はじめに▼ |
大学生だからこそ参加すべき海外インターンシップとは▼ |
海外インターン経験を就活に役立てたいなら留意すべき3つのポイント▼ |
海外インターンを経験し就活を成功させた3人の体験談▼ |
まとめ▼ |
はじめに
ここ数年でよく耳にするようになった『インターン』という言葉。学生の方なら一度は聞いたことがあると思います。元々インターン制度は、教育制度の一環として1906年にアメリカで始まったと言われており、そこから日本にも徐々に広まってきたのですが、実は、日本でのインターンと海外でのインターンは大きな違いがあるのをご存知ですか?
日本でのインターンは、選考を兼ねた職場体験の意味合いの強い【体験型短期インターン】が多いのに対し、海外でのインターンは本格的に就労経験を積む【実践型長期インターン】が多いのが特徴です。
そのため、日本の体験型短期インターンでは大学生が抱える以下のような期待に応えることがなかなかできません。
インターン参加に伴い大学生が期待すること
・実践的な就労経験を通じて適性を発見したい
・アルバイトでは得られない高度な業務スキルを習得したい
・企業が求めるスキルや実践的な能力を身につけたい
・就職活動において他の候補者との差別化を図りたい
・就職前に実務環境を理解し、職場適応力を高めたい
一方で海外インターンは一社員として働くような実践的な内容が多いため、前述した期待に応えることができます。さらに、インターンの場が海外ということで、今後必要とされる英語力を習得できるという大きなメリットもあります。詳しくは「インターンシップするなら、日本?それとも海外?」でも説明していますので、ご参照ください。
最近は日本の大学生でも参加ができる海外インターンシップ・プログラムも増えてきているため、この機会に日本ではなく海外でチャレンジしてみるとよいでしょう。
海外インターンに挑戦するうえで注意いただきたいのがプログラムの内容です。
実は、日本でもサマーインターンなどが盛んになってきたため、本来ならインターンと呼べないような短期職場体験やボランティアでも、インターンというプログラム名をつけられていることが多々あります。
そのような実際中身を伴わない「インターン」ほど、参加条件も易しく費用も安いのが特徴です。
費用面で親に迷惑をかけたくない、夏休みや春休みの間でさくっとインターンを経験したいなど、手軽に安く‥と考えがちな大学生は注意が必要です。あなたが参加しようとしているインターンは、本当に自分の目的に合っていますか?
ここでは、大学生だからこそ参加すべき海外インターンシップ・プログラムの特徴を期間、国、参加条件の3つのポイントにわけて説明します。
また、海外インターン経験を就活に役立てたいと考えている大学生向けに、留意すべき3つのポイント、さらには、実際に海外インターンに参加した先輩の体験談もご紹介!ぜひ参考にしてみてください。
大学生だからこそ参加すべき海外インターンシップとは
適切な期間はどのくらい?
早速インターンの期間から考えてみましょう。
海外では、【インターン=会社の一員として数ヶ月間実働すること】とされているため、基本的に長期間の求人が多くなります。短期間のものは、インターン斡旋エージェントが独自に作り出したプログラムや、簡単な作業しか任されない、あくまで職業体験のようなものになってしまいます。
そのため、インターン参加目的が、将来的に海外と繋がる仕事がしたい、英語を使って働く経験がしたい、帰国後の就活に活かしたい、社会人基礎スキルを習得したい、英語力を向上させたい、などと考えている方は、3カ月以上の長期インターンに参加したほうがいいでしょう。
さらに、3カ月以上の長期海外インターンでは、中級以上の英語力を求められることが多く、ネイティブのビジネスマンと共に肩を並べて働くため、実践的なビジネス英語力の習得にもつながります。
海外長期インターンは、海外留学×長期インターンと、良いとこ取りのプログラムです。大学生のうちに様々なことにチャレンジし、自身のスキルや経験値をあげたいと考える方は、是非長期インターンに参加してみましょう。
海外インターンする国で人気なのはどこ?
