カナダワーホリを終え、次なる人生の挑戦のため、トロントに滞在するIrumiさんから体験談をいただきました。仕事を辞め、ワーホリに挑戦したIrumiさんは、そこでの出会いや経験から現在はカレッジ進学を考えているといいます。Irumiさんがワーホリに挑戦しようと考えたきっかけや、苦労した仕事探し、充実したカナダ生活、今後の目標についてお話しいただきました。
◉お知らせ◉
カナダワーキングホリデー説明会をオンライン開催中!2024年ビザ発給残数わずか!招待状最終発給週も発表されました。2025年カナダワーホリに挑戦するために今からすべき準備とは?体験者の話も交え最新情報を収集しよう。
Irumiさんの留学概要
渡航国:カナダ
渡航都市:トロント
留学プログラム:ワーキングホリデー
学校:ILAC(4ヶ月間)
渡航期間:2022年11月末 – 2023年11月(その後観光ビザにて滞在中)
Irumiさんの留学スケジュール
ワーホリを考え始めたきっかけ
ワーホリを考え始めたきっかけは「このタイミングでワーホリに行く人も多いみたい」という友人の一言でした。社会人2年目の頃でした。
洋楽やファッションなど海外には学生時代から興味がありました。大学時代には、アメリカやフランス、イギリスなどに旅行し、日本とは異なる街並みや文化、言葉を楽しみました。ただ、留学となると、大学の学費に加えそこにかかる費用を家族にお願いすることになります.. それには抵抗がありました。
大学を卒業し、そのまま社会人に.. ただちょうど入社したタイミングでコロナが流行しました。システムエンジニアだったこともあり、仕事は原則リモートでした。仕事は楽しく、やりがいもありました。しかし、新たな出会いや経験という意味では物足りなさも感じることも多い日々でした。
そんなときに、友人からワーホリの存在を教えてもらったのです。友人から、ワーホリの話を聞いたとき、私はまだワーホリという制度を知りませんでした。どんな制度なのか?と聞くと、今まさに自分が挑戦したいと思うことに繋がったのです。
「ワーホリ、面白そうだな..!」
そう思った私は、早速ワーキングホリデーについて調べ始めました。ちなみに、ワールドアベニューを知ったのもこの頃です。留学経験のある友人に留学エージェントの選び方を相談した際、「問い合わせしてみて一番早く対応してくれた会社で決めた」と話しており、私もそれに習い、一番早くレスポンスをくれたワールドアベニューで留学サポートをお願いすることにしました。
カナダを選んだ理由
カナダは「英語力をきちんと伸ばしてきたい!」という思いから選びました。
もともとヨーロッパの街並みや文化に興味関心の高かった私は、ワーホリを考え始めた当初、英語圏以外の国も見ていました。しかし、仕事を辞めていくからには帰国後の就職に繋がる何かをきちんと得て帰ってこなければいけません。そこから、英語だけはしっかり身につけてこようと考えるようになり、渡航先も、アメリカ、カナダ、イギリスの3カ国で検討するようになりました。
ワールドアベニューの留学コンサルタントの方に相談した際、残念ながらアメリカにはワーホリ制度がないことを知りました。またイギリスは学生時代、旅行で訪れたことがありました。「せっかくなら行ったことのない国に挑戦してみよう!」と考え、最終的にカナダを選びました。
トロントを選んだのは、英語力を伸ばすうえで環境がよいと聞いたためです。バンクーバーよりも日本人を含むアジア人が少なく、英語環境にどっぷり浸かれるだろうというのが決め手でした。
