このサイトは分析と改善のためにCookieを利用します。詳細はこちら

マルタの物価ってどれくらい?
節約方法と期間別留学費用の内訳をご紹介【2024年】

更新日: 2022年6月24日

「マルタ留学を考えているけど物価ってどうなんだろう?」と疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。イタリア・シチリア島の下に位置するマルタ共和国(以下、マルタ)は、歴史的な建造物や古代遺跡、美しい海や自然が人気の国です。年間300日晴れているというほど天気がよく温暖な気候から、ヨーロッパ屈指のリゾート地として世界中から観光客が集まります。マルタ語に加えて英語も公用語のため、その環境の良さから近年マルタに留学する方が増えています。マルタはヨーロッパの他の国と比較すると、物価が安いという特徴があります。しかしカナダやオーストラリアなどと比べ情報が少ないので、物価事情がイメージしづらいという方も多いのではなないでしょうか。そこで今回は日本と比較したマルタの物価や平均賃金、短期留学する際の留学費用、そして節約するコツについてご紹介します。

物価について詳細をお話しする前に、マルタの通貨やレートについて少し解説します。マルタはEU(欧州連合)に加盟しているため、ユーロが通貨として利用されています。主要英語圏ではアイルランドとマルタでユーロが利用されていますが、ドルよりも馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。ユーロ(€:EUR)から日本円(¥)に換算する際のレートは、EUR1=160円です(2023年12月現在)。レートは世界経済の動向によって日々変動します。留学の際は最新のレートを必ず確認しましょう。

マルタの物価は高い?安い?日本との比較▼ 
マルタの平均的な賃金はどのくらい?▼ 
具体的に計算してみた!1週間と1ヶ月の生活費+学費はいくら? ▼ 
マルタ留学費用を節約するコツ3選▼ 
まとめ▼ 

マルタの物価は高い?安い?日本との比較


結論からいうと、マルタの物価は東京よりも少し安い程度です。しかし物価が高いことで有名なヨーロッパの他の都市と比べると、圧倒的に安いという特徴があります。以下の表は東京都を1としたときのマルタの首都・バレッタと、イギリスの首都・ロンドンの生活費の差を表しています。留学するときに気になるポイントを見てみましょう。

項目 東京(日本) バレッタ(マルタ) ロンドン(イギリス)
食費 1 +11%/td>

+11%
家賃 1 -6% +53%
衣服 1 +55% +28%
交通費 1 -35% +102%
医薬品・日用品 1 -1% +36%
エンターテインメント 1 +8% +35%
合計 1 -7% +55%

参考:Expatistan

食費

マルタで外食すると高くつきます。例えばレストランでランチする場合はEUR17(約2,700円)、ファーストフード店を利用してもEUR8(約1,300円)ほどかかります。また2人で夕飯を食べる場合、パブだとEUR38(約6,000円)、イタリアンレストランだとEUR67(約10,700円)ほどになります。一方で野菜やフルーツ、乳製品やワインなどは日本よりも安く手に入れることが可能です。外食が続くと費用が高くつくので、注意しましょう。

交通費

マルタでは公共交通機関であるバスを利用することで、圧倒的に費用を抑えることができます。マルタでは月の交通費の平均がEUR30(約4,800円)とされています。東京やロンドンと比べると格段に安いため、マルタ中を観光してみましょう。

医薬品・日用品

マルタでは風邪薬がEUR7(約1,100円)と少し安く販売されていますが、抗生物質はEUR17(約2,700円)程度と高くなります。また生理用品も日本より高い値段で販売されているため、女性の方は日本から少し持参する方がおすすめです。またシャンプーはEUR4.08(約640円)、歯磨き粉はEUR2.18(約350円)と、日本より少し高くなります。一方でロンドンと比べると、基本的にマルタの方が費用を抑えることができます。

エンターテインメント

2人で映画を見る場合はEUR21(約3,300円)、ミュージカルを見る場合はEUR61(約9,760円)と、日本より費用を抑えることができます。また、パブでのビール代がEUR3.15(約500円)、カフェでのカプチーノ代がEUR2.57(約410円)、いずれも日本より少し安価になります。しかしタバコが1箱EUR5.09(約810円)ほどかかるため喫煙者の方は注意しましょう。

このように、バレッタと東京ではそこまで物価が変わらないということがお分かりいただけたかと思います。留学中は外食を減らす、服は持参するなど注意をすれば、日本とそこまで変わらない生活を過ごすことができるでしょう。一方でバレッタとロンドンでは、ロンドンの方が圧倒的に物価が高いことがわかります。ヨーロッパに留学したいけど費用も抑えたいという方にとってマルタは最適な国といえるでしょう。

マルタの平均的な賃金はどのくらい?


