はじめに~留学必需品とは~
はじめに、イギリス留学に合わせた持ち物を紹介する前に、留学に共通して必要になる持ち物について簡単にご紹介します。まずは、留学先に渡航するためには、以下のものが最低でも必要です。
・パスポート
・航空券
・ビザ
この3つは、出国・入国の際に必ず確認されます。特にパスポートは、入国後も身分証明書として使うことのできる非常に大切なものです。日本のパスポートは世界的にみても特に価値の高いものなので、盗難などにも十分に気をつけてなくさないようにしましょう!
また、その他にも
・お金関係
・電子機器類
・衣類
・洗面用具
など、生活をするのに必要なものも、最低限は用意しましょう。もちろん、衣類、洗面用具などは特に、現地でも買えないこともないですが、衣類であれば1週間着回しできる程度、洗面用具(女性であれば化粧品や生理用品など)1ヶ月分くらいは用意しておくと安心です。
留学に共通して必要になるものは、「留学に必須の持ち物とは?」でも詳しくご紹介しています。ぜひ、こちらもチェックしてみてください!
イギリスだからこそ準備したい持ち物
では、上記に加え、イギリス留学だからこそ、準備すべき持ち物とはなんでしょうか。曇りや雨が多かったり、ロンドンであれば窃盗などの軽犯罪が多かったりするイギリスの気候や治安状況を踏まえ、準備すべき持ち物を紹介していきます。
電子機器編
1.変換プラグ(BFタイプ)
日本とイギリスのコンセントの形は違うため、「変換プラグ」は必須アイテムです。イギリスのプラグは「BFタイプ」というものです。変換プラグは家電量販店ではもちろん、空港でも買うことができます。
また、イギリスだけでなく、他のヨーロッパの国々にも行く予定があるという人は、全世界対応の「マルチ変換プラグ」も用意しておくと便利です。マルチ変換プラグは、従来の変換プラグに比べると値段は高くなりますが、ひとつずつ違うタイプの変換プラグを持ってくるよりもコンパクトで、旅行にも向いています。留学中は見つけにくいアイテムなので、ぜひ日本にいるうちに用意しておきましょう。
2.電源タップ
「電源タップ」は持っていくと、非常に便利なアイテムです。電源タップとはコンセントの差し込み口が複数ある延長コードのことです。
イギリスでは、ひとつの家を複数人で共有する「フラット・シェア」が主流です。特に、シェアルームの場合、2〜4人ほどの人と一緒の部屋で暮らすことになるので、自分が使えるコンセントの数は限られてきます。そんなときに、電源タップがあれば、スマホとパソコンを同時に充電するということができるようになります。また、延長コードとしても使えるため、枕元など、自分の持っていきたい場所にコンセントを伸ばすこともできます。シェアルームをする予定の人や、電子機器類をよく使う人は、準備しておきたいアイテムです。
衣類・日用品編
1.折りたたみ傘
雨がよく降るイギリスでは「折りたたみ傘」は必須アイテムです。もちろん、イギリスでも売っていますが、種類は多くありません。さらに、日本の製品と比べるとサイズが大きく、値段も高めです。日本で買っておけば、サイズや機能面でも質の高い傘を購入できます。お気に入りの折りたたみ傘を1本は持っていくと良いでしょう。
2.防水ジャケット
「防水ジャケット」も、持っているとかなり便利なアイテムです。こちらも、理由は雨がよく降るためです。ただし、イギリスは、日本や東南アジアのように突然大量の雨が降るというわけではなく、パラパラとした小雨が降ったり霧のような雨が降ったりすることが多いです。
その程度の雨であれば、わざわざ傘をさすのも面倒に感じる人も多いでしょう(実際、イギリス人はその程度の雨であれば傘をさしません)。そこで、防水ジャケットを着ていれば、傘を出さなくとも、小雨程度であれば乗り切ることができます。フード付きであれば、頭も濡れずにすむので、よりオススメです。
防犯グッズ
1.スキミング防止グッズ
治安対策のひとつとして「スキミング防止グッズ」が必須アイテムです。
