ニュージーランド中高留学説明会 2021年1月17日【協力】ニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランド
小学生から中高生のお客様、保護者様を含め多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
当日ご参加が難しかったという方のために、説明会の内容をまとめさせていただきましたので、
ニュージーランドの中高留学に興味のある方は是非ご覧くださいませ。
2021年1月17日(日)、ニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランド駐日代表の北岡様をゲストとしてお迎えし、ニュージーランド中高留学オンライン説明会を開催いたしました。
昨年同様ニュージーランドの公立校5校の担当者様、更にはニュージーランド中高留学を既にご経験されたゲストの方とその保護者様にご協力いただき、各学校紹介はもちろん、リアルな留学体験談をお話しいただくとても有意義な時間となりました。
1.ゲストスピーカーのご紹介
2.ニュージーランド中高留学の魅力
3.Western Springs College(ウェスタンスプリングス・カレッジ)のご紹介
4.Northcote College(ノースコート・カレッジ)のご紹介
5.Waimea College(ワイメア・カレッジ)のご紹介
6.Paraparaumu College(パラパラウム・カレッジ)のご紹介
7.Wainuiomata High School(ワイヌイオマタ・ハイスクール)のご紹介
8.ラグビー留学について
9. ゲストトークセッション
10.質疑応答
1.ゲストスピーカーのご紹介
・ニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランド 駐日代表 北岡様
・Western Springs College Joanne様、Yuki様
・Northcote College Cici様
・Waimea College Hayley様
・Paraparaumu College 富田様
・Wainuiomata High School 伊奈様
2.ニュージーランド中高留学の魅力
ニュージーランド新型コロナウイルス最新状況
ニュージーランド国内全土の新型コロナウィルス警戒レベルは2020年10月7日以降、最も警戒レベルの低いレベル1となっています。2021年1月22日現在、1週間の市中感染者は平均1人と少なく、安心して暮らせる環境が整っている状況です。留学生の受け入れについて
2020年10月12日、「博士号・修士号の取得を目的」とする留学生250人(すでにNZの大学に在籍の学生対象)を入国可能とする旨発表がありました。2021年1月14日には新たに1,000人の「学士号(Bachelor’s Degree)以上の資格を取得中である」または「取得中であった」留学生の入国を許可する旨を発表しました。
新型コロナウィルス対策を継続しながらエデュケーション・ニュージーランドを含む政府機関は、国境再開に向け、2021年以降優先される留学生の安全な入国、検疫の手順を引き続き協議中です。
コロナウイルス感染拡大防止に伴うニュージーランドの措置と状況【留学関連情報】
NZ政府Covid19情報
ニュージーランドの中高留学
対象:13歳~18歳(一部の学校は12歳より受け入れ可能)
学校教育について
エコノミスト誌が発表した未来教育指数のランキングにおいて、堂々1位を獲得したニュージーランド。
留学生を受け入れるほとんどの学校では、留学生のための英語教育(ESOL)が提供され、留学生はESOLクラスで英語の勉強をしながら、体育や美術、ホスピタリティ、ツーリズム等の選択科目をネイティブと一緒に受講します。
また、IT教育にも力を入れており、各学校にはWi-Fiが完備され、生徒は1人1台ノートパソコンやタブレットを使用し、授業や課題作成を進めるなど先進的な教育が進められています。生徒が自ら考え、学ぶことで英語力だけでなく、主体性、自主性を育てる教育システムが整っているということは世界中から評価される要因のひとつと言えるでしょう。
安全面において
留学生の生活保障に関する服務規程(NZQA)により、各学校には留学課の設置が義務付けられています。留学課には学校生活全般の相談に乗ってくれる留学生コーディネーターや選択科目についてアドバイスをくれるサブジェクトコーディネーター、クラブ活動などスポーツについて相談ができるスポーツコーディネーターなどが在籍しています。また、ニュージーランドでは留学生を受け入れている学校自らがホームステイ先を手配することが義務付けられています。ホームステイ業者を利用するのではなく、各校がホームステイコーディネーターを在籍させ、ホストファミリーの選定から管理までを行っています。安心してホームステイできる点もニュージーランドでの中高留学を選ぶメリットといえるでしょう。
ニュージーランドの中学・高校で学べる科目例
