1.看護インターンシップに参加されたきっかけや理由
海外で生活してみたいとずっと思っていたけど、完全に病院の仕事から離れて暮らすのは嫌だと思ったのと、医療現場で英語を学べたらいいなーと思ったから。
2.出発前の英語力と現在の英語力について
出発前の英語力は、、、よくわかりません。でも言いたいことがたぶんほとんど伝えられなかったはず。聞き取りもほんとダメだったと思う。
仕事を始めてから、まだまだと感じるときも当然あるけど、リスニング、スピーキングともに伸びたと思う。仕事では患者さんともスタッフとも完全に英語だったし、聞き取りも伝えるのもかなり必死にやっているからだろうなー。
3.看護インターンシップでは、どのような仕事を担当していますか?(またはしましたか?)
▼病院
【IPS(見守り)】
1. 自殺企図、自傷行為のリスクのある10~30代
2. 認知症などで転倒、転落のリスクがあるPt(患者)
【アシスタント】
RN(正看護師)の手伝い、シャワー、ベッドメイキング、バイタルチェック、コール対応
▼ナーシングホーム
シャワー、ベッドメイキング、トイレ介助、食事介助、おむつ交換など。
4.日本とオーストラリアの看護でどういった点が大きく違うと感じましたか?
病院によって全然違うので、日本とAUSというくくりではちょっと比べられない。でもRN1人が担当するPtの数も仕事量もすごく少ないような気がする。食事以外に休憩があるなんて。。。あ、派遣ナースがとても多くて、彼らが担当するのがいつも違う病棟だっていうのがびっくりした。あとは残業がほとんどないってこと。お給料もまったく違う。見守りのために人を雇えるなんてすごいわー。
5.看護インターンシップで働いた中で印象に残っていることを3つ程度あげてください。
①10代の睡眠薬とアルコールを一緒に飲んだ子とかの見守りを何度かしたけど、みんなとってもいい子で色々話してくれて楽しかった。でも中には全然しゃべらなくて突然泣き出す子とかもいたので日本語でも声の掛け方難しいのに、英語だとまったく何言っていいかわからず困った。
②Ptの中に以前デンマークでRNをしていた人がいて仕事についていろいろ話していて、とても仲良くなり、「今度遊びにおいで」と住所と電話番号を書いた紙をもらった。
③RNや他のスタッフなど、何人か顔と名前を覚えてくれて、会うと「Hi, Mayumi!」とか言ってくれること。
6.看護インターンシップでどの程度のお給料をもらっていますか?(週何時間働いて、いくらなど)
▼病院
午前シフト 1回 約8hrs $100くらい
▼ナーシングホーム
土曜日のナイトシフト 8hrs / $300/ $39/h
平日の午前中の シフト 8hrs / $160 / $22/h
7. これからの自分の目標などについて
できるだけ英語を伸ばす!
8.これから出発される方、または現在検討されている方にアドバイスをお願いします。
日本で働いているようにナースとして働けるわけでは ないので、Ptのことを把握し、アセスメントしてケアを提供できる状況でもなければ、シャワーの手伝いやベッドメイキングばかりやるときもあって、「こん なことがしたかったのかなぁ」とか、医療技術や知識が落ちることへの不安も感じます。
でも英語の力を伸ばすにはいい場所だと思いますし、新しい経験や出会いもあるので興味のある方はとりあえずトライしてみたらいいんじゃないでしょうか。日本で働くのが嫌になった人も、もしかしたらまた日本で働きたくて仕方なくなるかもしれません(笑)
山越 真由美 さん
2009年7月~2011年6月
インターン先:NSW州公立病院&ナーシングホーム
★現地派遣会社から月間MVPにも選ばれました★