ニュージーランドは中学・高校留学の渡航先として人気の高い国です。
特にニュージーランド最大の都市であるオークランドには、世界中から留学生が集います。豊富な留学生受入れ経験を持ち、安心して通うことのできる学校が多い一方で、中国、日本を中心とした留学生が溢れ、ネイティブ環境での留学生活を送ることが難しくなってきています。そんななか注目を集めるのが首都ウェリントンの教育機関です。
今回は、ニュージーランドの首都ウェリントン郊外にあるAotea College(アオテア カレッジ)をご紹介いたします。
Aotea College(アオテア カレッジ) 基本情報
Aotea College(アオテア カレッジ)特徴
2023年ワールドアベニューの留学カウンセラーがアオテアカレッジを視察!
在校生からのメッセージ【動画】
まとめ
Aotea College(アオテア カレッジ) 基本情報
Aotea College(アオテア カレッジ) 基本情報 | |
---|---|
国 | ニュージーランド |
都市 | ウェリントン |
住所 | Porirua City 5240 New Zealand |
学生人数 | 約1,200人 留学生 約25〜35人- 2024年4月現在 |
タイプ | 公立・共学 |
日本人スタッフ | 不在 日本語対応可能なスタッフは在籍 |
受入可能な学年 | Year9~13(中学校1年生から高校3年生) |
最短受入期間 | 1ターム(約10週間) |
高校ホームページ | https://www.aotea.school.nz/ |
Aotea College(アオテア カレッジ)特徴
アオテア カレッジはニュージーランドの首都ウェリントン郊外にある全校生徒1,200名の公立共学高校です。アオテア カレッジの特長はさまざまですが、特に魅力的な5つの特徴をご紹介します。
1. 留学生の割合はわずか2.5%!!
アオテアカレッジの留学生は、全校生徒約1,200名に対し、わずか30名前後です。
30名の留学生もドイツ、フランス、イタリア、ベトナム、タイなどさまざまな国から訪れ、一つの国籍に偏ることがありません。オークランドにある高校で中国人、日本人を中心に留学生が溢れかえるなか、アオテアカレッジでは、ネイティブ環境での留学を堪能いただけます。日本人同士で固まってしまう心配もありません。また、アオテアカレッジの現地生徒はヨーロッパ系を中心にマオリ系、アジア系とさまざまなバックグラウンドを持ち、多国籍な多様な人々が集うニュージーランドならではの生活を体験いただけます。
2. 豊富なクラブ活動
アオテアカレッジでは、授業以外にもダンスやハカ(マオリの伝統ダンス)アート、スポーツなど様々なクラブ活動を開催しています。例えば、Art Journaling Club では、アートと言葉を組み合わせてオリジナルの日記を作っていきます。自由に自己表現をする場所として、または気軽にアートに触れる場所として、月曜日のランチタイムに開催されています。このように昼休憩や放課後の時間を利用して気軽に参加できるクラブ活等が豊富なため、趣味を作りたい方やスポーツなど自分の興味のあることで友人を作りたい方におすすめです。
3. ニュージーランドの首都ウェリントンからわずか20分!
ウェリントンは美しい港や緑豊かな丘陵地帯に囲まれた街で、博物館や美術館、シアターなどが点在し、さまざまなエンターテイメントや芸術を楽しむことができます。ウェリントンはニュージーランドの政治の中心地で治安がよくおしゃれで落ち着いた街です。また、図書館や美術館、博物館など生活に必要なものがコンパクトにまとまった生活のしやすい街でもあります。街中にはニュージーランド原産の木材を使って建てられたゴシック調の見事な大聖堂オールド・セント・ポール聖堂や国会議事堂、アートギャラリーなど点在しているため、ニュージーランドの歴史や文化を感じていただけます。
アオテアカレッジはウェリントンのベッドタウン的な地域にあります。日常的な生活は都会的誘惑が少なく、中学生・高校生でも安全に生活できるウェリントン郊外で集中して勉学に励み、週末には少し足を伸ばしてウェリントンを訪れ、ニュージーランドの文化や歴史、おしゃれな街並み、国際的なイベントなどを楽しむことができるでしょう。
4. 豊富な選択科目
アオテアカレッジには、最短1ターム(10週間前後)から留学可能です。1ターム以上であれば、2タームだけ、3タームだけの留学もできます。他にも1年間の留学、卒業を目標とした長期留学の受け入れも行っています。
いずれの期間の留学でも留学生向けの英語研修に加え、一般科目(数学や理科など)を現地学生と共に履修することができます。アオテアカレッジではニュージーランド特有のスポーツ(ラグビー、サーフィン、ボートなど)やフランス語やデザイン、演劇など、日本にはないさまざまな科目を履修できます。
5. 万全の留学生サポート体制
アオテアカレッジでは留学生サポートチームがあり、国際部のTricia氏を中心に、留学生1人ひとりにきめ細やかなサポートを提供しています。また日本人スタッフは在籍していませんが、10年以上日本語を学び、日本にも留学経験のあるスタッフが在籍しています。いざというときも日本語で相談ができ安心です。
アオテアカレッジ国際部スタッフ
その他、留学生サポートスタッフ
学年主任
学習支援(アドバイザー)
英語学習支援
カウンセラー
医師および理学療法士
2023年2月ワールドアベニューの留学コンサルタントが学校視察!