言語学(フランス語、マオリ語、中国語、スペイン語、日本語)、留学生用の英語、音楽、演劇、美術(絵画、写真、デザイン、グラフィックデザインなど)、デジタルテクノロジー、家庭科、コミュニケーション、体育/スポーツ(サーフィン、ロッククライム、ゴルフ、乗馬など)、アウトドアエデュケーション、ビジネス、IT、園芸、数学、自然科学、化学、物理、生物、ヘルスサイエンス、スポーツリーダーシップ、ホスピタリティなど
クラブ活動例
ロボット工学、合唱、路上パフォーマンス、ヒップホップダンス、ディベート、自然保護、バスケットボール、料理、スペイン語など
3.Western Springs College(ウェスタンスプリングス・カレッジ)のご紹介
都市 | オークランド |
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学校タイプ | 公立・共学校 |
全校生徒数 | 1500人 |
最短受け入れ期間 | 1ターム(約10週間)以上 |
特長 | ・オークランド中心から車でわずか10分程度の好立地 ・制服がない!生徒の主体性を重んじる校風が特徴 ・本格的なパフォーミングアートセンター併設!最新の音響設備を完備! |
日本語紹介ページ | https://www.world-avenue.co.jp/schoolinfo/western-springs-college |
4.Northcote College(ノースコート・カレッジ)のご紹介
都市 | オークランド |
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学校タイプ | 公立・共学校 |
全校生徒数 | 1500人 |
最短受け入れ期間 | 1週間から受入れ可能 ただし、1ターム(約10週間)以上が望ましい |
特長 | ・創立1877年!140年以上の歴史と伝統のある学校 ・室内プール完備!勉強だけでなくスポーツにも力を入れている! ・オークランドの高校の中でも比較的リーズナブルな留学費用 |
日本語紹介ページ | https://www.world-avenue.co.jp/schoolinfo/northcote-college |
5.Waimea College(ワイメア・カレッジ)のご紹介
都市 | ネルソン |
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学校タイプ | 公立・共学校 |
全校生徒数 | 1600人 |
最短受け入れ期間 | 1ターム(約10週間)以上 |
特長 | ・国際色豊か!インターナショナルな環境で学校生活を送ることができる ・ニュージーランドの大自然を満喫できる豊富なアウトドアアクティビティ ・充実のサポート体制 |
日本語紹介ページ | https://www.world-avenue.co.jp/schoolinfo/waimea-college |
6.Paraparaumu College(パラパラウム・カレッジ)のご紹介
都市 | ウェリントン |
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学校タイプ | 公立・共学校 |
全校生徒数 | 1400人 |
最短受け入れ期間 | 1週間から受入れ可能 ただし、1ターム(約10週間)以上が望ましい |
特長 | ・東京ドーム3個分の広大なキャンパス ・留学生はわずか20人~30人のネイティブ環境 ・学業もスポーツも文武両道! |
日本語紹介ページ | https://www.world-avenue.co.jp/schoolinfo/paraparaumu-college |
7.Wainuiomata High School(ワイヌイオマタ・ハイスクール)のご紹介
都市 | ウェリントン |
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学校タイプ | 公立・共学校 |
全校生徒数 | 600人 |
最短受け入れ期間 | 2週間から受入れ可能 ただし、1ターム(約10週間)以上が望ましい |
特長 | ・日本人スタッフ2名在籍のインターナショナルチーム ・興味や関心に合わせて選べるカリキュラム ・豊富なアウトドアアクティビティ |
日本語紹介ページ | https://www.world-avenue.co.jp/schoolinfo/wainuiomata-high-school |
8.ラグビー留学について
2019年のラグビーワールドカップ以降、日本でも一気にラグビー熱が高まり、ラグビーの本場ニュージーランドでラグビーに挑戦してみたいというお問い合わせが増えました。
ニュージーランドの中高留学中にラグビーをする方法は大きく3通りあります。
①学校の授業やクラブ活動に参加する
