このサイトは分析と改善のためにCookieを利用します。詳細はこちら

ニュージーランド留学 – 治安状況とより安全に過ごすための注意事項

ニュージーランド留学が選ばれる大きな理由の一つ「治安のよさ」。
海外留学をするにあたって、やっぱり治安問題は心配…… 。日本がとても安全な国なだけに、海外のテロや殺人事件のニュースをみると不安になる人も多いと思います。
しかし、世界中でテロなどが発生するなか、ニュージーランドは非常に治安が良く、留学もしやすい国です。ここでは、そんなニュージーランドの治安情勢について解説します。

ニュージーランドの治安の良さ ‐ 殺人や銃規制について ‐


↑ニュージーランド大使館主催 留学説明会にて(ニュージーランドは治安がよいため、通常、警察は銃を所持していない)

世界主要各国がどのくらい平和なのか?を24の基準から示した「世界平和度指数2019」で、日本が第9位なのに対し、ニュージーランドは世界第2位。この結果からもニュージーランドは世界有数の治安の良さを誇る国と言えます。

具体的なイメージを持つうえで、治安の良さ悪さを考えるうえで一つの物差しになる「殺人発生率(件数)」で、他の主要英語圏との差を見てみましょう。

国/犯罪率・数 殺人件数/年 殺人発生率
ニュージーランド 35 0.7%
オーストラリア 203 0.8%
アメリカ 17,284 5.3%
カナダ 660 1.8%
イギリス※ 726 1.2%

※イギリスは、イングランドとウェールズのみの統計
参照:UNODC「Homicide Data by Countries」2017年版

上記は、語学留学で人気の5カ国の殺人発生件数、発生率をまとめたものです。表から分かる通り、ニュージーランドは他の国に比べて、殺人件数が少なく、命の危険にさらされるようなことが少ないことがわかります。特にアメリカと比べると、殺人発生率は約7.5倍も差をつけ、違いは歴然です。

国/銃による殺人件数・率 銃による殺人件数 被害率(100,000人あたり)
ニュージーランド 5 0.12%
オーストラリア 10 0.12%
アメリカ 8,592 2.70%
カナダ 158 0.45%
イギリス※ 52 0.10%

※イギリスは、イングランドとウェールズのみの統計
参照:ProCon.org「International Firearm Homicide Rates」2010-2015

続いて、こちらは2010〜2015年に起きた「銃による殺人」についてまとめたものです。
ニュージーランドは16歳以上でライセンスを持っている人であれば、銃の保有自体は認められています。しかし、銃による殺人件数は非常に低いことがわかります。
また、このデータは2015年までのものですが、2019年現在、銃に関する規制はかなり厳しくなりました。理由は、2019年3月にクライストチャーチで50人がなくなった、ニュージーランド史上最悪の銃乱射事件が起きたためです。この事件を受けてわずか1ヶ月後に、政府は半自動小銃などの所有を全面禁止にする法律を可決しました。また、推定費用227億円のコストをかけて、既に銃を持っている国民からの買取も行っています。
それだけの、大きな被害が出たのであれば、このように政府が対策を行うのは当たり前のことのようにも思えるかもしれません。しかし、実際にはアメリカのように、頻繁に銃乱射事件による被害が起きても、なかなか法律改正ができない国もある一方で、一回の事件で銃規制に関する「法律」を変更するニュージーランドは、安全や治安に対する意識の高さを感じざるを得ないといえます。
参照:日経新聞

このように、ニュージーランドは殺人の発生率が非常に低く、治安を守るための対策や法案も打ち出され続けています。海外留学でも、まずは身の安全が第一です。初めて海外に行く人や、治安が心配な人、中高生などの若い年代にも、ニュージーランドはオススメできる留学先です。

より安全に過ごすために!気をつけるべきこと4選


基本的には治安の良いニュージーランドですが、だからと言って日本にいるときと同じような感覚で過ごしていると、軽犯罪には巻き込まれてしまう可能性はあります。では、ニュージーランドに留学中、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?大きく4つのポイントにまとめてみました。

荷物は肌身離さず!