アオテアカレッジはコロナ禍の中でも積極的にキャンパスをリノベーションしていました。その結果、前回の訪問時と比べて、キャンパスの設備がかなり向上している印象を受けました。キャンパス内外の施設は非常にモダンで洗練されたデザインになっており、特にニュージーランド生まれの人気カフェ「Mojo Coffee」が運営する売店の存在など、まるで大学のような雰囲気になっていることに驚きました。
もう一つ印象的だったのは、「ハウス制」の導入です。映画「ハリーポッター」に登場するホグワーツ魔法魔術学校のような寮ではありませんが、学年縦割りで編成された4つのチームがあり、特に高学年の生徒が中心となってお互いにサポートし合いながら学校生活を送っています。この制度は生徒の主体性やリーダーシップ力を養うために非常に魅力的だと感じました。
最後に、留学生サポーターのスタッフ(トリシア)さんはとても明るく、母親のような雰囲気で生徒たちと接しており、それが非常に印象的でした。
Aotea College – キャンパス視察
アオテアカレッジのキャンパスは小高い丘の上に広がっています。近代的でおしゃれなデザインの正門からは、美しい空と青い山々に囲まれるポリルアハーバーを一望できます。東京ドーム3個分の広大な敷地には、ラグビーやサッカー、テニス、バレーボールコートなど、さまざまな競技を楽しむことのできる環境が整っています。
アオテアカレッジ視察の際は、アオテアカレッジの生徒会長 デンザー君と、すでに1年間アオテアカレッジに通っているベトナム人の留学生 シンシィさんが案内をしてくれました。留学生サポーターのHamish先生は、「僕がいて遠慮してしまってはよくない。本当のアオテアカレッジの姿を見てほしいし実際の学生の声を聞いてほしい」と、キャンパス案内の際には席を外されました。アオテアカレッジに対し、本当に自信をもっていらっしゃるんだな……と感じました。
アオテアカレッジでは、日本でいうところの5教科(外国語(英語)、国語(日本語)、数学、理科、社会)と実技4技能(音楽、技術、美術、体育)以外に、経営学、会計学、観光学、IT、デザイン、写真、演劇、ジャーナリズム、メディア学、ホスピタリティなど、さまざまな科目を履修することができます。
視察では音楽やグラフィックデザインのクラスなどを中心に見学させていただきました。
▼音楽のクラス
ニュージーランドでの「音楽」の授業はクラスメイト全員で決められた楽曲や合唱曲を一緒に学ぶ日本のスタイルとは異なり、自分たちで好きな楽曲を選び、演奏し発表するスタイルです。自分たちで自由に曲を作ることもあります。視察した際には、教室の外の廊下で木漏れ日のもと、美しい自然を眺めながら、ギターとタンバリンを片手に創作活動に取り組む生徒たちの姿を目にしました。
▼美術のクラス
色鮮やかな作品が所狭しと飾られる教室で生徒たちが思い思いに創作に打ち込んでいました。音楽の授業と同じく「何を作るのか」は生徒たちが自由に考え、創意工夫を持って作品一つひとつを作っていきます。
▼グラフィックデザインのクラス
学校案内をしてくれたデンザー君とシンシィさんも受講しているクラスということで、具体的にどのような作品を創っているのか伺いました。彼らが取り組んでいるのは森のなかに構える自然とコラボしたカフェで、グラフィックデザインを駆使して、カフェの構造や室内のデザインなどを作成していました。高校生とは思えないほど、明確なコンセプトを持ち、具体的な顧客を想定したうえでデザインされているカフェはとても魅力的でした。
▼技術のクラス
小さな工場のようにさまざまな器具や設備が整う技工室で生徒たちがさまざまな作品の製作に取り組んでいました。音楽や美術同様、自分たちで何をどのように作るのかを考え、一つひとつの作品の創作にあたるそうです。なかには大きな家具を作るために共通の目的を持つ者同士グループを組み創作活動にあたっている生徒もいました。
在校生からのメッセージ【動画】
まとめ
いかがでしたでしょうか。アオテアカレッジはオークランドの高校と比較すると学費や滞在費もリーズナブルです。日本語対応可能なスタッフも在籍しているため、日本人留学生は少ないものの安心して留学できる環境が整っています。ニュージーランドならではの体験ができるアオテアカレッジへの留学をご希望の方はぜひワールドアベニューまでお問合せください。