ニュージーランドのスポーツ科目はウィンタースポーツ、サマースポーツと大きく分けて2通りあり、ラグビーは3月~8月に行われるウィンタースポーツの一つです。授業の中ではラグビーだけでなくシーズン中の様々なスポーツを行うため、初心者でも参加しやすい方法です。授業内でのラグビーだけでは物足りない場合はスポーツコーディネーターに相談し、放課後のクラブアクティビティーに参加することもおすすめです。
②ラグビーアカデミーに所属する
ニュージーランドの中学・高校の中でも特にスポーツに力を入れている学校では、授業とは別に、ラグビーアカデミーというラグビーに特化した集中トレーニングプログラムを開催しています。
1日の中で4時間授業を受けながら、プラスの5時間はラグビーの練習に打ち込めるプログラムです。
サンプルスケジュール
6:30 | 朝練(1時間30分) |
8:00 | 朝食 |
9:00~11:00 | 授業 |
11:00~11:25 | 休憩 |
11:25~12:25 | 個別トレーニング(1時間) |
12:25~13:25 | 授業 |
13:25 | 昼食 |
14:00~15:00 | 授業 |
15:30~17:00 | トレーニング(1時間30分) |
17:45 | 夕食 |
③地域のクラブチームに参加する
学校でのクラブ活動は基本的にシーズンに合わせて行われます。ラグビーシーズン以外にもラグビーの練習をしたい場合は、学校の先生に相談し近くのクラブチームを紹介してもらうことができます。
9.ゲストトークセッション
・渡航時期 2018年1月〜2020年12月卒業
・渡航先 Western Springs College(オークランド)
Q1.(Eさんへ)なぜ日本の高校ではなく海外の高校に留学しようと思いましたか。
A1.(Eさん)留学前、将来やりたいと思っていたことは、海外の映画産業で働いてみたいということと、国境を隔てず仕事をしてみたいという2つの目標があり、将来的に使う言語は英語になるだろうなと思いました。そしていずれ海外で働くなら留学経験は役に立つだろうと思ったのがしっかりとした理由ですが、実際は「海外に行ったら楽しそうだろうな」とか「海外ならいろんな経験ができそうだな」と思ったことが理由です。
Q2.(Eさんへ)海外の高校に進学してよかったと思う点はどんなことでしょうか。
A2.(Eさん)良かったことは挙げればたくさんありますが、まずはやっぱり英語力が上がったことだと思います。全体的に使える英語力が上がったというのもあるし、理科や数学などの授業で使う専門的な英語(細胞とか)は日本の学校ではあまり学ばないのでそういったものを学べてよかったです。あとは社会経験をつめたこと。ニュージーランドと日本は文化が違う、普通に生活してても考え方が違ったり、自分としてはあまり理解できないことや妥協しなければいけないこともあるし、それを乗り越えることで自分のいいところも見えてくるし、逆に自分が直さないといけないことも気づける。あとは、自立できたこと、困ったときも自分で解決しないといけないのでそういうところだと思います。
Q3.(お母様へ)Eさんから海外の高校に行きたいという話を聞いたとき、中高留学に関してどのように考えていましたか。例えば、中高生の留学は早いと思ってたのか、それとも若いうちに海外を経験させたいと思っていたのかなど。
A3.(お母様)娘(Eさん)の性格も見たうえで、大学に入る前にというか、大学に入ってから専門分野を学ぶとき、例えば文献を読んだり英語の本を読んだり、または海外の方と話をするという時に、ある程度の英語力があるとそれに対するハードルも下がるため、コミュニケーションなどが円滑にいくように1年くらいは留学経験があるといいかなと思って、少し背中を押してあげました。
Q4.(お母様へ)Eさんが留学中、本人とはどのようにコミュニケーションを取っていましたか。
A4.(お母様)いい質問ですね。心配なので、LINEでもなんでも通話して話をしたかったのですが、本人からは「なんで話をする必要があるの?」と言われてしまい、通話ではなくLINEでチャットをするということにしました。ただ、ほぼ毎日LINEでのチャットは続けてこれたので、それはよかったと思います。
<Eさんとお母様にとって今回の説明会はEriさんが2019年末に一時帰国後、2020年1月に日本を出発して以来、約1年ぶりに顔を見て話す機会になったそうです>
Q5.(Eさんへ)Eさんは顔見て話すというよりも、留学中は自立しなきゃ!という思いがあったんですか?。
A5.(Eさん)そういうわけではなく、ホームステイをしているんですが、母と電話で話すと日本語になるので、もし電話で日本語を使ってしまうと、ホストファミリーは自分が何を話しているのかわからないわけで、自分がホストファミリーだったらわからない言葉で話をされているといやだなと思うだろうなと思い、日本語で電話するのは良くないと思いました。
Q6.(お母様へ)海外の高校を卒業したEさんの留学生活を振り返り、留学前と現在でどの様な成長があったと感じますか。
