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  • 海外留学体験談
  • 2023.07.15

【体験談】ニュージーランド高校留学 – 個々の主体性を尊重する環境に感動

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2023年4月にニュージーランドのネルソンにあるワイメア・カレッジへ渡航したRutoさんから高校留学の体験談をいただきました。渡航してまだ3ヶ月ですが、すでにネイティブのお友達もでき、留学生活を謳歌されていらっしゃるようです。日本の高校から海外の高校に行こう!と決意した理由や、ニュージーランドの高校での生活の様子をお話しいただいています。

Rutoさんの留学概要

渡航国:ニュージーランド
渡航都市:ネルソン
留学プログラム:高校留学(卒業留学)
学校:Waimea College
渡航期間:2023年4月 – 2025年12月(予定)

 

高校留学スケジュール

時期 内容
〜 2023年3月 日本の高校1年次を終了
日本の高校には留学届を提出し、休学
2023年4月-12月 Year12(日本の高校2年生) 2学期目(本科※)から入学
2024年1月-12月 Year13(日本の高校3年生) 進級 / 卒業(予定)

ニュージーランドの高校は4学期制になります。
1学期 1月下旬〜3月下旬
2学期 4月中旬〜6月下旬
3学期 7月中旬〜9月下旬
4学期 10月初旬〜12月初旬
1-3学期目からであれば一般的にはご入学が可能です。ニュージーランドで高校留学する上で、ベストなタイミングについてはこちらをご覧ください。

高校で留学しようと考えた理由


↑ニュージーランドの夕日

留学に興味をもったきっかけは父の存在でした。父は若い頃にアメリカに長期滞在したことがあり、そのときの話を幼い頃からよく聞いていました。いろんな体験談を話してもらっていたのですが、なかでも「日本とは異なる雰囲気」や「多様な価値観を認め合う文化」についてはとても魅力的に感じました。父も海外に出たことで価値観や考え方が大きく変わり、より自分らしく生きられるようになったと言っていました。

「僕も海外に挑戦したい!」

中学生の早いタイミングで、そう思うようになりました。両親もそんな僕の思いを応援してくれていました。そんななか、まず挑戦したのがオーストラリアでの短期留学です。わずか1週間でしたが何もかもが刺激的で、最終的にはこの経験を踏まえ「高校で留学しよう!」と決断しました。

コロナ禍で延期を余儀なくされた留学

「中学卒業と同時に海外に行こう!」そう思って準備を始めた矢先、コロナが流行り始めました。残念ながら高校1年次からの留学は断念せざるを得なくなり、日本の高校に進学しました。当然、日本の高校生活も楽しく、留学への決意が揺らぐこともありました。周囲と異なる進路をたどることへの不安もありました。

ただ、コロナが落ち着きを見せ、ようやく海外への渡航ができるようになるなか、海外への思いは再燃していきます。両親が変わらず応援してくれていたこともあり「こんなチャンスは人生でもう二度とないかもしれない.. 」と思うようになりました。葛藤もありましたが、高校2年次から留学することを決めました。

ニュージーランド・ネルソンでの高校留学を選んだ理由


中学生のときに留学したのはオーストラリアのパースという都市でした。都会もあり自然もあり、落ち着いた雰囲気の街です。都会すぎず田舎すぎず、すごしやすい環境が僕の出身地と似ていて、とても気にいっていました。そんななか両親が勧めてくれたのが、ニュージーランドのネルソンにあるワイメア・カレッジでした。

高校留学を考え始めた当初、中学のときの経験からオーストラリアのパースに行きたいと思っていました。ただ、両親からの話を聞いたり自分でも調べたりしていくうちに、「ニュージーランドもいいな」と思うようになりました。

結果、ニュージーランドでの高校留学を選んでよかったなと感じています。

ニュージーランドでの高校生活の様子


幼い頃から海外に興味があったこともあり、英語は好きで趣味のようにずっと勉強していました。その甲斐あって、ニュージーランドに到着してから英語でのコミュニケーションに不自由を感じたことはありません。(もちろん、わからないこともあります!)