残念ながらイギリスは、オーストラリアやニュージーランドなど他の英語圏と比べると治安は悪い傾向にあります。特にスリや窃盗の件数は多く、スキミング被害に合う可能性ももちろんあります。
スキミング防止アイテムは、ポーチ、カードケース、財布など様々な形態のものがあるので、自分にとって使いやすいものを、どれかひとつは持っていくようにしましょう。
2.携帯ネックストラップ
スマホの盗難防止のため「携帯ネックストラップ」を持っていくことをオススメします。
多くの人が毎日持ち歩き、売り飛ばせば高くつくスマホは、イギリスでも盗難被害が多いようです。カフェなどで机に置いていれば、目を離した隙に盗られてしまったり、自分の手に持っていたとしても、ひったくりにあってしまったりというケースもあります。対策として携帯ネックストラップを利用し肌身離さず持つことで犯罪に巻き込まれにくくなるでしょう。
3.防犯ブザー
「防犯ブザー」は、痴漢、強姦、ひったくりなど、様々な犯罪の予防に繋がります。見せるように持つだけでも、犯罪を抑止する効果が期待できます。長期間の滞在だと、心配なのが電池切れですが、イギリスでも「単三」「単四」などと同等の規格の電池が売るので、電池交換式でも問題はありません。
よく使うバックなどにつけておき、治安対策はしっかりと行ってから留学に臨みましょう。
イギリスの治安については「イギリス留学 治安いい地域・悪い地域、防犯対策までをまとめてみた」でも詳しく説明しているので併せてみてみてくださいね。
日本から持ってくるべき!いちおしグッズ
1.文房具
「文房具」は日本から必ず持っていきたいアイテムです。三色ボールペンや、ペン型のハサミなど、日本の文房具は使いやすく便利なものが多いです。イギリスにも、もちろん文房具は売っていますが、日本製品ほど使い勝手がいいわけではありません。また、日本の文房具が売っていたとしても、とても高価なので、日本にいるうちに一式買っておくことをおすすめします。
3.歯ブラシ
口が小さい方や女性は特に「歯ブラシ」は日本から持ってくることをお勧めします。イギリスで売っている歯ブラシは、日本人からするとサイズが大きいと感じるものが多いです。自分にフィットしていない歯ブラシを使うと磨き残しができ、虫歯の原因にもなるので、日本から持ってくるのがベターです。
歯ブラシは、ブラシ部分が開いてしまうと性質が落ちてしまう消耗品なので、複数本持っていくと安心です。ぜひ、日本にいるうちに、自分にあった歯ブラシを見つけておきましょう。
3.ヘアオイル
イギリスの水道水は硬水のため「ヘアオイル」は必要になります。ミネラルの多い硬水でシャワーを浴びると、残念ながら髪はかなり痛みます。もちろん、ヘアオイルは現地でも買うことができますが、留学に来たばかりの忙しい時期に自分の髪質にあったヘアオイルを探すのも大変ですよね。そのため、日本から1ヶ月分くらいは持ってくると安心です。女性だけでなく、メンズ向けのヘアオイルもあるので、髪にはこだわりのある男性にもイチオシのアイテムです。
4.保湿クリーム
湿度は日本より高いイギリスですが、実は「保湿クリーム」は必須アイテムです。先述しているとおりイギリスの水道水は硬水です。硬水は乾燥も助長するため、お風呂上がりに保湿クリームを塗らないと、体質によっては肌がガサガサになってしまいます。そして、イギリスでは「セントラルヒーティング」という暖房を使っていることが多く、これが原因で乾燥する人が多いようです。出先でも保湿ができるように、コンパクトなサイズの保湿クリームも持ち歩くようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。イギリス特有の天候や、治安状況、現地では入手しにくいものから、必要な持ち物を紹介していきました。日本の製品を現地で買うとなるとやはり高くついてしまいますし、そもそも売っていないということも、もちろんあります。留学中に困る機会が少なくなるよう、しっかり調べ、持ち物準備は入念にするようにしましょう!