リーズナブルといっても、発展途上国というわけではないため、他国の半額とまではいきません。また、学校1校いっこうの裁量が大きいため、学校によってはときにオーストラリアよりもトータルのコストが高くなる…… ということもあります。ただ、全体的には念か20~50万円程度、費用を安く抑えられる傾向にあります。治安がよく、各校のサポート体制も充実しているため、安心して留学できる場所に、できるだけ費用を抑えて…… と希望する方にはお勧めです。ここでは、ニュージーランド最大の都市オークランド、首都ウェリントン、そしてやや田舎なネルソン、それぞれにある高校を例に、具体的な費用をご紹介します。
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ニュージーランド高校留学費用の内訳▼ |
ニュージーランド 高校留学費用 具体例 ▼ |
CASE 1 オークランド 高校留学(公立) ▼ |
CASE 2 ウェリントン 高校留学(公立) ▼ |
CASE 3 ネルソン 高校留学(公立)▼ |
まとめ ▼ |
ニュージーランド高校留学費用の内訳
ニュージーランドの高校留学でかかる費用の項目は大きく分けて4つあります。
1つ目は、高校の入学金や学費、教材費など、2つ目は、ホームステイ費用、つまり滞在費、3つ目は留学会社に支払うサポート費用、そして4つ目が、渡航中の生活のなかで使う携帯代や交通費、お小遣いなどです。具体的に各項目にかかる費用とそれぞれの内容を見てみましょう。
項目 | 相場 | |
---|---|---|
高校学費(公立) | 入学金・事務手数料 | 10から15万円 |
NCEA 受験料 | 約3万円 | |
学費 1年間 | 100万円から150万円 | |
留学会社 | 国内手続きサポート費用 | 10万円から50万円 |
渡航後サポート費用 | 10万円から50万円 | |
渡航費用 | 航空券代金 | 8万円から15万円 |
海外留学生保険 | 15万円から20万円 | |
学生ビザ申請諸費用(健康診断など) | 約2万円 | |
渡航後費用 | ホームステイ手配費用 | 2万円から5万円 |
ホームステイ(1日3食込み) | 100万円から120万円 | |
空港出迎え(片道) | 2万円から3万円 | |
制服代、教材費など | 5万円から6万円 | |
その他実費(旅行費や交際費など) | 10万円〜 |
高校学費(公立)
ニュージーランドの高校は8~9割が公立校で、私立はごくわずかです。高校1校いっこうの裁量が大きく、学費や各費用の項目など、学校によって異なります。
都心に行けばいくほど学費やホームステイなどの各費用は高く、田舎の方が安くなります。特に経済成長を続けるニュージーランドでは、その最大の都市オークランドにある高校のいくつかは、オーストラリアの高校(公立)よりも高いこともあり、ニュージーランドだから一概に安いとは言えなくなってきています。ニュージーランドの高校では入学金や学費以外に、「Course Fee」や「Contingency Fee」などと呼ばれる学校側が提供するサポート、サービスに対する雑費が請求されることも多くあります。
留学会社
留学したい高校が決まれば、その学校が求める出願書類の準備、出願手続き、学費やホームステイ費用などの海外送金、ビザ申請や航空券、海外留学生保険の手続きが必要になります。これら各種手続きを各関係機関と連携をとりながら代行手続きを進めてくれるのが留学会社です。
留学会社が提供するサービスの内容やそれに伴う費用は留学会社によって異なります。
ワールドアベニューは、エデュケーション・ニュージーランドと呼ばれるニュージーランドの教育を世界に発信しプロモーションすることを目的とした、ニュージーランド政府公認機関とも協力し、定期的にニュージーランドの各教育機関の視察も実施しているため、確かな情報と共に、お客様のサポートを行うことが可能です。
留学にはさまざまな種類があり、渡航する国や都市、学校選定の方法など、渡航までに多くのステップがあり手続きも煩雑なため、「とりあえず情報を集める」という方向に走りがちです。ただ、複雑だからこそ、まずは信頼できる留学会社の選定から行うことをお勧めいたします。
渡航費用
渡航費用は、渡航するまでに必要な各種手続きに際して必要な必要です。上記の表にあるように、航空券、保険、ビザ申請諸費用などが挙げられます。高校留学が故にかかる費用としては、日本で在籍する中学や高校からご提出いただく書類が多く、その発行手数料や翻訳手数料(在籍している日本の学校が英訳できないとなった場合に限る)などの諸費用が挙げられます。
渡航後費用
渡航前に、入学金や学費など大きな費用は支払い終えているため、渡航後にかかる費用は、入学時の制服代などを除くと基本的にお小遣いや交通費など、日々の生活のなかでかかる実費になります。日本と少し異なる出費があるとすると、学年末に開催されるクリスマスや卒業パーティーなどでのドレスアップ代などが挙げられます。
ニュージーランド 高校留学費用 具体例
ニュージーランド最大の都市オークランド、首都ウェリントン、そして穴場的な田舎の都市、ネルソンにある高校を例に、具体的な費用をご紹介します。
いずれも1年間、各高校で留学した場合、$=70円にて計算しています。
CASE 1 オークランド 高校留学(公立)
オークランドはニュージーランド最大の都市で、日本から唯一、直行便のある都市です。
短期間の留学はもちろん、卒業留学など長期の留学を希望する方にも人気のある渡航先です。最大の都市といっても日本の東京やアメリカ、イギリスなどと比較すると規模は小さく、誘惑も少ないため、中学生、高校生でも安心して留学することができます。
ただ、近年物価の高騰は激しく、学費や滞在費(ホームステイ)なども値上がりが続いています。
学校によってはオーストラリアの公立校と変わらない、またはやや高くなることもあります。
今回は、サポート面でも学力面でも非常に高い評価を受けるWestern Springs College(ウェスタン スプリングス カレッジ)を例に費用を見ていきましょう。