A6.(お母様)本人も同じようなことを言っていましたが、LINEでしか連絡をしないということは、迷ったことがあっても自分で誰かに相談したり自分で動くなど自分から責任をもって行動をしなければいけなかったと思うんです。そういう点では本人も言っていたように自立に向けてだいぶ成長したんじゃないかなと思います。それは何よりです。
Q7.(Eさんへ)本日説明会に参加されている方のために、留学前にやっておいたほうがいいことがあればアドバイスをお願いします。
A7.(Eさん)リストを作ってきました。
①まず勉強しておいたほうがいいことは、理科や数学などで使う専門用語は事前に勉強しておいたほうがスムーズだと思います。Year11(日本の高校1年生)は数学や理科は必修なので、数学だったら足し算、引き算、掛け算、割り算の言い方とか、図形だと並行や直角など、理科だと細胞の言い方、例えば胞子などのいい方はちょっとでもわかったほうが授業を受けたときにわかりやすいかなと思います。自分はそれをやっていなかったので、苦労しました。
②持っていくといいものは英和辞典と和英辞典があったほうがいいと思います。留学生はESOLという留学生用の英語教科を学びますが、紙の辞書は使えるけど電子辞書は使えないので、紙の辞書があったほうがいいです。学校においてあったりしますが、もしなかった時にニュージーランドで買うのは大変なので、自分で持ってきたほうがいいです。
③あとはパソコンはみんな1台持っていることが前提で授業が進んでいくので、ヘッドホンなども併せてあるといいと思います。
④眼鏡を持っている人は持ってきたほうがいいです。ニュージーランドの人は目がいいのかもしれないですが、授業中に先生が小さい文字で黒板やホワイトボードに書いたりするので、たまに写真を撮って拡大しないと読めない時があります。事前に眼科でチェックしたり、眼鏡があれば持ってくることをお勧めします。
⑤あとは知っておくといいことは、バスの乗り方です。ニュージーランドでバスに乗るときは、手を上げないとバスは止まってくれないです。素通りされてしまうので、バスに乗りたい場合は手を上げるということを覚えておいてください。
10.質疑応答
最後に、質疑応答タイムを設けました。皆様からいただいたご質問とご回答を紹介します。
Q:普通、高校生の年齢は一般的に決まってますが、入学時の年齢制限等はありますか?特にこのコロナの状況で、入国が制限されている現実を鑑みて質問してます。
A:
Western Springs College:特に年齢制限はありません。ただ、コロナの影響で渡航できず年齢が上がってしまうという場合などは臨機応変に対応できればと思うのでその都度相談してください。
Northcote College:特に年齢制限はありません。13歳から入学可能です。
Waimea College:特に年齢制限はありません。13歳から入学可能です。
Paraparaumu College:特に年齢制限はありません。
Wainuiomata High School:特に年齢制限はありません。現在、日本では高校2年生の年齢ですが、英語力なども加味して当校で高校1年の学年で学んでいる子もいます。またインド人の学生で、本来であれば高校3年生の年齢ですが、諸事情により高校1年生の学年から学んでいる学生もいます。
Q:今日ご紹介頂いたCollegeで、Term留学を受け付けていないところはございますか?また、ターム4のみ(10月~12月)の留学は可能でしょうか。
A:
Western Springs College:1タームより留学可能です。ターム4のみの留学に関しては、その時期の留学生の人数や状況によりますので、ご相談ください。
Northcote College:1タームより留学可能です。どこのタームからでも入学可能で、もちろんターム4のみの留学も可能です。
Waimea College:1タームより留学可能です。どこのタームからでも入学可能です。
Paraparaumu College:1タームより留学可能です。どこのタームからでも入学可能ですが、ターム4のみの場合、最初の4週間は授業に参加していただき、残りの5~6週間は授業が無くなることを承知であればシニアの学年(Year11~13)への入学も可能です。この場合、残りの期間はアクティビティーに参加していただく可能性が高いです。
Wainuiomata High School:1タームより留学可能です。どこのタームからでも入学可能ですが、ターム4のみの場合、テスト時期の関係で授業はタームの半分程度、残りはアクティビティがメインになることを考慮していただければターム4のみの留学も可能です。
Q:年内の新規留学生受け入れは現実的に難しそうでしょうか?
A:現在は国境がクローズされています。移民局の発表によりニュージーランド国外からのビザ申請が2021年5月まで停止されているため、2021年ターム2からの留学も現実的には厳しい状況ですが、ターム3以降の留学に関しては政府の発表に基づき最新情報がアップデートされ次第共有いたします。
ニュージーランドの中高留学について、さらに詳しく相談したいという方は、留学カウンセリングをご利用ください。