カナダの学生ビザの概要を知ろう!|2016年11月現在
海外に行ったことはありますか。
近年、海外旅行はもちろん、夏休みや春休みを利用した短期留学などで、海外渡航経験を持っている方も増えてきていると思います。
初めての海外渡航には言葉の壁を中心に多くの不安が付きまといます。しかし、一度飛び出してしまうと、海外へ踏み出すことへの不安が軽減され、「海外に住みたい!」、「海外で英語を勉強したい!」など、長期的な海外留学に憧れる方も多くいらっしゃいます。
今回は、長期の留学先として人気国の一つ、カナダのお話です。
カナダは、公用語に英語とフランス語を掲げる国で、アメリカの隣国なのにも関わらず、治安がいいこともあり人気です。
さて、例えば1年間、カナダに滞在しようと思うとどのような方法があるでしょうか。
カナダでの長期(1年間)滞在する方法は大きく2つあります。
1つ目は、ワーキングホリデービザを利用した渡航。
2つ目は、学生ビザを利用した渡航 です。
今回は、長期留学に踏み出すうえで必要な「ビザ」の取得方法を、学生ビザのことを中心にお話しようと思います。
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目次
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1、カナダで学生ビザを取ると、何ができるの?
2、カナダの学生ビザ取得の際、必要なものと手順
3、カナダの学生ビザ取得に必要な期間
まとめ
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1:カナダで学生ビザを取ると、何ができるの?
カナダの学生ビザを取得すると、「6ヵ月間以上」「フルタイム」で就学することができます。
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余談ですが、語学を習得するために必要な時間は、一般的に2,000~2,500時間必要と言われています。1日6時間、週5日勉強したと仮定します。もちろんカナダで生活しているので、学校に通っている時間以外にもホームステイファミリーなどとの会話があるので、週10時間くらいはプラスで英語の勉強ができているとします。
すると……英語習得に必要な2,000時間÷(6時間/日×5日/週+10時間/週)=50週間
つまり、現時点での英語力にもよりますが、一般的には英語習得に伴って、約1年間は集中して勉強する必要があるということです。
実はカナダでは、最長6ヵ月間までであれば学生ビザを取得しなくても、ワーキングホリデービザや観光ビザで英語の勉強をすることができます。しかし、上述しているように、6ヵ月間という時間は、語学を習得するための就学期間として決して十分な時間ではありません。
「1年間は集中して英語の勉強をしたい!」という方の場合、学生ビザでの渡航が最適です。
ここで、学生ビザの概要を説明しましょう。
まずは正式名称です。
カナダの学生ビザの正式名称は、“Study Permit”といいます。
“Study”は「学業」、“Permit”は「許可」という意味で、“Study Permit”で「就学許可証」という意味になります。
学生ビザを取ると何が出来るようになるのでしょうか。
学生ビザを取得することで、できることは大きく2つです。
1つ目は、6ヵ月間以上のカナダでの滞在です。
学生ビザの渡航可能期間(カナダで滞在できる期間)は希望の就学期間にプラス2カ月となります。
2つ目は、一定の条件下で働くことができます。
条件として、専門学校や短大、大学などの高等教育機関に通っていることが挙げられるため、残念ながら、英語の勉強を行う語学学校は対象外となります。また、あくまで、就学が滞在の主目的となるため、20時間/週が最大の就労可能時間となります。
2:カナダの学生ビザ取得の際、必要なものと手順
学生ビザの申請を始める前に確認しなければならないことがあります。
カナダの学生ビザを申請する前に確認すべきことはなにか? それは、行きたい学校が、カナダの移民局から認可を受けた学校かどうかの確認です。希望の学校がカナダの移民局から認定を受けているかどうかは、Designated Learning Institution(DLI) Listをチェックすることで確認できます。DLI リストにある学校には、DLI numberが発行されており、該当校は学生ビザ申請時に必要な入学許可書を発行することができます。
学校選びの際は、ワールドアベニューのようなプロの留学会社に相談するなどし、適切な学校を選びましょう。
では、カナダの学生ビザの申請方法を説明します。
カナダの学生ビザの申請方法には、下記の2つの方法があります。
① オンライン申請
② 郵送申請
学生ビザ申請は、基本的にオンラインで行いますが、申請者が16歳未満の場合は、②の郵送申請を行う必要がありますので、中高生の学生ビザ申請時などは留意しておきましょう。
