私は大学時代に幾度か海外旅行を経験し、自分の英語力のなさを実感しました。それと同時に「英語を話せれば海外旅行がもっと楽しくなるはず!もっと外国人 の考えている事を知りたい!!」と強く思うようになり、短期留学を決意しました。私が留学先に選んだのはカナダのバンクーバーです。理由はカナダの英語が 聞き取りやすく、勉強しやすいと聞いていたことと、冬季オリンピックが開かれているということからです。
未知の環境に飛び込んで行くということもあり留学前は少し不安でしたが、カウンセラーの山崎さんがいつも親身になって対応してくれたので、留学直前はむしろ不安よりも楽しみな気持ちになることができました。
現地では人生で一番ではないかと思うほど楽しい6週間を過ごすことができました。ホームステイ先の家族はとても親切で、日本料理店やパーティーにつれていってくれたりしました。
学校はGrammarとConversationのそれぞれで16段階に分けられ、月一回クラス代えがあり多 くの人とは友達になることができました。みんな自分と同じくらいのレベルなのでとても発言しやすい環境だったと思います。それ以外にもリスニングクラスや TOEIC、TOEFLクラス、Think in Englishのクラスがあり自分で選択することが出来ました。私は文法を日本にいるときにかなり勉強しましたのでConversationとThink in Englishクラスを選択しました。Think in Englishクラスは主にSpeakingがメインで毎日スピーチがあり、それについて討論したり、自国の文化を紹介しあうというものでした。クラスの メンバーは国籍も年齢も、考え方も、英語を学ぶ理由も人それぞれで、今まで自分と同じ年齢層の人としかあまり接してこなかった私はとてもいい刺激を得るこ とが出来ました。また、このクラスを通して、自分はいかに日本について無知であるかということを思い知らされ、恥ずかしい想いもしました。しかし、それ以 上に外国の文化を知り、最初は何も話せなかった自分が、人前スピーチし彼らと英語で討論出来るまでに成長したことがとてもうれしかったです。
放課 後は毎日友達と観光、飲み屋にいき、週末は全て旅行に費やしました。学校のアクティビティーをとおして、ロッキーマウンテン、シアトル、ウィスラーなど 様々な場所を訪れることができました。私は英語の上達のため最初の頃、なるべく日本人は避けてきました。しかしいざという時に日本人は頼りになり、また日 本人も今まであったことないような人が多くとても勉強になりました。
外国人の友達も徐々に増え、最後の週に私が企画したパーティーには30人以上の外国人が参加してくれました。そして帰国後も彼らとメールで連絡を取り合っています。留学中につけていた英語日記を見ると、バンクーバーがとても懐かしいです。
留学を通して、英語はもちろん、英語以外にも学ぶ部分が多かったと思います。自分探しのために海外へいくという話を聞いたことがあります。私は最初この意 味が理解できませんでした。しかし海外では出会う人全てが初対面なので自分を紹介する場面がよくあります。そのときによくWhy??と質問されます。なぜ 自分が英語を学び、なぜバンクーバーを選んだのかや、なぜその科目を専攻しているのかという質問に答えているうちに、改めて自分について考えることが出来 ました。6週間という短い期間でしたが、英語を学びたいという想い1つから、バイトを掛け持ちしながら勉強し、留学し、こんないい経験ができました。海外 では言葉の壁で出来ないこともありましたが、これからは、日本では何でも出来そうな気がします。
お名前:松上公有様
渡航期間:2009年8月~2009年10月