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オーストラリアの通貨・銀行などお金に関わる情報

オーストラリアに留学行くなら、オーストラリアの通貨を両替したり、オーストラリアへの海外送金方法を確認したりと様々な準備が必要となります。
今回はオーストラリアで留学生活を送る上で必要不可欠なお金にまつわるお話をご紹介致します。

オーストラリアの通貨にまつわる基本情報 ▼ 
オーストラリアの銀行システム・クレジットカード事情 ▼ 
オーストラリアの通貨へ両替する方法・サービス ▼ 

オーストラリアの通貨にまつわる基本情報

オーストラリアは、オーストラリアで流通するオーストラリアドルという通貨を採用しています。アメリカやカナダ、ニュージーランドと同じドル($)という表示になりますが、お金としての価値や発行元は完全に異なります。基本的にはオーストラリア国内使うことが前提の通貨になります。日本円からオーストラリアドルに両替する際に、豪ドルと日本円の為替レートが採用されますが、アメリカドルやカナダ・ドルとは違った為替レートが適用されます。またドルの単位は、1ドル=100セントとなっており、1〜4セントはオーストラリアでは使われていないのが特徴です。最小流通単位は5セント単位になります。

オーストラリアで使われているお金の種類

オーストラリアドルには、お札として100ドル札、50ドル札、20ドル札、10ドル札、5ドル札の5種類があります。一般的には高額紙幣の100ドル札が使われることはあまり多くなく、50ドル札や20ドル札が主に使われる紙幣と言えるでしょう。電子マネーやクレジットカードが普及しているオーストラリアでは、高い金額の支払いで紙幣が使われることはあまりありません。一方で、ビジネスの世界では小切手が銀行振込などと同様に主流の決済方法として残っているのがユニークです。
小銭としては、2ドル、1ドル、50セント、20セント、10セント、5セントの6種類あり、どのコインもよく使われています。コーヒーなどの少額すぎる支払いだと、クレジットカードやデビットカードを受け付けないレストランやカフェがあるため、小銭は常に持っておくと良いでしょう。

オーストラリアではお札はプラスチック製で水に濡れても大丈夫なのがユニークです。サーフィンや海水浴に出かけてもお金は水着にいれながら泳いで溶けてしまったり破れてしまうということはありません。しかし、塩水に浸かった後に放置していると紙幣がベタついてしまうので注意しましょう。

2017年現在、お札のリニューアル作業が行われており、5ドル札は新しいデザインに変更されました。また、今後10ドル札のデザインが変更される予定となっています。

1ドルコインと50セントコインはデザイン豊富

オーストラリアの1ドルコインと50セントコインの片側はさまざまなデザインが発行されています。ワールドアベニューで集めた1ドルコインでも写真のように多種多様な絵柄が用意されています。写真の最上部にあるコインの絵柄が一番多く流通している標準の絵柄(カンガルー)です。50セントコインも同様に色々なデザインがありますので、オーストラリアに留学したら収集してみると面白いですよ。実際に、希少価値の高いコインデザインはコレクターに高値で販売されていたりします。
オーストラリア1ドルコインの一覧

10セント以下の世界はどうなっている?

オーストラリアには1セント通貨がなく、最小の流通しているコインは5セントからになっています。といってもスーパーの買物などで、お会計をすると$103.82という金額になったりします。クレジットカードならまだしも、キャッシュで払う場合はどのように支払うのでしょうか?多くのお店で以下のルールが適用されています。

1セント〜2セント 切り捨て→0セントとして計算
3セント〜4セント 切り上げ→5セントとして計算
6セント〜7セント 切り捨て→5セントとして計算
8セント〜9セント 切り上げ→10セントとして計算

一方でクレジットカードや銀行振込などで支払う場合は、1セント単位も支払いが可能なため、上記のルールが適用にならないのもややこしいポイントです。銀行口座などをみると1セント単位で利息や支払いなどが計算されています。

日本円との違いはどれくらいをイメージしたら良いか?

