【最新】オーストラリアビザ情報
最新のオーストラリアのビザ変更情報のまとめがニュースに出ていましたので、ご紹介します。ただし、今日5/9の議会予算発表で追加ニュースが出る可能性があります。
はじめに
オーストラリア政府が、2023年から2024年にかけて、ビザ制度を大幅にアップデートする可能性があることが明らかになりました。これは、国際的なハイスキル労働者を獲得する競争が激化しているためです。移民評価計画を支援するためのデータ戦略の策定、永住技能プログラム全体の定員配分の見直し、ビジネス革新・投資プログラムの再考、ポイントテストの再調整、TSS(就労ビザ)関連の改革など、多数の改革案が提示されています。具体的には、介護施設で働く学生ビザの就労制限が解除されることや、Labour market testingの削除などが予定されています。また、ビジネスビザの最低年収が約630万円に引き上げられることも明らかになっています。ただし、これらの改革案は方向性の段階であり、変更が確定するわけではありません。
変更点
引用元:https://www.sbs.com.au/news/article/australian-visa-changes-for-2023-2024/8oypo0xui
1.ワーキングホリデービザ
パンデミック時の特例が廃止され、2023年7月1日からは同一雇用主での最大就労期間が6ヶ月までに制限されます(ただし、WHビザを延長することでリセット可能)。
2023年6月30日までの就労期間は上記の期間に含まれないため、日数のカウントは2023年7月1日からスタートします。
【悲しいお知らせ】
オーストラリアのビザ申請代金大幅値上げ
ワーキングホリデービザは7月1日から25%アップの$640になります。(6月30日までは$510)学生ビザ $650は$715に($65アップ 10%アップ)… pic.twitter.com/oyjbwFJHna
— マツクボ@海外留学移住情報 (@kenta_rma) May 9, 2023
2.学生ビザ
2023年7月1日から、2週間の就労時間が40時間から48時間に緩和されます。
特定分野の卒業後ビザ(Temporary Graduate Visa)が延長されます。
3.ニュージーランド国籍者
オーストラリア長期滞在ビザや国籍取得の制度が緩和されます。
4.太平洋諸国の移民制度
毎年3000名の枠で受け入れを行います。
5.就労ビザ
最低年収が$53,900から$70,000(約630万円)に引き上げられます。
また、記事の中で気になる部分として、政府が「2023年末までに全ての技能労働者に対して永住権を申請する機会を提供する」と発表していることが挙げられます。ただし、どの程度の技能労働者を対象とするかは不明です。特定の職種の人に対しては、永住権取得のチャンスが広がることが予想されます。
さいごに
今年は例年よりも多くの変化があるようですので、引き続き情報に注意を払っていく必要があります。また、2023年7月1日にはビザ申請料金が上がるため、ビザ申請を予定している方は6月下旬までに手続きを完了させるようにしましょう。