学生ビザを申請する際に必要なものがあります。
カナダの学生ビザ申請は、原則オンライン申請のため、申請に伴い必要な証明写真やパスポートデータはPDFやJPEG形式で用意する必要があります。ワールドアベニューの留学プログラムにお申込みいただいているお客様は、各書類を紙面にてご用意いただけましたら弊社でデータ化し、申請準備を行います。ご安心ください。
【学生ビザ申請に伴い準備するもの】
1)学校からの入学許可証
3)クレジットカード(Visa、Master、AMEX推奨)
4)パスポート(有効期限が、希望渡航期間すべてをカバーしていること)
5)英文カナダドル建て残高証明書(目安として、1年の滞在に対し100万円程度)
6)証明写真(指定サイズあり)
次に、学生ビザの申請手順をご説明します。
【オンライン申請(英語) 所要時間1時間程度】
1)上述した必要書類の準備ができたら、カナダ移民局のウェブサイトにて「my CIC(Citizenship and Immigration Canada)アカウント」を作成します。
・学生ビザ申請の規約を確認し同意する。
・ユーザー名やパスワードを設定する。
・セキュリティのため、提示される質問に回答する。
2)アカウントができたら、アカウントページにて学生ビザ申請を行います。
・提示されている質問事項に答える。
・学生ビザ申請書を作成し、準備していた必要書類と併せて提出する(指定の場所からアップロードする)
・添付したデータ一覧を確認し、その際、提示される同意書を確認、同意する。
・クレジットカードで申請費150ドルを支払いする。
3)申請状況を確認する
・すべての申請手続き完了後、移民局より学生ビザ申請に伴う審査が開始の連絡がメールで届く。その後も申請状況に更新があるタイミングでメールが届くため、メールと、作成したアカウントは細目に確認するようにしましょう。
4)ビザ発給許可書が届く
・発給許可書はPDFデータで発行されるため、ダウンロードし、印刷。渡航時に持参しましょう。
注意:この時点で発給されるものはあくまで「学生ビザの発給許可」であり、まだ「ビザ」ではありません。カナダの場合、最終的なビザの発給は入国審査時になりますので、十分に注意しましょう。
3:カナダの学生ビザ取得に必要な期間
結論からいうと、学生ビザの申請準備は、ご渡航の3~4カ月前から始めましょう。
学生ビザの申請手続きから発給許可を受け取るまで、2週間~4週間程度が平均です。ただし、実際に発給許可を受け取るまでに要する時間は、カナダ移民局の判断に基づくものとなるため、余裕をもって手続きを行うことを推奨しています。
また、留学に必要なものは学生ビザだけではありません。
航空券や海外留学生保険などの手続きも必要です。当然のことながら、航空券は、あまりにも出発日に近い日程で購入すると高額になってしまいます。しかし、学生ビザの発給許可前に購入してしまうと、万が一何かあって、渡航日時までに発給許可書が届かなかった!なんてことがあると、航空券をキャンセルしなければならないというリスクを背負うことになります。
ちなみに、年をまたいで渡航される場合、学校への出願や学費の支払い時期によって、料金の変動(往々にして年をまたぐと学費は上がります)することもあります。
さらに言うと、学生ビザの申請は「留学する」ためのプロセスの中の1つにすぎません。
留学の目的や将来の目標にそって、どの国のどの都市でどのような留学をするべきなのか。
そのためにはどの語学学校のどのコースがあっているのか。渡航期間は適切か。滞在はどうしたらいいのか。など、きちんと考えたうえでの、実務的なプロセスです。
充実した留学にしていただくために、ワールドアベニューでは、次のような段取りを推奨いたしております。
1)渡航1年前~6カ月前:留学カウンセリングや留学セミナーに参加し、留学プランを決めていきましょう。
2)渡航1年前~3カ月前:具体的な手続きを開始する手続きを開始する(学生ビザの申請は渡航2~3ヵ月前となります)
3)渡航2~1週間前:出発オリエンテーション
※渡航前サポートの内容はこちらから
まとめ
今回は簡単にカナダの学生ビザについて紹介しました。
カナダのビザ事情や学生ビザの概要を簡単にですが、知ることができたと思います。
ただし、学生ビザの申請は原則英語で行います。学生ビザの申請手続きを紹介しているサイトは数多くりますが、常に変更の生じるビザ申請要綱や申請方法に関して、すべてを信用するのは難しいかと思います。
「書類の準備に不安がある」「難しい英語は理解できない」など感じたら、ワールドアベニューがサポートさせていただきます。(留学を考え始めたばかりの方へ ワールドアベニューのサポート内容のご紹介)「カナダでしっかりと英語の勉強をしたい!」とお考えの方は、お気軽にワールドアベニューのカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。ご相談、お待ちしております。