カナダ・バンクーバーにワーキングホリデーされたTakuyaさんから体験談をいただきました。英語はもちろん、語学学校やアルバイト先での出会いから、韓国語やスペイン語を学ぶ機会もあったようです。大学4年生を休学してまでもワーホリに挑戦しようと考えた理由や、語学学校での様子、アルバイト探しの大変さ、ボスキャリへの挑戦、その他海外生活の様子をお話しいただきました。
Takuyaさんの留学概要
渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:ワーキングホリデー
学校:VGC International College(約3ヶ月間)
渡航期間:2023年2月 – 2024年2月
Takuyaさんのワーホリスケジュール
Takuyaさんのカナダ生活
思い切って4年生を休学!その理由とは
もともと、ヒッポファミリークラブという複数の言語を同時に自然習得することを目的とした会員制クラブに家族で加入していたこともあり、小学生のころには韓国でのホームステイ、中学生の頃にはアメリカで1ヶ月、高校ではタイで1年間と留学経験がありました。大学も国際関係学や英語に力を入れ、留学生も多いところを選び、在学中には英語圏に留学すると決めていました。
本来であれば大学2年生のタイミングで留学するはずでした。..が、コロナの影響を受けやむなく中止.. 時間の経過とともに私自身も「仕方ない 」と諦めていました。しかし、就職活動の時期になると、留学への思いが再燃しました。
大学4年を休学すること、就活を一旦やめてワーホリに行くこと、周囲と異なる道を歩むことに不安がなかったかというと嘘になります。ただ、人生一度きりです。「海外に行っていたら、もっと違う選択肢があったかもしれない..」「英語をもっと流暢に話せたら、任せてもらえる仕事も違ったかもしれない..」そんなふうに留学できなかったことを引きずりながら、今後の人生を歩む不安に比べれば、休学する上で感じる不安なんて大したことではないように感じました。
そこで、就活と並行して留学について調べ始めました。できれば海外で働く経験もしてみたい.. そんな思いを留学エージェントの方に伝えると「ワーキングホリデー」という制度があることを教えてくれました。国や都市、学校選び、ビザ申請.. 色々と考えなければいけないことはあるものの、何から始めたらいいのかわからず、まず無料留学カウンセリングを受けてみることにしました。そのとき、相談した留学エージェントがワールドアベニューでした。
国は、趣味だったスケートボードやスノーボードが盛んなカナダに、都市は気候面を考慮しバンクーバーを選びました。ベニスビーチスケートパークなど、スケートボーダーから注目を集める公園が複数あるロサンゼルスに行きやすいロケーションというのも魅力的でした。語学学校は、国際色豊かな学習環境のあるところを希望し、VGC International Collegeに決めました。
海外生活の様子(語学学校、アルバイトなど)
ワーホリに行くことを決断し、ワールドアベニューのカナダワーホリプログラムに申し込みをしてからはあっという間でした。まず、定員制限のあるビザの申請手続きから行い、無事ビザが取れると学校への出願、学費などの海外送金、航空券や保険加入の手続きなど、ワールドアベニューの方で、サポートしてくれました。
カナダに到着! 初日から積極的に行動
到着して初日、「ここから自分の海外生活が始まるんだ..!」と思うとワクワクしました。せっかくだから.. と、さっそく、スケートボードのできる場所を探すためにも、近隣の公園を探しに出ました。まだ、スマホが使えず、いろんな人にバス停やストリートの名前を尋ねながら、本来なら30分程度でいける公園に、4時間くらいかけて行きました(笑) バンクーバーは、自然豊かでのんびりしており、とても生活しやすい雰囲気でした。なかでも特に印象的だったのは「人」です。カナダの人は皆さんとても優しく、彼らとのたわいもない会話が楽しくて、気がつけば時間がたっていた.. というのも理由の一つです。
ホストファミリーは、コニーさんというおばあちゃんだけでしたが、メキシカンのホームステイメイトが4人、皆同じ学校に通っているということもあり、すぐに意気投合し、一緒に食事をしたり、スペイン語を教えてもらったり、週明けには学校まで道案内してもらったりととにかくいいスタートを切ることができました。
いろんな言語に触れた語学学校での生活
VGCには、メキシコやブラジル、韓国などいろんな国の留学生が在籍していました。日本でも英語の勉強はできますが、ここまで多国籍な環境で英語を学ぶ機会はなかなかありません。日本人同士であれば、カタコトでもなんとなく言いたいことがわかること、ありますよね?間違えやすいところや苦手な発音も同じで、それにだんだんと慣れてしまうんです。
しかし、多国籍な学習環境ではそうはいきません。それぞれに母語のアクセントがあり、得手不得手も違います。とにかく積極的に喋る彼らの姿に圧倒されてしまったこともあります。ただ、よくよく聞いてみると文法がぐちゃぐちゃだったり、実は ”My Friend” としか言っていなかったり(笑) そんな彼らからの影響もあり、学校に通い始めて数日経つと、「ひよってるのはもったいない!」と思えるようになっていきました。
韓国語やスペイン語も伸びた!?