日本円からオーストラリアのドルに変換するとどれくらいになるのでしょうか?本記事執筆時点の三井住友銀行TTSレート(日本円を外貨に両替するためのレート)が1豪ドル=90.54円となりますが、直近の傾向としては85円〜100円までを推移していると考えると良いでしょう。
つまり100円が約1豪ドル〜1.2豪ドル換算になるイメージです。1米ドルが100円〜110円で推移しているため、為替レートでは少しオトクであると言えます。

1豪ドル100円とした場合のイメージ
1円→1セント
100円→1ドル
1万円→100ドル 英語読みでは、1 hundred dollars
100万円→1万ドル 英語読みでは、10 thousand dollars

オーストラリアの銀行システム・クレジットカード事情

オーストラリアは金融業界が主要業界の一つでもあり、大手銀行が名を連ねています。留学で候補となるオーストラリアの主要都市には、オーストラリアのメジャー銀行が大きな支店をいくつも構えており、銀行が見つからなくて苦労するということはありません。スマートフォンのアプリやインターネットとの連携もよく取れており、スマホで銀行口座の残高確認や振込など日本よりもスムーズに管理できると感じます。また、クレジットカードやデビットカード、スマホ決済が普及しており、現金を持ち歩かなくてもある程度生活できてしまうのも便利なところでしょう。しかし、日本とは違うルールやシステムがありますので、ご紹介したいと思います。

留学生が利用しているオーストラリアの大手銀行

オーストラリアではオーストラリア全土に支店を構えているメジャー銀行とオーストラリアの各州内で支店を独自に構えている地方銀行、投資など専門のサービスを行う特化型の銀行があります。オーストラリアに長期間留学するのであれば、オーストラリアのどこの都市でも支店やATMが設置されているメジャー銀行で口座を開設することがおすすめです。

オーストラリアの主要4銀行 2017年調べ
Commonwealth Bank of Australia (コモンウェルス銀行)支店数1100以上
Westpac Banking Corporation (ウェストパック銀行)支店数1429
National Australia Bank (ナブ)支店数1590 ※2014年時点
Australia and New Zealand Banking Group(エーエヌゼット銀行)支店数1337 ※2012年時点

オーストラリアの4大銀行すべて便利なオンラインバンクサービスやデビットカードなどが留学生でも利用が可能です。クレジットカードについては定職を持たない留学生では作成できないケースが多いため、基本的にはキャッシュカードと一体型となったデビットカードを用いて決済することが多いでしょう。

オーストラリアで口座を開設する

オーストラリアで日本人の留学生やワーキングホリデーメーカーが銀行口座を開設する時に必要となるものは、パスポート、タックスファイルナンバー(後でも可)、日本でのマイナンバー(2017年7月より)が必要です。特に、海外なのに日本のマイナンバーと思われる方も多いと思いますが、2017年7月より銀行側に確認する義務が課せられましたので、日本のマイナンバーを受け取っている方は番号を控えて渡航しましょう。(マイナンバーカードを提出する必要はありません。)

オーストラリアの広く使われているPaypass/Paywaveシステム

オーストラリアではクレジットカード(デビットカード含む)にICカードが搭載されており、専用のICカードリーダー(エフトポスマシン)にタップするだけで少額決済が完了するペイパス・ペイウェーブという方法が一般的です。100ドルを超える決済の場合は、タップだけで決済は完了せず暗証番号(PINナンバー)が必要になります。コーヒーを買ったりスーパーでお買い物したりレストランで買い物をしたり日常のあらゆるところで利用することができ非常に便利なシステムです。使いすぎて心配という方も、デビットカードを使えば自分の預金口座から引かれますので使いすぎを防止できるでしょう。ただし、オーストラリアの銀行口座は残高が足りなくてもある程度の範囲であれば決済可能であり、気がついたら預金口座がマイナス表示になってしまうこともあります。口座残高がマイナスになっているということは、銀行からお金を借りている状態になってしまい、利息を請求されてしまいますのでオンラインバンクやスマホアプリなどで常に残高は確認するようにしましょう。 ANZのデビットカードはアップルペイにも登録が可能なのでデビットカードを持ち歩かなくても携帯1つで決済することが可能です。エフトポスマシンを持つほとんどのお店が2017年現在で対応していますので、iPhoneをお持ちの方は利用しましょう。

銀行口座の基本は、日常決済用口座と利息がつく貯金専用口座の2種類

日本と大きく違うのは、オーストラリアで口座を作る場合、日常決済用口座と貯金専用口座の二種類つくることが一般的です。また、日常決済用口座には毎月口座維持手数料が8ドル程度請求されることも留意しておきましょう。(銀行によって異なる。また留学生口座は口座維持手数料無料のキャンペーンもあり)一方で貯金専用口座は、口座維持手数料は無料のケースが多く、残高に対して利息が毎月振り込まれます。オーストラリアの銀行では残高に対して年利1.5%前後の利息が提供されており、一定の金額を入金しておくとそれなりに利息が支払われます。貯金専用口座は、その名の通りATMでの引き下ろしなど日常決済は直接行えないため、留学生の多くが留学資金の多くを貯金専用口座に貯金し、必要に応じて日常決済用口座に振替をして支払に当てています。留学資金を賢く運用することができるのがオーストラリアの良いところと言えます。