ILACを選んだ理由
ILACを選んだ理由は、レベル分けの細かさにあります。語学学校では、英語初級の人から上級の人まで、その人のレベルにあった学習内容で勉強できるよう、レベル分けがされています。このレベル分けは、通常、5段階から多くても10段階程度なのですが、ILACは17段階と他の語学学校とは一線を画す細かさでした。また、ILACでは2週間に1度という高頻度で英語のレベルチェックテストを受ける機会がありました。定量的に明確な目標設定ができるなど、短期間で効率よく英語力を伸ばしたいと考えていた私にとって、ILACの学習環境はとても理想的でした。
異文化を感じたカナダでのワーホリ生活
カナダに到着したのはクリスマスムードが街を染めはじめる11月末、雪が降り積もる氷点下の寒空でした。到着してから学校が始まるまでの二日間は、これからちゃんとやっていけるのか.. 不安でした。
しかし、そんな不安は、週明け学校が始まると、一変します。ILACのキャンパスはとてもモダンでおしゃれ、開放的で、寒空を忘れさせる明るさがありました。クラスメイトも、フランス、韓国、中国、ブラジル、イラン、トルコ、タイ、台湾、コロンビアにメキシコと、とても多国籍で、毎日新しい発見と出会いがあり、到着当初の不安は日に日に薄れていきました。
実は、ワーホリを検討し始めた当初、語学学校にはそこまで長く通おうと思っていませんでした。しかし、留学コンサルタントの方に相談するなかで、ワーホリの前半できちんと英語力を伸ばしておくことの重要性や、友人作り、情報収集などを学校で行えること、これらを踏まえ、語学学校には4ヶ月間通うことにしました。実際、4ヶ月間という時間は私にとって長すぎず短すぎず、最適な就学期間でした。ILACには日常会話を学ぶコース以外にビジネス英語やカナダで進学を目指す人向けのアカデミック英語コースなど、留学生の目的に合わせた様々なコースがありました。
私は最初、一般英語からはじめ、ビジネス英語を学び、その後、再度一般英語に戻るという流れで、総合的に英語を伸ばしていきました。いろんな国の友達と文化の共有をする時間にもなりましたし、知らないことを知るなかで、英語を学ぶモチベーションが高まりました。
イラン出身の友人とコロンビア出身の友人
学校では、互いの国の文化や習慣、価値観や考え方について話をする機会が多々ありました。なかでも衝撃だったのは、イラン出身の友人の話です。
イランは人口の約98%がイスラム教徒と言われ、その信仰から女性は頭髪や肌が見えたり、体の線が強調されたりするような衣類を身につけてはいけないとされており、それらを取り締まる警察が存在するほどです。またアルコールに対する規制も厳しく、「持つこと」「飲むこと」「つくること」、その全てが原則禁止されています。なかには、街中でダンスしている動画をソーシャルメディアにあげたカップルが、社会の腐敗を促したなどとして、それぞれ禁錮10年半の有罪判決を受けた.. などという話もあり、私たちには想像し得ない世界があることを知りました。
一方、コロンビアの友人は、パーティーが大好きで、ほぼ毎晩、お酒を飲み、音楽を聞き、ダンスをして、友人たちとの楽しい時間を過ごすといいます。
このように文化も習慣も、価値観も信仰も、あらゆる側面で「違う」私たちが、カナダという同じ国で英語という同じコミュニケーションツールを用いて、互いについて理解を深めている.. そんな、なんとも不思議な体験が、毎日のようにありました。
図書館で交わした一言から友人に..!?