冒頭で、英語に限らず多言語に興味があったという話をしましたが、過去の留学経験のこともあり、学校でネイティブの韓国語やスペイン語などに触れられるのは、かなり魅力的でした。そんなある日、クラスのレベルが上がったときのことです、たまたま、7割韓国人!!というシチュエーションがありました。「韓国語を学べる!」と調子に乗ってしまった私は、そのクラスで韓国語ばかり話をしていました。VGCにはイングリッシュオンリーポリシーといって、学校内では母語禁止!英語を話そうね!というルールがあるのですが、韓国語ばかり話していたことで「英語を話しなさい」とペナルティをもらってしまったほどです。また、頑張って勉強していた韓国人の生徒を「やる気がないなら帰れ!!」と怒らせてしまったこともあります。あれには反省しましたね(苦笑)
ただ、英語や韓国語、スペイン語などいろんな国の言葉で、コミュニケーションをとったり、海辺でいろんな国の歌を歌ったり、そんな経験、なかなかできるものでもありません。学校での時間や出会いは本当に貴重だったな.. と感じています。
悪戦苦闘! アルバイト探し
語学学校に通い始めて1ヶ月が過ぎる頃、アルバイト探しを始めました。日本でハンバーガー屋さんで働いていた経験があったため、カナダでもローカルのハンバーガーショップで働きたい!と思い、20社ほど履歴書を配りました。しかし、結果は惨敗。なんとか面接までは行ったものの、採用には繋がりませんでした。
いよいよ、銀行口座残高が300ドルになり、背に腹は変えられない.. と、ハンバーガーショップ以外の飲食店への応募も始めました。ここでも合計30枚くらい履歴書を配ったと思います。
結果は、韓国料理屋で採用決定!!
英語も韓国語も使えて、韓国料理の賄いも出て、給与もきちんと出て、結果的には最高な職場でした。
仕事は閑散期で週3日、忙しい時は週5日、給与は最低時給プラスチップという感じで、キッチン業務の際には、みんなで流行りのK-popをガンガン聴きながら働いていました。韓国系カナダ人のジョブメイトから、イジられながらも英語も韓国語も教えてもらえたのも良かった点です。
貯めたお金で旅行! ボスキャリにも挑戦
アルバイトで稼いだお金で、カルガリーやウィスラー、アメリカのシアトル、ロサンゼルス、ニューヨーク、ボストンに旅行に行きました。
カナダ旅行では、カルガリーの景色が最高でした。高層ビルが立ち並ぶ国際都市でありながら、西部文化が色濃く残る美しい街で、カナディアンの友人と車での旅行だったこともあり、とにかく自由で楽しい旅でした。
アメリカ旅行は、ニューヨークでは物価の高さに驚きつつ、ロサンゼルスでは温暖な気候や人のフレンドリーさに感動しつつ、念願だったベニスビーチスケートパークでのスケートボード、レイカーズの試合観戦などを楽しみました。
ボストンは、旅行も兼ねつつでしたが、一番の大きな目的はボストンキャリアフォーラムへの参加でした。ボストンキャリアフォーラムとはキャリタスが毎年10月~11月頃にアメリカのボストンコンベンションセンターで3日間開催する就職活動イベントで、外資系企業も含め100社以上の企業が参加します。私が通っている大学は地方なので、せっかくから海外にきているタイミングを活かして、グローバルな就活イベントに参加してみようと考えたのです。様々な業種職種が混在しており、合計20社ほど話を聞き、面接していただきました。結論、自分は大手企業向きではないな.. という感想だったのですが、自分を知る意味も踏まえ、いい経験になりました。
成長と変化、今後の目標
カナダでの1年間を経て、英語力はもちろんですが、韓国語も伸びました(むしろ韓国語の方が伸びたかも..!?(笑)) いろんな国に友人ができ、多言語に興味があることを再認識させられましたし、文化や習慣、価値観の違いに触れるなかで、自分自身を見つめ直す非常にいい時間を得られたと感じています。
留学したことで、視野が広がり、ボスキャリに参加したことで選択肢も広がり.. 帰国後、少し迷走した期間もあったのですが、先日ようやく就職先の企業を決めることができました。お話させていただいた企業のなかで、最もいろんなことに挑戦させてもらえそうだと感じたことが決め手でした。まずは就職して数年間はできる限りいろんな経験を積みたいと考えています。リーダー職やマネジメント職への挑戦、新規事業の立ち上げなどにも、積極的に挑戦していきたいです。その後、先のことはまだわかりませんが、できれば、海外にも携わりたいですし、海外と日本とを繋げるような仕事で、起業も考えています。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Takuyaさんの体験談はいかがでしたでしょうか。
体験談インタビューの最後に、「大学3年、4年でも遅くない!留学する価値あるよ!って、迷っている人がいたら、伝えたいですね」と笑顔でお話してくださいました。本当にそうだと思います。休学することで、同級生から遅れをとる.. 休学する瞬間や帰国してすぐ、社会人になって1-2年目くらいまでは気になると思いますし、不安を感じることもあると思います。しかし、5年後、10年後はどうでしょうか。今、1年間海外に飛び出したことが巡り巡って成功や成長、貴重な機会の獲得につながる瞬間があるかもしれません。後悔のない今を過ごすためにも、悩んでいるようであればまずは無料留学相談から一歩踏み出してみましょう。
ワールドアベニューではカナダでのワーキングホリデー以外にもオーストラリアやニュージーランド、イギリスなどさまざまな国でのワーホリ、留学をサポートしています。一歩踏み出すことに不安を感じている方、国や都市、学校の選び方に悩んでいる方はぜひワールドアベニューの無料留学カウンセリングにてご相談ください。
初回留学カウンセリングは原則オンライン(Zoom)を利用し、所要時間30分程度からお気軽にご利用いただけます。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。