3ヶ月(91日)以上マルタに留学する場合、学生ビザを取得する必要があります。マルタでは学生ビザを取得後労働許可を得ることで、アルバイトをすることが可能になります。マルタで働く場合、マルタ人か外国人かで賃金は異なります。ここではマルタ人と、日本人を含む外国人に分けて紹介いたします。

マルタ人の平均的な賃金は月EUR1310.42(約21万円)、年間でEUR15,725(約251万円)です。また、最低賃金は月EUR792.26(約12.6万円)のため、年間でEUR9507.12(約152万円)となります。日本の平均給与は461万円、イギリスの平均給与が36,601GBP(約695万)であることと比較すると、かなり低い水準であるといえるでしょう。

一方で日本人を含む外国人の最低週給は、約91ユーロ(週13,000円程度)となります。東京都の最低賃金時間額が1,041円、イギリスの最低賃金額がGBP8.91(約1,514円)であることと比べると、こちらも低いことがわかります。経験としてアルバイトをしてみるという分には問題ありませんが、アルバイトをすることで生活費を抑えようと考えるのは得策ではありません。また、労働許可を得た場合でも、週20時間という就労制限があるので注意しましょう。
参考:
Averagesalarysurvey
Malta Salary

具体的に計算してみた!1週間と1ヶ月の生活費+学費はいくら?

ここまでご紹介した内容を踏まえて1週間と1ヶ月間、留学する場合の費用をお伝えします。

1週間と1ヶ月間の留学費用を比較

支払先 項目 1週間 1ヶ月間
語学学校 入学金 €60(約8,400円) €60(約8,400円)
教材費 €0 €0
学費 €200(約28,000円) €800(約112,000円)
留学会社 渡航準備・渡航後サポート費用 無料~5万円 無料~5万円
渡航にかかる費用 航空券代金(往復) 10~15万円 10~15万円
海外留学生保険 6,500~9,000円 15,000~20,000円
渡航後にかかる費用 滞在手配料金 €80(約11,200円) €80(約11,200円)
滞在費(ホームステイ) €290(約40,600円) €1,160(約162,400円)
実費(交際費など) 1~2万円 4~5万円
合計 約204,700~317,200円 約429,000~544,000円

語学学校へ支払う費用

留学する期間によって学費は異なります。学校によって異なりますが、1週間当たりの学費は滞在期間が長くなればなるほど安くなる傾向があります。例えばシュプラッハカフェの場合、1~8週間までの留学の場合授業料が€200/週となりますが、9週間以上の場合€180/週になります。またECマルタは、1~11週間までは授業料が€235/週となりますが、12~23週間の場合は€210/週です。少しでも留学費用を抑えたいという方は滞在する期間を検討してみましょう。学費は学校によって異なるため、ワールドアベニューまでお問い合わせください。

渡航にかかる費用

渡航にかかる費用は1週間の留学でも1ヶ月間の留学でも大きな違いはありません。それは航空券代金が大部分を占めるからです。短期留学の場合、基本的に往復で航空券を取得します。マルタには直行便が飛んでいないため、経由便を利用することになるのですが、経由する空港によって料金が大きく異なります。そのため少しでも費用を抑えたいという方は費用の安いフライトを早めに探すようにしましょう。

渡航後にかかる費用

滞在費はホームステイにするか、学生寮にするかによって異なります。ホームステイの場合、食事がついている分高くなります。学生寮の場合食事がついていない分費用が抑えられますが、外食ばかりするとホームステイよりも圧倒的に高くなります。学生寮を利用する際は、極力自炊するようにしましょう。

マルタ留学費用を節約するコツ3選


ここまでマルタ留学にかかる費用についてお伝えしてきました。随時費用を抑えるポイントをご案内しておりましたが、再度節約するコツをご紹介します。

食事は自炊をする

再三お伝えしている通り、マルタで外食すると日本より高くなります。息抜きのためにたまに外食するということはおすすめしますが、費用を抑えたいのであれば毎日外食するのはやめておきましょう。マルタでは日本より安く食材が手に入ります。ルームメイトと一緒に料理を作ったり、それぞれの国の料理を作りあったりすることで楽しく節約することができるはずです。

タバコを吸わない

日本でもどんどん値上がりしているタバコですが、マルタではさらに高い金額で販売されています。マルタだけでなく他の国もタバコは高いので、留学を機に禁煙してみるというのはいかがでしょうか。

オフシーズンに留学する

マルタには、特に6~9月、世界中から人が集まります。観光とリゾートを兼ねて留学するヨーロッパからの学生が増えるため、マルタの語学学校はどこも生徒数が一気に増えるという特徴があります。滞在する時期としては最高ですが、ハイシーズンは特に滞在費が値上がりするというデメリットがあります。少しでも安くマルタ留学をしたいという方は、夏の時期を避けて留学するとよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。今回はマルタの物価についてご紹介しました。マルタの物価は日本と比べるとやや安いという程度ですが、イギリスと比べると圧倒的に安くなります。ヨーロッパに費用を抑えて留学したいという方にマルタはおすすめといえるでしょう。マルタ留学についてもう少し知りたいという方はワールドアベニューまでお問い合わせください。

← マルタ留学にかかる費用へ戻る

  • JAOS
  • J-Cross
  • ICEF AGENCY STATUS
  • IALC Approved Agency
  • 観光庁長官登録旅行業2162号

ページトップボタン