年利1.5%で貯金専用口座に貯金した場合の利息
残高1万ドル(約100万円) 月間12.5ドルの利息(1250円):年間150ドルの利息(1万5千円)

オーストラリアの銀行振込に必要なルール

オーストラリアの銀行では、銀行種別にかかわらず統一された銀行・支店コード(BSBナンバー)と口座番号が割り振られています。日本であれば、銀行名や支店を口座番号に加えて指定しないと振込ができませんが、オーストラリアではBSB番号と口座番号さえわかれば振込が可能となります。振込は日本と同じく窓口(テラー)での対応の他、インターネットバンクやスマホアプリからも可能です。

オーストラリアのATMで注意すべきポイント

留学中にお世話になるのが、24時間お金がを引き出すことが可能なATMでしょう。ATMは日本と同じ感覚で利用ができますが、いくつか注意事項があります。1つ目の注意事項は、銀行直営のATMでないと引き出し手数料がかかるという点。2つ目はATMによって一回に引き出せる金額に制限がある点があげられます。

オーストラリアの通貨へ両替する方法・サービス

オーストラリアへの留学やワーキングホリデーで長期滞在するためにはある程度まとまった留学資金をオーストラリア国内へ持ち込まなければいけません。また日本円のままではオーストラリア国内では使うことができませんので豪ドルへの両替が必要となります。おすすめの両替サービスや金額の目安、注意点をご紹介します。

留学出発時点で持ち込む金額の目安

長期留学なのか、4週間までの短期留学なのかによって異なりますが、約500ドル〜1000ドル程度の資金を日本国内で両替の上、オーストラリアに出発する場合は持ち込みましょう。この最初の資金は、オーストラリア国内での銀行口座開設が完了するまでの生活費となります。オーストラリア国内で銀行口座が開設できるまでは、海外送金が原則できないため1〜2週間までの生活費を現金として持ち込むと便利です。海外対応のクレジットカードや、海外で現金がおろせる専用カードをお持ちの方はATMからある程度のオーストラリアドルを引き出すことが可能ですが、利用する場合も500ドル程度は持ち込むとトラブルが避けられます。

日本国内で豪ドルに両替する方法

日本国内では、両替は銀行ないし所轄官庁に認定された業者でなければ両替が認められていません。安心できるのはやはり銀行ですが、全ての支店で対応しているわけではありませんので事前に最寄りの支店が両替可能か確認することをおすすめします。主要国際空港でも両替は可能ですが、為替レートが銀行よりも高いためあまりオススメはできません。留学準備として事前に両替を済ませておきましょう。

オーストラリア国内で両替する方法

オーストラリアの主要都市では町中で両替所がいたるところにあります。シドニーであればKVBという両替サービスがどこよりもレートがよくおすすめです。日本と同じく空港の両替所は為替レートが悪く手数料も高いため避けるべきです。オーストラリアでも両替にはライセンスが必要です。無許可で両替を行う業者は罰則がかけられるほか、資金洗浄(マネーロンダリング)のトラブルに巻き込まれる可能性もあるので注意しましょう。ローカルの留学エージェントや旅行代理店にて両替を行っている会社がありますが、違反である可能性が高い上、レートも実はお得ではない可能性があるので注意しましょう。

注意点

・オーストラリア国内に無税で持ち込めるのは1万ドルまで。1万ドルを超えた資金をもって入国すると課税対象となりますので気をつけましょう。
・両替する会社が適切なライセンス・免許を持っているか確認する。(トラブルを避けるため)
・空港の両替は手数料が高いため利用を避けましょう。

まとめ

オーストラリアへ留学するために大切なお金にまつわる情報はいかがでしたでしょうか。賢く銀行システムを利用すれば、留学資金に利息がついたり、現金を持ち歩かなくてもスマートフォン片手に決済ができたりと、オーストラリアは便利な金融システムが整っている国といえます。ワールドアベニューのオーストラリアの現地サポートでは、銀行口座開設やオンラインバンクの使い方などオーストラリア留学生活を便利に過ごす方法を丁寧に解説しています。ぜひ、オーストラリアの留学は安心のワールドアベニューにご相談くださいね。

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