Western Springs College(ウェスタン スプリングス カレッジ)
費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
入学金・事務手数料 | $1,500 | ¥105,000 |
コース費用(教材費など) | $300 | ¥21,000 |
NCEA(試験代金) | $383.4 | ¥26,838 |
緊急サポート費用 | $500 | ¥35,000 |
授業料 | $18,500 | ¥129,500 |
留学会社
留学会社 費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
国内手続きサポート費用 | – | ¥319,000 |
渡航後 現地生活サポート費用 | – | ¥110,000 |
渡航費用
渡航費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
航空券代金(片道) | – | ¥80,000 |
海外留学生保険 | – | ¥180,000 |
学生ビザ申請諸費用 | $35+健康診断など諸費用 | ¥20,000 |
渡航後費用
渡航後 費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
ホームステイ手配 | $350 | ¥24,500 |
ホームステイ(1日3食込み) | $14,700 | ¥1,029,000 |
空港出迎え(片道) | $0 | ¥0 |
その他実費 (旅行費や交際費など) | $2,000 | ¥140,000 |
合計:約 340万円
CASE 2 ウェリントン高校留学(公立)
ウェリントンはオークランドよりアジア系留学生が少なく、生活もしやすい穴場の留学先として注目を集めています。
特に、ウェリントンシティ中心地から離れると、自然豊かな環境のなか、自然を堪能できるさまざまなアクティビティに参加することができます。オークランドと比較すると物価も低いため、費用を抑えつつ、都会も自然も楽しみたいという方に人気です。
今回は、ウェリントンの中心地から公共交通機関で40分ほどのところにあるParaparaumu College(パラパラウムカレッジ)を例に留学費用をご紹介します。
Paraparaumu College(パラパラウムカレッジ)
費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
入学金 | $1,000 | ¥70,000 |
NCEA(試験代金) | $384 | ¥26,880 |
授業料 | $13,800 | ¥966,000 |
留学会社費用
留学会社 費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
国内手続きサポート費用 | – | ¥319,000 |
渡航後 現地生活サポート費用 | – | ¥110,000 |
渡航費用
渡航費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
航空券代金(片道) | – | ¥100,000 |
海外留学生保険 | – | ¥180,000 |
学生ビザ申請諸費用 | $35+健康診断など諸費用 | ¥20,000 |
渡航後費用
渡航後 費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
ホームステイ手配・サポート費用 | $800 | ¥56,000 |
ホームステイ(1日3食込み) | $13,440 | ¥940,800 |
空港出迎え(片道) | $90 | ¥63,000 |
その他実費 (旅行費や交際費など) | $2,000 | ¥140,000 |
合計:約 290万円
CASE 3 ネルソン 高校留学(公立)
ニュージーランド南島の最も北にある都市で、ニュージーランド国内で最も日照時間が長く「サニーネルソン」と呼ばれる都市です。人口6万人程度の小さな街で、豊かな自然に囲まれた美しい環境が魅力です。人々もとてもフレンドーで、ニュージーランドならではのアクティビティを経験できます。
ここでは、そんなネルソンでも豊富な留学生受け入れ経験とサポート体制、高い教育水準を誇るWaimea College(ワイメア カレッジ)を例に、留学費用をご紹介したいと思います。
Waimea College(ワイメア カレッジ)
費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
NCEA(受験費用) | $400 | ¥28,000 |
入学金・授業料・教材費 | $15,500 | ¥108,500 |
留学会社費用
留学会社 費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
国内手続きサポート費用 | – | ¥319,000 |
渡航後 現地生活サポート費用 | – | ¥110,000 |
渡航費用
渡航費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
航空券代金(片道) | – | ¥100,000 |
海外留学生保険 | – | ¥180,000 |
学生ビザ申請諸費用 | $35+健康診断など諸費用 | ¥20,000 |
渡航後費用
渡航後 費用 | AU$ | 日本円 |
---|---|---|
ホームステイ(1日3食込み) | $12,880 | ¥896,000 |
その他実費 (旅行費や交際費など) | $1,500 | ¥105,000 |
合計:約280円
まとめ
いかがでしたでしょうか。オークランドを除く都市の場合、オーストラリアと比較するとやはり全体的にリーズナブルだということがおわかりいただけたと思います。ニュージーランドには準私立校のような位置づけで全寮制(ボーディングスクール)でも年間300万円程度で留学できる学校もあります。詳しくは留学カウンセリングをご利用くださいね。