけでしたが、このときの経験は私にとってかけがえのないものになりました。
その後は奨学金が支給されるような制度やプロジェクトを見つけては応募し、高校に進学後もアメリカのニューヨークやニュージーランドなどに短期留学しました。
留学するたびに、異なる言葉や文化、日本の常識では考えられない習慣、広い空や豊かな自然、見知らぬ自分に対してもあたたかい人々.. それら全てが刺激的でいつしか「もっと長く、海外で生活してみたい」と考えるようになりました。
パンデミックの影響でなかなか踏み出すことができなかった..
本当は大学3年生のタイミングで留学を考えていたものの、無情にもコロナが流行り始めます。日本を含め世界中の国で入国制限が敷かれ、留学はおろか、海外旅行にすら行くことができませんでした。
実は、高校留学したときのニュージーランドでの経験がとても魅力的で、長期間留学するなら似た雰囲気のあるオーストラリアがいいな..と考えていました。ただ、残念ながらオーストラリアの入国制限はなかなか解除されず、比較的早いタイミングで制限を解除したカナダに留学することに決めました。
専門留学とILAC・ILAC ICを選んだ理由
専門留学を選んだ理由は、挑戦したいと考えていたこと全てが組み込まれている留学制度だったからです。カナダではワーキングホリデー制度を除いて、語学学校に通う留学の場合、アルバイトをすることができません。しかし、カレッジ(ビジネスやIT、ホスピタリティなど専門的な勉強をする学校)に通う場合、アルバイトをすることができます。
英語の勉強、ビジネスやホスピタリティの勉強、そしてアルバイト、ホームステイなど、やりたいことを全て詰め込んだ留学が、「専門留学」でした。明確な目標を持ってやり遂げてくることで、英語力はもちろん人間的に成長できる機会も多い留学のように感じたことが決め手だったように思います。
ILAC、ILAC ICを選んだ理由は、挑戦したいことにマッチする環境を提供してくれる学校だったためです。
ILAC、ILAC ICを選んでよかったと感じていること
まず、ILACを選んでよかったと感じていることは大きく3つあります。
1.コミュニティの大きさ
2.豊富な選択科目
3.2週間ごとのレベルチェックテスト
一つ目のコミュニティの大きさについて
これはカレッジの方にも共通するのですが、ILACはカナダ最大規模の教育機関です。ILAC主催のイベントも多く、毎回のイベントに世界中の留学生が多数集います。無料ドリンクやフードの提供があり、リーズナブルにクラスメイト以外との出会いを得られるのは貴重でした。
二つ目の豊富な選択科目
ILACでは一定のレベルに達すると、一般英語以外にも興味関心のある科目を選択して受講することができます。私の場合は、ビジネス英語やIELTS対策などを受講しました。クラスごとに国籍バランスが異なったり、生徒の目的やモチベーションが異なったりします。例えば、IELTS対策コースには日本人学生が全くいませんでしたし、進学や就職を目指すモチベーションの高い学生が多く在籍していました。さまざまな環境で英語を学ぶことで飽きがこず、楽しく英語力を伸ばすことができたように感じています。
最後に、2週間ごとのレベルチェックテストについて
ILACでは隔週でレベルチェックテストを受けることができます。一つレベルを上げるにはこのテストに最低2回、合格する必要があります。限られた期間のなかでできる限り英語力を伸ばしたいと考えていた私は、このテストを毎回受験しました。結果、レベル6-7くらいからスタートし、最終的に11-12のレベルまで到達することができました。テストが頻繁にあるからこそ、レベルを上げられない言い訳ができないこの制度は、私にとってとても魅力的でした。
次に、ILAC ICでのよかった点をあげていきたいと思います。
よかったな..と感じているのは、実践的にビジネスシーンで活かせる英語力を延ばすことができたことと、実用的なビジネスに関する知識・スキルを学べたことです。
カレッジでは、Service Excellence with Business Communicationsというコースを受講しました。理由はコミュニケーションスキルの重要さを感じていたことと、大学で経済・経営を学んでいたので、関連するトピックを英語で学んでみたいと思ったためです。
授業ではプレゼンの機会、つまりスピーキング力を試せる機会が多く、毎回ワクワクしました。うまくいってもいかなくても、「もっとうまくなりたい」と感じることができました。実践的にビジネスシーンで活かせる英語力を延ばすことができたのはとてもよかったなと感じています。
また、授業の内容もとても実用的でした。例えば、一つ印象に残っているのは、「セールスにおいて、ディスカウントは商品や自分(セールスマン)の価値を下げるだけ」というセールスの講師からの言葉です。プロモーションはディスカウントではなく、価値を上乗せする方法を取れというお話でした。講師の方は実際に、ビジネス上でセールスの経験・実績のある方で、とても説得力がありました。
日本の大学ではマーケティングや経営経済を専攻しているため、基本的な知識があったということもありますが、他の学生との意見交換もとても刺激的でした。
カナダでの生活の様子
カナダでの生活を語るうえで外せないのがホストファミリーとルームメイトたちの存在です。実は留学当初、最初の数ヶ月間ホームステイした後、シェアハウスに移ろうと考えていました。しかし、ホストファミリーやルームメイトがみんなとても素敵で、居心地がよく、結果ずっとホームステイしていました(笑)