まず、気をつけるべきポイントは、「荷物は肌身離さず持つ」ことです。当たり前のことのようにも思えますが、日本人は日本での生活習慣特に、パスポートやクレジットカードなど貴重品には細心の注意を払うようにしましょう。
例えば日本では、レストランなどで外食をする際、トイレに行くからと席にそのまま荷物を置いておくなんてことは日常的にあることではないでしょうか?実は、こうした行動は、軽犯罪の発生率も低い日本だからこそできる行動であって、ニュージーランドを含む海外では置き引きなどの軽犯罪に巻き込まれるリスクをはらんでいます。
また、ニュージーランドは、他の英語圏と比べても車上荒らしの発生件数は多い国です。留学中に車に乗る機会がある場合は、車になるべく荷物を残さず、持ち出すようにしましょう。

危険なエリアには近づかない

続いて、気をつけるべき行動は、「危険なエリアには立ち入らないように心がける」ことです。

日本国内にも、治安があまり良くない地域があるように、ニュージーランドにも危険なエリアはあります。また、治安がいいとはいうものの、危ない時間帯に危ない恰好をして、人気のないエリアで行動すれば危険な目にあうリスクは高まります。留学に行く前に、まずは滞在先の街には危険なエリアがないかチェックするようにしましょう。地元住人にしか分からないような、細かい危険エリアに関しては、留学先のホストファミリーや、現地の人に実際に尋ねることをオススメします。
昼間は安全な場所でも、夜暗くなると、ひったくりやスリなどの犯罪が起きやすくなります。女性だけでなく、男性も不用意に夜出歩くことは避けるようにしましょう。

緊急連絡先をメモしておく

もしも、犯罪に巻き込まれてしまったときのために、緊急連絡先は事前に確認し、メモして起きましょう。
まず、ニュージーランドにおける、警察、救急、消防の番号はすべて共通で「111番」です。全て「111」で統一されていて覚えやすいですね!万が一、犯罪に巻き込まれてしまったときに、すぐ連絡ができるように、この番号は覚えて起きましょう。英語に自信がない場合でも、日本語通訳をお願いすることもできるので、とりあえず番号だけでも覚えておけば安心です。

続いて、大使館・領事館の連絡先もメモしておきましょう。パスポートの紛失・盗難にあった場合は大使館・領事館で新しく作ることができます。また、警察の届出に関するアドバイスや、日本語が通じる病院の紹介なども行なっているため、メモしておけば、こちらも安心です。

メモしておきたい連絡先
在ニュージーランド日本大使館→+64 (4) 473-1540
在オークランド日本領事館→+64 (9) 303-4106
在クライストチャーチ出張駐在官事務所→+64 (3) 366-5680

そして、利用しているクレジットカード、保険会社、留学エージェントの連絡先や詳細をメモして起きましょう。特に、クレジットカードは「紛失、盗難にあった!」と連絡すれば、その場でカードの使用を止めることができます。仮に盗まれてしまっても、被害を抑えることができるので、事前に確認しておきましょう。

海外にいることを自覚する

最後に、気をつけるべきポイントは、「自分が海外で生活していることを忘れないようにする」ということです。
留学したばかりのときは、新しい生活に対し緊張感を持つことができるものです。しかし、留学生活が長くなってくると、だんだんと油断も生じてきます。ニュージーランドは平和な国なだけに、他国の留学に比べてさらに気持ちが緩んでいくこともあります。スリや置き引きなどの軽犯罪に巻き込まれがちなタイミングは、この油断が生じるときです。「ここは日本じゃない」という自覚を持って過ごせれば、荷物から目を離したり、夜道を1人で歩いたりする回数を少なくできると考えられます。より安全に留学生活を送るためには、根本的な意識がとても大切です。

まとめ


いかがでしたでしょうか。英語圏のなかでも治安のいいニュージーランド。安心して留学生活を送りたい人に、ぜひオススメしたい留学先です。また、海外にいるという意識を持ち、軽犯罪にも備えるようにすれば、より安全に留学生活を送ることができます。準備も万全に行なった上で、ニュージーランド生活を楽しみましょう!

← ニュージーランド留学情報ページへ戻る

<

  • JAOS
  • J-Cross
  • ICEF AGENCY STATUS
  • IALC Approved Agency
  • 観光庁長官登録旅行業2162号

ページトップボタン