ホストファミリーもワイメア・カレッジのスタッフも、みなさんとても親切で、困ったことや悩んだこと、わからないことがあっても、相談すれば解決できないことはほとんどありません。それは学校の友達も同様です。僕は必須科目として英語と数学、選択科目としてビジュアルアーツ、日本語、アウトドアエデュケーションを専攻しています。

ビジュアルアーツは日本の授業でいうところの美術に似た授業で、アウトドアエデュケーションは体育の強化&実演版のようなイメージです。日本語はワールドアベニューの担当カウンセラーの方が、「日本に興味関心を持っている生徒が受講していて、友達を作りやすい」と教えてくださっていたので選びました。実際、その通りだったと思います。

自分から積極的に声をかけて少しずつ増えていった友達

日本の高校と異なり「クラス」という単位がなく、ともに授業を受ける生徒の顔ぶれは授業ごとに変わります。そのため、最初の頃は友達作りに不安を覚えました。ただ、せっかくニュージーランドまで来たのに尻込みしている場合じゃありません。

授業でわからないことが出てくればクラスメイトに質問し、少し打ち解けたところで「このあと一緒にランチしてもいい?」と積極的に声をかけました。留学生同士はまだそこまで高いハードルを感じませんでしたが、ネイティブの学生となると無駄にドキドキしたことを覚えています(苦笑) ただ、ニュージーランドの学生たちは皆フレンドリーで、気がつけば少しずつ友達の和も広がっていきました。

印象に残っている授業


アウトドアエデュケーションの授業は本当に楽しいです。ニュージーランドの、特に自然の多いネルソンだからこそできる授業の一つだとも思います。

先日はアウトドアエデュケーションの授業でロッククライミングのキャンプにいきました。ロッククライミングは最初、学校の体育館にある設備(体育館の壁がボルダリングできる仕様になっています!!)で練習をしました。その後のキャンプでは大自然のなか、実際に岩場や絶壁を登ったり降りたりします。他にも洞窟のなかを探検する機会もありました。キャンプは1泊2日でしたが、野外での生活にはクラスメイトとの助け合いや共同作業が必須です。自然とコミュニケーションが生まれ、気がつけば、この1日2日で一気に友達が増えました。

このキャンプは本当にいい経験でした。

ニュージーランドにきて感じた日本と海外の教育の違い

勉強に対する主体性.. と言えばいいのでしょうか。自由度が違います。
日本でも高校の2年生から文系か理系か、理科は生物か物理か.. と少しずつ科目を選択することができるようになりますよね。ただ、その選択肢の多さが日本とニュージーランドとでは桁違いです。先述しているように、技能教科も「体育」「美術」ではなく、学べる項目がより細分化されています。自分の興味関心や将来なりたい自分など、いろんなことを考えて、自ら「学びたい科目」を選びます。これは日本の教育との違いで、大きな魅力だなと感じます。

また、校則への厳しさにも違いを感じます。
昨今、一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自ルールなどの総称として「ブラック校則」などと話題になっていますが、ニュージーランドではそういったおかしなルールが少ないように思います。自由度の高さから、ルールを逸脱する学生も多いのでは?と心配される方もいるかもしれません。ただ、今のところ、僕の周囲でお酒やタバコ、ドラッグなど「ダメ」とされていることに手を出しているような人はいません。

もともと、髪の色も目の色も肌の色も様々で、一人ひとり「違う」ことが前提であることや、生徒の主体性を重んじる文化などがその背景として考えられますが、僕にとってこの環境はとても居心地のいいものです。

これからの目標


将来のことはまだまだ模索中です。子供の頃から結婚式に参加させていただく機会が多く、ブライダルコーディネーターに興味があったり、その延長線上でホテルで働くのも面白そうだな.. と思ったりしています。他にも、海外にいると日本車を本当によく目にするので、日本車の流通をサポートするような仕事にも関心があります。

ニュージーランドでの高校生活を通じて、これからもいろんなことに挑戦し、自分のこれからを見つけていきたいと思います。まずはワイメア・カレッジをきちんと卒業しないとですけどね!!(笑)がんばります。

さいごに

体験談を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。Rutoさんの高校留学体験談はいかがでしたでしょうか。

高校留学、特に卒業を目的とした留学を選択する方はまだまだ多くありません。もしかすると「海外の高校の卒業を目指せる留学がある」こと自体知らないという方もいらっしゃるかもしれません。興味はあるものの「勇気が出ない」という方もいるでしょう。そんな皆さんにRutoさんの体験談を読んでいただけたら嬉しいです。

高校留学についてもっと詳しく知りたいと思われた方は、ワールドアベニューの無料カウンセリングにてご相談ください。

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