ホストファミリーはフィリピン系カナディアンで、20年ほど前に家族でカナダに移民されている方でした。さらに私を含め7人もの留学生が一緒に暮らしていました。日本人がホームステイの留学生の中で私だけの期間も多く、メキシコ、スウェーデン、タイ、スイスなどいろんな国の子たちがいました。どっぷり英語環境の生活でしたが、お互い英語が第二言語ということもあり、コミュニケーションに大きなストレスはありませんでした。
ネイティブの友達作りに!とルームメンバーでバーに遊びにいったり、お互いの誕生日をお祝いするパーティーを開いたり、のんびりNetflixで映画をみたり.. 海外ドラマや映画でみる「海外生活」がそこにはありました(笑) 本当に楽しい毎日でした。
英語の成長を感じたアルバイト
カレッジに入った2-3週間目から韓国レストランでアルバイトを始めました。フロント1人、キッチン1-3人程度のコンパクトなお店です。給与は時給15-16ドル+チップでした。
レストランはデリバリーでも商品提供していたのですが、これがときおりトラブルを起こします(苦笑) 例えば骨付きチキンが売り切れると、デリバリー注文できるサービスサイト上の表示を「売り切れ」に切り替えます。この表示の切り替えに、ときおりタイムラグがおき、商品が売り切れているにも関わらず、注文が入ってしまうことがあります。そうなるとお客様に連絡をしたり、カスタマーセンターに連絡を入れ注文キャンセル手続きをしたりと、対応が求められます。正直、パニック気味になるのですが..ふっと気がついたとき、慌てながらも英語できちんと説明し、相手と会話できている自分に気がついたんです。あの瞬間は英語力の伸びを実感し、とても嬉しくなりました。
ビザの切り替えには注意
カナダで働くためには、SINナンバー(社会保障番号)の申請・取得が必要です。私はカレッジ進学後、できるだけ早くアルバイトを始めたいと思っていたので、進学する1ヶ月ほど前にSINナンバーの申請を行おうとしました。すると「あなたの持っている学生ビザではSINバンバーは取得できない」と言われてしまったのです。
※カナダでアルバイトをするためにはカレッジで修学している(またはできるビザを保持している)必要があります。MebaeさんがSINナンバーを申請したタイミングは、まだMebaeさんが語学研修中でした。そのため、まだアルバイトできるビザのステータスではなかったのです。語学研修からカレッジに進学される方の場合、Mebaeさんと同じ状況になりますので、カレッジ進学前にアルバイト探しを始める場合は注意しましょう。
そこで移民局に行き、ビザの切り替え手続きを行いました。初めてのことばかりで、ビザのこととなると英語も難しく、さらに移民局では4時間もまたされ.. とボロボロ(笑) バイトを始める前に心が挫けるかと思いました。
ただ、おかげでカレッジに入ってからはかなりスムーズにアルバイトを始めることができました。こんなこともあるので、ビザのステータスの確認や履歴書の作成、求人探しなどは、早めはやめを心がけて動くことをお勧めします。
カナダ留学中の生活の様子
留学前の自分へのアドバイス
「死ぬこと以外かすり傷!だから何事にも前向きに挑戦したらいい!今を楽しめ!」といってあげたいです(笑)。そしてそれは、これからの自分にも言いたい言葉でもあります。
実は留学直前、引っ越しや留学の準備が重なり、疲れ切っていたためか、行きの飛行機の中で倒れる..というハプニングがありました。当時は前途多難すぎて、ものすごく不安になったことを覚えています。ただ、実際こうやって乗り越えてみると、その瞬間の苦労や不安はもはや笑い話です。
私は留学前、とても周りの目を気にする人間でした。また、留学前は自分の意見を素直に伝えることができませんでした。しかし、留学後は自分の意見や意思をしっかり持ち、嫌なことは嫌、とはっきりそれを相手にきちんと伝えられるようになりました。そして、留学を介して、もっと自分らしく自由に生きていっていいんだと感じるようになりました。自分が幸せであることを大切に、なりたい自分になれるよう、挑戦したいことに、これからもどんどん挑戦していきたいと考えています。
今後の就職活動について
私はカナダに飛び出し、改めて日本の素晴らしさを感じました。(カナダもとても素敵なところです!!)
今回の長期留学を経て、改めて日本という自分の母国での生活の安心感や良さを実感しました。また、海外では日本は本当に高い評価と信頼を得ている国だと再確認したからこそ、今後は現在まだ世界に知られていない日本の商品や、企業、サービスなどを世界に発信していき、そこに貢献していける人材になりたいです。
さいごに
ここまで体験談を読んでいただきありがとうございました。カナダでの専門留学を経て、大きく成長されたMebaeさんの体験談はいかがでしたでしょうか。留学、特に長期間の留学は人生で何度も挑戦できるものではありません。だからこそ、留学したいと思ったきっかけや、留学の目的、帰国後になりたい姿、予算や英語力などさまざまな状況・条件を踏まえ、Mebaeさんのように最適な留学プランを見つけたいものですよね。
Mebaeさんが通われたILACやILAC ICについて、また専門留学について、詳しく知りたいという方はワールドアベニューの無料留学カウンセリングをご利用ください。