違いに驚かされたのは、学校でだけではありません。日々の生活でも驚くことはたくさんありました。
例えば、図書館で勉強していたときのことです(図書館はとても静かでネット環境なども充実しており、勉強にはもってこいの場所だったこともあり、よく通っていました)。
コンセントを探していた人が、話しかけてきたんです。他に席の近くにコンセントはなく、「隣に座ってもいい?」と、何気ない一言でした。「もちろん..」と隣に座ったところから、雑談が始まりました。当時、私の英語はまだまだ拙く、その人はそんな私に「留学生?英語の勉強をしているの?」など、質問をしてきました。1ヶ月ほど前からワーホリで滞在していること、日本ではどんなことをしていたのか、これからどんなことに挑戦したいのか.. など話をしているうちに、気がつけばとても仲良くなっていました。
実はそこで意気投合したこともあり、到着後2ヶ月間のホームステイを終えたあとのシェアハウスはその友人と一緒に暮らしています。図書館での出会いが、深い人間関係に繋がるなんてそんなドラマのようなこと、正直日本ではなかなか起こり得ないですよね(笑)。とても海外らしい体験だったなと感じています。
旅行や観光はもちろん、日々の生活が楽しい
カナダにきて、ナイアガラの滝とオタワに旅行にいきました。ナイアガラの滝の壮大さに感動したことはもちろん、オタワの落ち着いた街並みと無料で楽しめるミュージアムなど、観光や旅行も楽しんでいます。
ただ、特別な旅行もですが、日々の生活のなかで目にする景色や光景、例えば、真っ白な雪景色のなか、庭やベランダに光るイルミネーションや、街の至る所にある氷のオブジェなど、日本ではなかなか目にすることのない景色のなか、散歩したり散策したりが、私はとても好きです。
苦労した仕事探し
仕事探しはカナダに到着後、比較的すぐ、12月頃からはじめ、2月中旬頃からローカルのカフェでバリスタとして働き始めました。仕事探しの方法は、働きたいと思うお店に直接履歴書を配り歩くというものです。
仕事探しは苦労しました。最終的には20-30枚もの履歴書を配ったと思います。苦労した理由は、日本食レストランで妥協しない!と決めていたことに加え、仕事探しをする場所や時期があまりよくなった…(?) ことにあります(苦笑)。
せっかくカナダで働くので、居酒屋や焼肉屋、ラーメン屋など俗にいう日本食レストランではなく、英語環境にこだわりました。ただ、仕事探しを始めた当初はまだ英語力も低く、思うように自己アピールはできませんでした。また、真冬の時期は求人も若干減少傾向にあります。そんななか、ダウンタウンから少し離れた(ホームステイ先近く)で仕事探しを始めたことも、なかなか仕事が決まらなかった要因かと思います。実際、仕事探しを初めて2ヶ月間、私の英語も少しずつ上達するなか、ダウンタウンのお店に履歴書を持っていくとすぐに2-3社から連絡があり、今の仕事に就くことができました。
食費を抑えつつ、月500ドルほど貯金
給与は、その時の最低基本時給で15-16ドル程度でした。ここに週100ドルほどのチップが合わさり、収入は月2,000ドル(1ドル110円計算で22万円程度)でした。家賃が月700ドルで、カフェでのバイトだったこともあり、賄いなども活用し、できる限り自炊しながら食費を抑え、月500ドル(5-6万円)程度は貯金することができました。
今後の目標
ワーホリビザの有効期間が終わったのち、観光ビザに切り替え滞在しています。今のところ2024年11月頃までの滞在を予定しています。
実は今、カナダのカレッジへの進学を検討しています。もともとシステムエンジニアだったので、IT関連の分野で興味関心のあるコースがあるカレッジをリサーチするとともに、入学に伴い必要な英語力(IELTS)の勉強に勤しんでいます。ビザ期間内に目標スコアを取得できれば、カレッジに進学し、その後、カナダでの就職や永住なども視野に入れています。
ありがたいことに日本の家族も応援してくれています。人生一度きり!やってみたいと思ったことには、後悔のないよう全力で挑戦していきたいと思います。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Irumiさんのカナダワーホリ体験談はいかがでしたでしょうか。社会人2-3年目、今後のキャリアを見つめ、挑戦を決めたワーホリで、人生に大きな転換があったようですね。今後のIrumiさんの活躍が楽しみですね!
ワールドアベニューではワーキングホリデーを含む、語学留学やCoop留学、中高留学や大学進学など様々な留学のサポートをいたしております。留学について、「どの制度が自分にマッチする留学なのか..」「どのくらいのお金がかかるのか」「英語力や学歴、年齢制限はあるのか?」など疑問・質問、お悩みのある方は、気軽に無料留学カウンセリングをご利用ください。
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