次は、インターンを行う国選びに関してです。
海外インターンを行うにあたっての主な選択肢としては、東南アジア(フィリピン・ベトナム・カンボジア・シンガポール)や、主要英語圏(アメリカ・オーストラリア・カナダ)が挙げられます。
東南アジアと主要英語圏では、開催されるインターンの内容や目的が多少異なります。
東南アジアで行われるインターンは、既に社会人スキルを持っている人が自身のスキルを活かす、または教えるようなものが多い傾向にあります。最近はプログラミングなどのITスキルがある方が、IT企業でインターンを行うようなものが増えてきています。そして、英語圏ではないため高い英語力を求めれらることはあまりありません。そのため、英語力の習得が目的ではなく、自身のスキルを海外で活かしたいと考える社会人や、学生でも起業を行っていたり日本で長期インターンの参加経験があるなど、ある程度自力で働くことが出来る人に向いているのが東南アジアのインターンです。
東南アジアでのインターンについては「フィリピン、カンボジアやアフリカ、東欧での短期インターンシップとの違いは?」でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
主要英語圏では、日本を含めたアジアよりもインターン制度が浸透しており、将来的な採用を見込んでインターン生を募集しています。そして、教育という観点からインターンを行っている部分もあるため、インターンを通して仕事を学んでいくことができるでしょう。もちろん、東南アジアインターン同様、社会人であれば自身の経験やスキルを発揮することもできるため、社会人経験のない学生・社会人どちらにも向いているのが、主要圏英語圏のインターンです。
ただし、主要英語圏のインターンに参加するには高い英語力が必要です。TOEICでいうと少なくとも750点以上、また、TOEICのスコアを持っている=英語が話せるという定義は成り立たないため、TOEICスコアを持っていたとしても、面接で落とされてしまったり、裏方の業務を割り振られてしまったりすることも多々あります。そのため、英語圏のインターンを希望する場合は、まずは英語力の習得を目指すことをお勧めします。
また、主要英語圏のなかでもインターンが比較的行いやすいのは、ワーキングホリデー制度が使えるオーストラリア・カナダです。アメリカやイギリスでインターンを行いたいという方は多くいらっしゃいますが、現在の国の情勢やビザの制度から考えると、残念ながら難易度は高いと言えるでしょう。
参加条件は?”英語力不問”の長期インターンには注意!?
海外インターンを調べると、”英語力不問”という長期インターンが出てきます。東南アジアなど非英語圏でのインターンは比較的英語力のハードルが低い傾向にありますが、実はこれは注意が必要です。
海外でインターンを行うのに、本当に英語力が要らないと思いますか?例えば、「日本語はできないが、日本で働きたいと思っている」という方がいたとしたらどうでしょう。日本語ができなくても活躍できるくらいの専門スキルを持っているか、その方の母国向けのビジネスを行っている企業で働くかのどちらかの選択肢になると思います。前述したように、東南アジアでのインターンでは、英語力がなくとも自身の専門スキルを活かすためのインターンなどはあります。他にも、専門スキルも英語力も要らないというインターンはありますが、内容は海外で日本語のコールセンター業務を行うというものが多いです。これは、お客様も日本人、スタッフも日本人ですので、英語力は必要ありませんよね。このように、英語力不問の長期インターンがどのような内容なのかは、容易に想像ができると思います。「英語力がなくても海外でインターンができる」という言葉に騙されないよう注意しましょう。
では、「英語力もスキルもない人は海外でインターンはできないの!?」と思うかもしれません。しかし最近では語学研修+海外インターンというプログラムも増えています。
前半はしっかり英語力を身に付け、後半は実務的なインターンを行い、英語力や社会人スキルを習得するというプログラムです。ワールドアベニューが提供している海外ビジネスインターンシップ・プログラムは、短期集中での語学研修カリキュラムが含まれた海外インターンプログラムのため、英語力初中級の方や社会人経験がない大学生の方でもご参加頂けます。
海外インターン経験を就活に役立てたいなら留意すべき3つのポイント
実践的なビジネス英語力や社会人スキルが身に付けられる海外インターン経験は、帰国後の就活にも活かすことができます!ただし、就活に役立つ経験にするためには留意すべきポイントが3つあります。
①インターンの目的・目標を明確にしよう!
②受け身はNG!積極的に行動していこう!
③英語力はスコアに残しておこう!
①インターンの目的・目標を明確にしよう!
残念ながら、海外インターンを行えば就活に有利になるというわけではありません。海外インターンに参加することは、あくまで自分を成長させる手段であって、そこで何を得たかが重要になります。
就活の面接では、なぜ海外インターンに参加しようと思ったのか、そこで得られた経験・スキルは何か、その経験を今後どう活かしたいと考えているかなど聞かれます。そんな質問にも回答ができるよう、インターンを通して自分がどうなりたいか、というビジョンを出来るだけ明確にしておく必要があります。海外インターン参加前に自己分析をし、自分に足りない点を知ること、そして、その足りない点を補うには何をしなければいけないか、しっかり考えてからインターンに挑むことで、より有意義な経験ができるでしょう。
ワールドアベニューが提供する海外ビジネスインターンシップ・プログラムの渡航前サポートには、国家資格を持つキャリアカウンセラーとのキャリアカウンセリングが含まれています。一人ひとりのキャリアに合わせて、プロの視点からアドバイスを行ったり、目標を整理したりすることが可能です。自分では考えきれないキャリアの課題にも、留学前からしっかり向き合う機会を提供し、安心して新たな挑戦に臨めるサポート体制が整っています。
②受け身はNG!自ら考え行動していこう!
インターンで与えられた仕事をただ行うだけ・・では、なかなか就活に役立てる経験とは言い難いです。海外インターン経験を面接でアピールするには、与えられた環境の中で”いかに自分で考え行動したか”を伝えることが大切です。例えば、「海外インターンを行う上で、任された仕事をただこなすだけではなく、『より効率的にデータをまとめるにはどうしたら良いか?』『できるだけ早く正確に仕事をこなすためにはどのような工夫が必要か?』『このまとめているデータは今後何をするうえで重要になっていくのか?』そんな風に考え、時折調べたり聞いたりしながら業務に取り組みました。」このように話せると、企業側としても、その子が自主的に働ける姿が想像できるため、非常に好印象です。”教えてもらう”が当たり前の学生から” 自ら学ぶ”が当たり前になる社会人、海外インターンで積極的に考え働くことでその習慣が身につき、就活でも活かせる経験になるのはもちろん、就職後にも活かせる経験になるでしょう。
③英語力はスコアに残しておこう!
海外インターンに参加し英語で働くことで、英語力をビジネスレベルまで引き上げることができますが、就活で英語力をアピールするには履歴書に書けるスコアを取得することが大切です。日本で最も有名なのはTOEICですが、IELTSやTOEFL、ケンブリッジ英語検定など、英語4技能を図るテストを受けるとなお良いでしょう。体感的にしか向上が感じられないスピーキング力もスコアとして残すことができるため、企業にとっても、どの程度実際に話すことができるかという点がより分かりやすく伝わるでしょう。
実際、ワールドアベニューの海外ビジネスインターンシッププログラムに参加している方も、語学研修期間中にIELTSやケンブリッジ英語検定の対策コースに入り学んでいる方も多くいらっしゃいます。
具体的なスコアとして、英語を使って働きたいと考える場合、TOEICスコアは最低でも750点以上、外資系企業の場合は800点以上が基準となることが多いです。IELTSやTOEFL、ケンブリッジ英語検定を基準にしている企業は少ないですが、もし基準を設ける場合は、IELTS6.0、TOEFL iBT60~78、ケンブリッジ英語検定B2レベルを目安にすると良いでしょう。
海外インターンを経験し就活を成功させた3人の体験談
ここでは、実際に海外インターンを経験し帰国後の就活を成功させた方の体験談をご紹介します。
-第一志望の超大手WEBサービス会社の内定をGET!鈴木翔也さん
大学4年時、応募していた青年海外協力隊の面接で不合格になってしまったことがきっかけで、大学卒業後に海外インターンへの参加を決意!今まで全く携わったことがないITという分野でのインターンを経験し、帰国後は留学前から志望していた超大手WEBサービス会社より内定を獲得しました。
▶️ 鈴木翔也さんの体験談はこちら →
-TOEIC900点オーバー!英語力と努力を活かし、コンサルタントの内定をGET!田中大士さん
大学4年生を休学し、海外インターンへチャレンジ!世界6カ国にオフィスを持っている旅行会社の金融部門で5ヶ月間のインターンを経験。到着後600点ほどだったTOEICのスコアは、最終的に900点まで伸ばし、更にはIELTS6.5(海外大学入学可能レベル)も取得!海外インターンを通して身に付けた英語力や経験を帰国後の就職活動に生かし、コンサルタントの仕事を勝ち取りました。
▶️ 田中大士さんの体験談はこちら →
-海外インターンで身に付けたタフネスと英語力を活かし、大手証券会社の内定GET!加藤真実さん
オーストラリアの大手クルーズ会社でインターンを行った真実さんは、苦手だったスピーキングを克服!最終的には、エキスポ(展示会)に参加し、実際お客様に商品を売るという経験も!そこで身に付けたタフネスと英語力を活かし、帰国後は大手証券会社の内定を獲得しました。
▶️ 加藤真実さんの体験談はこちら →
まとめ
いかがでしたでしょうか。社会人になってからでも海外インターンはチャレンジできますが、社会人経験のない大学生だからこそ得られることは沢山あります。将来自分がやりたいと思えた仕事に出会えたとき、その仕事にチャレンジができるだけの武器を今のうちから増やしておきましょう。
自分自身を成長させたい、学生のうちになにかやり遂げたい、英語力をビジネスレベルまで引き上げたい、人とは違った経験がしたいなどとお考えの大学生は、是非海外インターンにチャレンジしてみてください!
ワールドアベニューでは、無料で留学カウンセリングを行っております。自分の英語力でも参加できるかどうか、具体的にかかる費用はどのくらいなのかなど、不安な方はお気軽にご相談ください。